歴史的建造物を舞台に復活したクリエイティブの祭典“AnyTokyo 2019”

 

 

【PHOTO】レポート
歴史的建造物を舞台に復活した
クリエイティブの祭典“AnyTokyo 2019”

 


AnyTokyo 実行委員会は、2019 年11月16日(土)~ 24日(日)まで、kudan house( 東京・九段下 )にてクリエイティブの祭典“AnyTokyo 2019”を開催。

AnyTokyoは、2013年度からスタートし、現在までのべ52組のクリエイターが出展、約3万人が来場したクリエイティブの祭典で、2015年に開催した国の重要文化財・増上寺から4年ぶりの開催です。4回目となる本年は、“Crazy Futures /かもしれない未来”をテーマに、プロダクト、ファッション、インテリア、建築、ロボティクス、コミュニケーション… 暮らしにイノベーションを起こすこれからのデザインが国内外から集結。ジャンルを超えた各分野のイノべーターたちが昨年有形文化財として登録された歴史的建造物、kudan houseを舞台に魅力的な作品を展開します。

今年の出展者は22組のクリエーターの出展となりました。展示の一部を紹介していきます。

 

【関連記事】
・AnyTokyo実行委員会は、2019年11月15日(金)~24日(日)、kudan house(東京・九段下)にて様々な分野の美しきデザインやアイデアが集結するクリエイティブの祭典“AnyTokyo(エニートーキョー)2019”を開催。

 

 

有形文化財の歴史的建造物「kudan house」での開催!!



kudan house(旧山口萬吉邸)は、1927年に竣工した地下1階から地上3階までの邸宅です。和室や、ダンスホールの居室、庭に面したスクリーンポーチなど、延床約850㎡の和洋折衷の洋多種多様な空間で開催されるクリエイティブの祭典“AnyTokyo(エニートーキョー)2019”は、想像以上にボリュームのある展示でした。

 

 

 

■ 憑依する凡庸さ畏れ Mediocrity|高島マキコ

女性が蜘蛛へと変身するギリシャ神話上の生物を土台とし、新しい生物を“サイボーグ”として、身体につなげたという作品。恐怖の概念を翻訳し具象化された媒体としての“妖怪”に着目し、文化人類学を元に現代社会の痛み・恐怖をリサーチしてつくられた作品。女性が蜘蛛へと変身して“妖怪”になることが、そもそもとてもひどい偏見であることがわかる作品です。

 

 

 

■ glow.grow|TAKT PROJECT

姿形を完成させるデザインではなく、そのプロセス自体がデザインと考えた作品。光で固まる樹脂を使い、LEDで光があるところは樹脂が硬化していくが、あたらないところは樹脂は延々と溶けていき、どんどんと姿を変えながら光り続けていく。光る事で成長し、成長する事で光が変わる。機能が新たな機能を生んでいくあらたな発想のデザインです。一週間後の終了日にはまったく違う容になっている作品です。

 

 

 

■ 予想外の美|鈴木啓太 [PRODUCT DESIGN CENTER]

江戸時代に生まれ、主に刀の鞘の装飾で用いられてきた「ひび塗り」を、箔の上に漆を塗ることでその技法を発展させ守ってきた工房との出会いにより完成された作品。100年後も残るプロダクトとは?と考えた鈴木氏の、時代によって変化し続け、美しさを更新していく素材や技法の追求で描いてきたものの在り方を形にできた逸品。世界中どこでも同じ品質のプロダクトが手に入る時代だからこそ、「コントロールできない」自然な手法は、貴重で存在感をもたらすものであることを感じさせてくれる作品です。

 

 

■ Imagine The Number of Photons|脇田玲


会場入り口脇に展示された作品
 




小さな個室に光と認知に関する実験的作品が並んでいます。光の粒子を光子といいます。目の前に飛び交う光子を想像しながら見てください。ということで部屋に入ってじっくりとご覧ください。

 

 


 

■  LIGHT OF YOY|YOY

ライト部分が自然に光る写真
 


筆で描いた部分だけが光る絵
 


笠が紙1枚でできた照明
 


支柱ポールが途中までしかない電気スタンド

「空間とモノの間」をテーマに家具や照明、インテリアのデザインを行っているデザインスタジオYOYは、人がモノを知覚する際に生じるズレに着目し、その裏側にある視覚的補完、思い込み、想像力といった人の心理的な性質や能力にアプローチすることで、一見するとその仕組みがどうなっているのかわからない不思議なプロダクトを展示。ミラノサローネでも評判を呼んだ作品が集まった空間は、小さな驚きをもたらす場所でした。

 

 

 

■ Unplugged Appliances |松山祥樹


冷蔵庫を創造させるキャビネット
 


必要とされなくなったエアコンの場所にクリアな棚

これから時代の変化や流れの中に消えていく家電が存在していくでしょう。そこに生まれた空白を、便利や効率のための新たなテクノロジーで埋めるのではなく、もっとシンプルで小さな幸せで満たせたらよいのではないかと考えて、かつての家電の面影を感じるような、シェルフやキャビネットのシリーズをデザインした作品。

 

 

■ ANY CHANCE|井上嗣也、新良太、西村裕介、吉田多麻希


3階のダンスフロアを使った写真アートの展示はこの部屋にぴったりのものでした。

 

その他、国内外の多種多様な才能溢れる、ジャンルを超えた各分野のイノべーターたちの作品が展示されています。

私たちの想像力や創造力を刺激し、この場がきっかけとなって優れたビジネスモデルが生まれたり、社会課題の解決に繋がったりする。そんな“新しい何か” が 生み出される祭典を目指しているAnyTokyoです。

是非、ご興味のある方は足をお運びください。

 

 

 

 

 

【開催概要】
イベント名:AnyTokyo2019(エニートーキョー2019)
テーマ:Crazy Futures /かもしれない未来
会期:11月15日(金)~24日(日)
時間:11:00-19:00(最終日24日は17:00まで)
会場:kudan house 東京都千代田区九段北1-15-9) → map
入場料:一般:¥1,000 / 学生:¥500
主催者:AnyTokyo実行委員会、株式会社AnyProjects
公式HP:http://anytokyo.com/2019/
公式FB:https://www.facebook.com/anytokyo/
※チケット購入方法・トークイベント詳細については、随時FBでお知らせいたします。
※会場は、靴を脱いでいただき、スリッパをお履きいただきます。
※皆さまに快適にご覧いただくため、人数制限を設けており、お待ちいただく場合があることをご了承ください。

 

 


http://anytokyo.com/2019/

 

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2019.11.18)

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