【編集部おすすめモノ・コト】おめでとうグッドデザイン賞2019受賞作 紹介(2)

 

 

 

【編集部おすすめモノ・コト】
おめでとう!!
グッドデザイン賞 2019年度受賞
受賞作 紹介(2)

 

 

 

公益財団法人日本デザイン振興会は、主催事業であるグッドデザイン賞の2019年度受賞結果を10月2日(水)に発表しました。

2019年度グッドデザイン賞は、4,772件を対象に審査を実施した結果、全1,420件の受賞が決定しました。「グッドデザイン賞」は、1957年に旧通商産業省によって設立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を継承する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。単にものの美しさを競うのではなく、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、身の回りのさまざまな分野から見いだし、広く伝えることを目的としています。世界でも有数の規模と実績を誇るデザイン賞として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加するとともに、よいデザインを社会に広める運動としても多くの人びとから支持されています。

また、10月31日(木)から11月4日(月)まで2019年度グッドデザイン賞の受賞作を紹介するGOOD DESIGN EXHIBITION 2019が東京ミッドタウン(六本木)で開催されます。

【関連記事】
・2019年度グッドデザイン賞の受賞作を紹介するGOOD DESIGN EXHIBITION 2019を、10月31日(木)から11月4日(月)まで東京ミッドタウン(六本木)で開催します。



インテリア情報サイトでは、2019年度グッドデザイン賞の受賞作や展示の様子などを数回にわたって紹介していきます。

 

第2回目は、「ロングライフデザイン賞」や「グッドデザイン・ベスト100」を受賞した優れたプロダクト製品を4点、グッドデザイン賞1点をご紹介します。

 

 

 

|天童木工 「2019年 グッドデザイン」、「ロングライフデザイン賞」、2賞を受賞

株式会社天童木工では、低座イス (S-5016NA-ST)が 2019年度「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を、スギの圧密技術を使用したチェア「bambi」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。ロングライフデザイン賞は長年にわたりユーザーから高い支持を得て、今後もその価値を発揮し続けるであろうデザインを顕彰する賞です。
 

■ 低座イス(S-5016NA -ST)

 

 

 

低座イス ―和洋のくらしに溶け込む、ジャパニーズモダンを代表する家具―

低座イスは 20世紀の日本建築界を代表する建築家・坂倉準三によりデザインされました。その原型は1948年に日本舞踏家の吾妻徳穂が和室で使用するために特徴的な橇型の脚に竹籠の背と座を用いた“竹籠座低座椅子 ”として考案され、1957年頃に現在のデザインにつながる扁円形の背と座が与えられました。その後、1960年に一般向けに販売を開始し、1964年にはグッドデザイン賞も受賞しています。座面の高さは 29cm。足を投げ出した姿勢で座れ、床座の人と同じ目線で過ごすことができます。また、広い座面はあぐらもかくことができます。着座時には厚みのあるクッションが身体をしっかり支えてくれるため、足腰に負担をかけずにお座りいただくことができます。現在では、和室のみならず、カーペットやフローリングといった洋室にも多く使用され、住宅だけでなく、旅館やホテル、近年ではカフェやオフィスなど様々なスタイルで使われています。
 

D&DEPARTMENT KYOTO


 

■ スギの圧密技術を使用したチェア「bambi」

チェア「bambi」は、『2019年度 グッドデザイン賞』を受賞しました。スギの圧密技術を使用した天童木工の独自技術である、軟質針葉樹を圧密化し、成形合板に応用する技術「 Roll Press Wood」を活用してつくられています。国産のスギ材ならではの豊かな木目の表情と、針葉樹では難しかった軽快なデザインを実現しています。

背と座とフレーム、必要最低限のパーツで構成されたミニマルなチェア。軟質針葉樹の強度を広葉樹同等まで高める「Roll Press Wood」技術によって、これまでスギ材では不可能だったスリムで軽快な意匠を実現しています。また、圧密によって強度の向上を計りながら、変色が無く、スギ材本来の色味や風合いが活かされていることも特徴のひとつです。成形合板の特性を活かしたシンプルな意匠で、ホームユースからコントラクトまで幅広く対応します。



屋外向け仕様の実現

「bambi」はセミオーダーにて、屋外仕様にも対応します。天童木工が特許を取得した新技術『圧密浸漬処理』によって、防腐・防蟻の他、難燃などの様々な機能を付加できるようになりました。これによって、屋外で長期間使用しても木材の変色や腐食が発生し難く、風雨にさらされても新品同様にお使いいただける家具を実現しました。こちらの技術を用いた老健施設のガーデン用の家具など、いくつかの納入が実現しています。
 

