【インタビュー】 世界に挑戦し続ける日本企業 「arflex」

新たな歴史を作る新規顧客

その後、日本のバブル経済崩壊など紆余曲折があっても、この約45年間日本のインテリアシーンを牽引してきたアルフレックスジャパンですが、ここ数年の売上げの約6割が、リピーターの顧客に支えられたものでした。

しかし、時代も世代も大きく変わりました。アルフレックスジャパンが提案する「家具を通した豊かなライフスタイルの実現」という思想をさらに広めるためには新規顧客が必要です。そして、新規顧客を獲得すると同時に、より良い関係を継続して作り上げていかなければなりません。

新たな歴史を作る新規顧客層開拓を考えたとき、初めて住居を取得するファミリー層をターゲットにしようと思いました。とおっしゃるのは保科卓さん。アルフレックスジャパンの思想をしっかり継承し、若いファミリー層のライフスタイルに合う商品を提供することを念頭に新商品開発をしました。

新しいターゲット向けの商品開発には3人の若手日本人デザイナー藤森泰司氏、坪井浩尚氏、倉本仁氏を起用。開発には3年以上かかりましたが、結果それらの新商品は見事にヒットしました。今後のアルフレックスジャパンを支える新しい定番がここに誕生したのです。

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こうしたマーケティング戦略を基にし、リピーターが販売比率の多くを占める中、新商品のデザインや価格戦略なども含めて見直すことで、新規顧客を増やすことを成功させたのです。

2008年には旭川の自社工場「旭川ファクトリー」を開設しソファは100%工場で生産。

10年保証対象製品の拡充や販売から20年以上経った製品の生地の張り替えなど、メンテナンスサービスも充実。品質管理、納期短縮、コストの軽減、メンテナンス強化と、良質な製品を長く安心して使っていただくシステムづくりは出来上がっています。

イタリアのモダンテイストの感覚も忘れてはいません。メインブランドのarflex(アルフレックス)を中心に、システム収納、ソファをはじめとする製品の高い技術力とデザイン性の高さで世界的にハイエンド家具界をリードするMolteni&C(モルテーニ)、1920年より3代に渡り培われてきた木工のノウハウをもち、材の選定・技術・環境への配慮など、イタリア最高峰のクオリティを持つ無垢材家具ブランドRiva1920(リーヴァ)、オリジナル開発される高品質な素材を用い、その特性を最大限に活かしたデザインと鮮やかな色調をもつ、美しく独創的なラグや家具を展開するPaola Lenti(パオラ・レンティ)とイタリアの4つのモダンファニチュアーブランドを展開しています。

 

arflexMolteni&CRIVA 1920PAOLA LENTI

arflexMolteni & CRIVA 1920PAOLA LENTI


arflex
http://www.arflex.co.jp/

 

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(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2014.03.23)

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