【編集部おすすめコト】夏休みに行きたい美術館の展覧会を紹介

 

 

【編集部おすすめコト】
日本が世界に誇る名建築の美術館
夏休みに行きたい美術館の展覧会を紹介

 

 

日本にはたくさんの名建築の美術館があります。2019年の夏休みに行きたい「名建築 美術館」の工芸・デザイン・アート・写真の展覧会をまとめました。


 

1.  21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)

21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)は、東京都港区の旧防衛庁跡地に誕生した複合施設「東京ミッドタウン」内に作られたデザイン専門施設です。

すでに海外に存在している様な工業製品を並べただけの展示場所から脱したいという思いと、デザイナー・企業・職人・使い手という個々の点を一つの線へとつなぐ『デザインの拠点』が必要であるとの考えから、2007年、東京ミッドタウンのオープンと合わせて新設されました。デザインという視点から日常的な出来事や物事に目を向け、企画展を通して様々な発見や提案を行い、「デザインについてリサーチし考える場所であると共に、ものづくりの現場でもある」として、従来の『ミュージアム』との違いが強調されています。

建築設計は安藤忠雄氏が担当しました。テーマは「日本の顔としての建築」。日本一長い複層ガラス(11.4 m)や、折り曲げられた巨大な一枚鉄板の屋根(約54 m/約450 m2)を用いるなど、日本が持つ建築技術を最大限に追求し設計されました。また一枚鉄板には、三宅一生が取り組んできたテーマ「一枚の布」に対応するという意味が込められています。地下階が延床面積の約8割を占め、地上で見ただけでは想像出来ないボリュームがある空間です。

 


安藤忠雄が建築設計した21_21 DESIGN SIGHT

 

21_21 DESIGN SIGHT 企画展 「虫展 -デザインのお手本-」開催

21_21 DESIGN SIGHTでは、2019年7月19日(金) 〜 11月4日(月・祝)の期間、企画展「虫展 -デザインのお手本-」を開催します。展覧会ディレクターにはグラフィックデザイナーの佐藤 卓、企画監修には虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司を迎えます。
 

【関連記事】
・21_21 DESIGN SIGHT 企画展 「虫展 -デザインのお手本-」開催

 

 

 

 

 

| 金沢21世紀美術館(かなざわにじゅういっせいきびじゅつかん)

金沢21世紀美術館は、石川県金沢市広坂にある現代美術を収蔵した美術館。

観光客の多く立ち寄る兼六園の真弓坂口の斜め向かいに当たり、金沢城を復元中の金沢城公園の入口からも近く、繁華街の香林坊や片町からも徒歩圏内にあります。市の中心部に立地した都心型の美術館で、周囲には金沢能楽美術館、石川近代文学館、石川県立美術館、石川県立歴史博物館などテーマの異なる芸術関連施設があり、文化ゾーンを形成しています。また、金沢21世紀美術館では、無料入場できる範囲を広く取っており、多数の作品を無料で鑑賞することができます。

建築設計は妹島和世氏と西沢立衛氏のSANAA。世界中の美術館の展示室をモデルに正方形や長方形、円形などさまざまなタイプの理想的な展示室の提案から、それらの展示室を集落のようにおのおの独立させて配置。天井と円形のガラスの外壁とで覆っている建物は地上1階、地下1階建て。芝生の敷地中央にあり、円形(直径112.5m)総ガラス張りで正面といえる面がなくすべてが正面のようです。兼六園方面、香林坊方面、柿木畠方面などの方向からも入場できます。

設計のSANAAは、この建物等によりヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展の最高賞である金獅子賞を受賞しました。


妹島和世と西沢立衛のSANAA設計の金沢21世紀美術館

 

・金沢21世紀美術館「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」開催

チームラボは、石川県・金沢市の現代美術館「金沢21世紀美術館」にて、8月9日(金)から9月1日(日)まで会期で、個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」を開催します。

【関連記事】
・金沢21世紀美術館「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」開催

 

 

 

 

| 東京国立近代美術館の分館 工芸館

皇居・北の丸公園内にある工芸館はの森中に佇む美しい美術館です。東京国立近代美術館の分館として陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなど、近現代の工芸およびデザイン作品を展示しています。