【関連記事】
・プライウッド(成形合板)を主力とする日本を代表する家具メーカー「天童木工」は、「木材薬液処理方法 -圧密浸漬処理(あつみつしんせきしょり)-」の特許を取得しました。


天童木工
http://www.tendo-mokko.co.jp/

 

 

 

 

 

| アクタス テーブルウェアコレクション HIBITO「グッドデザイン・ベスト100」 に選出

インテリアショップを運営する株式会社アクタスは、2019年4月にローンチしたデンマーク人デザイナーCECILIE MANZ(セシリエマンツ)と厳選した日本の産地で作るグラス、カトラリー、セラミック(全15種類)からなるオリジナルテーブルウェアコレクション 「HIBITO(ヒビト)」 が、2019年度グッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」 に選出されました。

 

■「HIBITO」

日用品をより美しく。デンマーク人デザイナーとアクタス、そして日本の産地で作るテーブルウェアシリーズ

セラミックコレクション/素材:磁器

長崎・波佐見で作られる磁器は、手に取りやすく、用途を選ばない汎用性、そして重ねた時の収まりの良さにこだわりました。

 

 

カトラリーコレクション/素材:ステンレススチール

新潟・燕三条で作られるカトラリーは、特にスプーンやフォークなど口に触れるエッジの滑らかな形状と美しく持てる角度にこだわりました。



 

グラスウェアコレクション/素材:ガラス

創業140年以上の老舗で作られるグラスウェアは、手に馴染み、口に触れたときに不安感のない心地よい薄さを追求しました。

 

HIBITO by CECILIE MANZ

HIBITOは、今日生み出されがちのデザインとは一線を画した、伝統的でスタンダードなデザインです。「日々と道具」「 日々と布」「 日々と器」「 日々と大切に寄り添う」日常使いのモノにこそ美しいデザインをテーマに、デンマーク人デザイナー、セシリエ マンツを招聘して開発したテーブルウェアシリーズです。

その伝統性を感じさせるデザインと同時に、毎日使うものだからこそリーズナブルで美しく、機能的で、使っていてストレスを与えないディテールにこだわったのがデザイナー/セシリエ・マンツであり、そのデザインを具現化できたのが、日本の職人たちの深い知識と繊細で卓越した技術でした。「高価なものが必ずしも暮らしの道具としていいデザインであるとは限りません。HIBITOが持つ非常に美しい側面のひとつは、人々が気軽に手に取りやすい価格であるということです。それがHIBITOの大切なゴールでした。」とセシリエ自身が語っているように、美しくて使いやすく、かつリーズナブルな価格にするために、製造は全て80年以上続く日本の老舗メーカーと協力しながらカトラリー6種、セラミック6種、グラス3種計15点を開発。

Cecilie Manz セシリエ・マンツ
陶芸家のボディル・マンツを母に持ち、幼少期には両親と共に日本の有田(窯業の産地)で過ごした経験をもつ。日本とデンマークの両国で、多くの職人や芸術家に囲まれて育った彼女は、「Everything is Possible」という信条のもと、フリッツ・ハンセン社、バング&オルフセン社、フレデリシア社などから数多くの家具や雑貨を発表。2004年 Danish Design Award、2007年 フィン・ユール プライズのほか、2014年には、デンマークで最も貢献した文化人に授与される、「Crown Prince Couple’s Culture Prize」をデザイナーとしては初めて受賞するなど、数多くの受賞歴を誇り、現在、世界中のデザイン関係者から最も注目を集めるデザイナーの一人として、活動を続けている。


 

【関連記事】
・今年で50周年を迎えるアクタスは7月に青山で開催した“これまでの歴史を振り返り、この先の未来を語るミュージアム” 「大アクタス博」を大阪・心斎橋/京都・烏丸/神戸・六甲にて巡回展を開催します。


株式会社アクタス
URL / https://www.actus-interior.com

 

 

 

 

 

 

| COTODAMA リリックスピーカー [キャンバス] 「グッドデザイン・ベスト100」 に選出
Lyric Speakerを開発・販売するCOTODAMAのリリックスピーカー [キャンバス]が2019年度グッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」 に選出されました。

 

