倉本仁 製造過程で生まれる端材をアップサイクルする取り組み新ブランド【コソンコクス】に参画

 

 

 

倉本仁 
製造過程で生まれる端材をアップサイクルする取り組み

新ブランド【COSONCO QS】の製品デザインに参画

 

 

JIN KURAMOTO STUDIOからデザイナー倉本 仁氏が手掛けた製造過程で生まれる端材をアップサイクルする取り組み新ブランド【COSONCO QS (コソンコクス)】に参画したニュースが届きましたのでご紹介します。

 


北海道旭川市で木製家具の製造販売を行うカンディハウスと、北海道砂川市で馬具・皮革製品の製造販売を行うソメスサドル。デザイナーに倉本仁、アートディレクターに谷内晴彦を迎え、両社による新ブランド【COSONCO QS 】が誕生しました。

【COSONCO QS 】の製品は、製造過程で生じる端材を積極的に取り入れ、玩具でも置物でもない、日常の傍で豊かさを感じられるアートオブジェをつくりあげました。

木目や節の具合により家具製造に適さない木材や、繊維の締まりが不十分で鞄や馬具、家具の張地にはむかない皮革。また、素材取りの際に発生する破片など、製造の過程でどうしても発生してしまう端材。主要製品に使用できない材料の活用を、両社とも長年に渡り模索し続けていました。自然の恵みから享受した良質な素材を、単なるアップサイクルに留めず、製造の川上から川下まで、一貫性を持った適切な価値を市場に提案します。

 


Designer Message
ものづくりのプロセスでどうしても出てしまう端材。この端材に再び命を吹き込むプロジェクトに参画してほしいとの打診を受け、初めて両社の工場を訪れた時、その端材と呼ばれている材料の高い品質に驚いた。家具や馬具は比較的大きな製品である為、そこから生まれる端材も大きい。そしてそれぞれが最高品質の木と革を使用しているため、私が手にしたそれはもはや端材と呼んでいい物ではないとさえ感じた。当初、一般的なインテリア小物から始まった製品企画はやがて、少しだけ機能を携えたアートオブジェへとアプローチを変えた。用途や機能を持たない存在ほど、そこに趣向性が生まれ、素材をより価値あるものに変えてくれるのではないかと思ったからだ。我々はそれを「FunctionalToy」という言葉で呼ぶことにし、与えられた木と革に敬意を払いながら、人々の心や空間をより豊かにするいくつかの作品をつくりあげました。

倉本 仁

 

Designer Profile
倉本 仁 | Jin Kuramoto
プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の”スタジオ”は常にインスピレーションと発見に溢れている。
iF Design Award、Good Design賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。
http://www.jinkuramoto.com

 

 

 

 

 

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(文:制作_インテリア情報サイト編集部_3  /  更新日:2022.10.27)

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