建物は、明治43年(1910年)3月に陸軍技師・田村鎮(やすし)氏の設計により建てられた近衛師団司令部庁舎を、美術館仕様に改修したものです。第2次大戦後、荒廃したままに放置されて、一度は取り壊しの対象となった旧司令部庁舎は、明治洋風煉瓦造建築の典型として、また、官公庁建築の重要な遺構として、その建築的価値を惜しむ声がよせられたことから、昭和47年(1972年)年、東京国立近代美術館分室として活用することで、旧近衛師団司令部庁舎」として重要文化財に指定されました。

外観および玄関、広間の保存修理工事と、谷口吉郎氏による展示室の設計に基づく内部の改装によって、工芸部門の展示施設として再生した建物は、昭和52年(1977年)東京国立近代美術館工芸館として開館しました。修復にあたって建築当初のスレート葺に復元された屋根や、正面ホールから2階に伸びる両袖階段には、往時の重厚な装いを見ることができます。また、ゴシック風の赤煉瓦の簡素な外観は、四季折々に周辺の樹木と調和して、独特のたたずまいをみせています。

※ゴシック風の赤煉瓦の工芸館は2020年に石川移転が決定しています。
 

・東京国立近代美術館工芸館「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」開催

東京国立近代美術館工芸館は、2019年7月13日(土)-2019年9月1日(日)まで「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状-Did You See It?―Challenges from the Kids」を開催します。

 

【関連記事】
・東京国立近代美術館工芸館「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」開催

 

 

 

|   清里フォトアートミュージアム

山梨県の清里フォトアートミュージアムは、八ヶ岳、富士山を望む豊かな自然環境を持つ敷地に建つ写真美術館です。

建築家の栗生明氏の設計で、森の中の路を進むと、高台に忽然と姿を表すミュージアムで、周辺の自然と緩やかに連続していくことを目指して、建物の内部空間と18カ所に散在する庭などが設計されました。ランドスケープ、家具、建築、それぞれが相互干渉し合うことにより、場の力が増幅され、環境の全体性の獲得を目指しました。家具デザイナー藤枝和子氏によるエントランスを横断する巨大なフォルムはアートを予感させ、リズムや色彩、材質、量感などのバランスが空間に活力を生み出しています。展示室から出ると、南北を貫き、高い天井と連立する柱で構成されたガレリアには外光が降り注ぎ、アルミとガラスを素材とした書棚が配置されています。
 

・清里フォトアートミュージアム「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」開催

伝説の写真家”ロバート・フランクの作品106点を展示!清里フォトアートミュージアムでは、2019年6月29日(土)~9月23日(月・祝)まで「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」を開催します。

【関連記事】
・清里フォトアートミュージアム「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」開催
 

 

 

 

 

 

 

| 国立新美術館

東京・六本木にある国立新美術館は、日本で5館目の国立美術館として、2007年(平成19年)1月に開館。独立行政法人国立美術館に所属している中で唯一コレクションを持たない為、英語名は収蔵品を持つのが通常であるミュージーアムではなくアートセンターを用い、「ナショナルアートセンター・トウキョウ THE NATIONAL ART CENTER-TOKYO」を名乗っています。

設立目的を展覧会の開催・情報収集およびその公開・教育普及としていますので、図録・研究書類はライブラリに収められ来館者も閲覧でき、現在開催中や近い将来の展覧会に関しては、ライブラリに併設された「コモンズ(共有地)」という名の場所でポスター閲覧・チラシ集めなどの情報収集ができます。現在、日本の展覧会カタログを過去に遡って網羅的に収集しており、既に日本では最も多く展覧会カタログを所蔵していています。

設計は黒川紀章氏で同氏設計の美術館としては最後のものとなりました。コンセプトは「森の中の美術館」。弧を描く美しい建築で、緑の広場と全面ガラス張りの明るい外観が観客を迎えます。地下1階、地上4階、敷地面積30,000平方メートル、延床面積47,960平方メートルは日本最大です。

http://www.nact.jp/
 

・国立新美術館 「吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵」特別公開

2015年京都で披露され大きな話題となった「吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵」が国立新美術館 正面入口前にて、2019年4月17日(水)から2021年5月10日(月)まで特別公開されます。

【関連記事】
・国立新美術館 「吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵」特別公開

 

 

東京、金沢、清里の名建築の美術館を紹介しました。旅のスケジュールに展覧会見学を入れることは、充実した時間が作れ特別な思い出となります。そこが心を奪われる名建築ならなおさらです。この夏の休日は、是非、各地の美術館を訪れ、心豊かな時間をお過ごしください。

 

 

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2019.07.01)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