■ Lyric Speaker Canvas リリックスピーカー キャンバス

歌詞がアートのように浮かび上がる次世代スピーカー“リリックスピーカー”


『Lyric Speaker Canvas』は、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカーです。モバイル端末から好きな音楽を再生すると、その楽曲の歌詞が前面のボードに浮かびあがり、背面のボードからは美しいサウンドが響き渡ります。モチーフは、壁に立て掛けられた2枚のレコードジャケット。ひとつは歌詞を映し出すスクリーン、もうひとつにはメッシュで覆われたパネルの後ろにスピーカーが隠れています。2枚のパネルを斜めにすることで生まれる背面のスペースに、音質に必要な容積と機械を収めるボックスを配置しています。

「歌詞をインテリアのように飾って楽しむ」というコンセプトで、より多くの方々の暮らしに溶け込みながら、歌詞を楽しんでいただきたいという想いが込められています。ふと目と耳にしたアーティストの言葉に背中を押されたり、何かを気づかされたり。『Lyric Speaker Canvas』は、そんな言葉からのインスピレーションを毎日の暮らしに提供するスピーカーです。

 

ストリーミングサービスやワイヤレススピーカーにより、音楽がますます気軽に楽しめる現代。しかし、音楽に対して心が震える時間という「感動の質」に対しての体験の進化は、あまり無いように思います。音楽の感動における大きな要素である「アーティストからのメッセージ」つまり歌詞をより豊かに味わえるこのプロダクトは、レコードやCDのジャケットを食い入るように見ながら、アーティストからの言葉に、励まされたり、何か気づきをもらったりしていたような、豊かな音楽との対話の時間を与えてくれます。絵やレコードを飾るように「言葉を飾る」ことで、暮らしの中に常にアーティストの言葉が溢れます。

 

株式会社COTODAMA
歌詞を味わいながら音楽を楽しむ体験を提案することで音楽がもっと心に響き、暮らしが、人生が、豊かになる。世界中の誰よりも、この視点に基づき、あらゆるUI&UXを企画開発設計している集団でSIX、dot by dot、THE GUILD、WOWの日本を代表するクリエィティブカンパニーで組成された合弁会社。パートナーとして産業技術総合研究所、シンクパワー、YOYが参加。リリックスピーカーの製造開発販売は世界32か国で展開、また、2018年1月にはPioneerDJ株式会社と共同開発したDJソフトウェア(rekordbox lyric)が販売開始されている。
https://lyric-speaker.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

|  ダルトン 初めての受賞で2019年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」に選出

株式会社ダルトンが設計した実験台savanna+(サバンナプラス)が2019年度グッドデザイン賞を受賞し、その中でも特に優れた100件である「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。
 



研究施設製品として初のグッドデザイン賞ベスト100を受賞したsavanna+(サバンナプラス)は、単なる実験台ではなく
研究者の新たなワークスタイルを実現するために開発しました。理想的なオープンラボを構築するために最も重要な室内の“視認性”を確保し、研究者同士の真のFace to Faceを促し、煩雑になりがちな実験台周りの備品についても研究者とワークショップ形式で収納の在り方を整理することで、十分な収納力のあるアウトプットを実現しました。研究者同士のコミュニケーションを活性化させることで、更なる科学技術イノベーションが加速する環境の構築を目指します。
 

 


 


理想的なオープンラボを構築するために最も重要な、室内の“視認性”を確保し、研究者同士の真のFace to Faceを促す開放的な佇まいとしました。 同時に、煩雑になりがちな実験台周りの備品についても、研究者とワークショップ形式で収納の在り方を整理することで、視認性を損なわず十分な収納力のあるアウトプットを実現しました。研究者同士のコミュニケーションが活性化し、アクティブな研究活動を促進した結果、更なる科学技術イノベーションが加速する環境の構築を目指します。

ダルトンがデザインしたものは単なる実験台ではなく、研究者の新たなワークスタイルそのものです。

 

株式会社ダルトン
https://www.dalton.co.jp/catalog_dl/

 

イトーキグループ
https://www.itoki.jp/

 

 

 

グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

 

グッドデザイン・ベスト100とは
グッドデザイン・ベスト100は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性など総合的に優れているとして高い評価を受けた100点です。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインであり、今年度グッドデザイン大賞候補(ファイナリスト)をはじめとする特別賞各賞がグッドデザイン・ベスト100の中から決定し10月31日に発表されます。
https://www.g-mark.org/activity/2019/best100.html

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2019.10.14)

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