安藤忠雄の建築作品集【0】【1】【2】【3】【4】

 


建築家・安藤忠雄の作品集

『Tadao Ando|0 Process and Idea 安藤忠雄の建築(増補改訂版)』(TOTO出版)
本書は4巻まで刊行されている同シリーズの0巻。1巻に先立ち刊行されたということではなく、各プロジェクトの原点に迫るという意味が込められた「0」となっています。収録された72作品(11作品を新たに追加)を通じて、安藤氏が最初に描くスケッチが、図面に起こされ、模型でスタディされ、建築ができあがるプロセスをうかがい知ることの出来る一冊になっています。

 


『安藤忠雄の建築 1 住宅』(TOTO出版)
第1巻は住宅の特集となっています。安藤氏の処女作は富島邸で、その後も住宅作品を数多く手掛けています。安藤氏が挑戦するのは「限られた素材、要素で新しい建築をつくること」ですから、住宅を作れば作るほどに、想像力の限界を試されることになります。本書の中で安藤氏は最後の仕事は住宅だと明言していますが、それは理想というよりは、覚悟なのではないでしょうか。安藤氏の最後の住宅を想像すること― これこそがこの一冊の究極の楽しみ方ではないでしょうか。

 

 

 

『安藤忠雄の建築 2 海外』(TOTO出版)
第2巻は海外プロジェクトの特集となっています。安藤氏の建築は単純な形態で構成されているが故に、施工精度の善し悪しが直接建築の質に跳ね返ってきます。日本の高い建築施工技術が望めない海外での仕事は、文化の違いや距離の問題も相まって、苦戦の連続であったことが本書でも伺えます。しかし、乗り越えるべき課題の多さによって、挑戦をし続ける安藤氏の建築家像が浮き彫りにされているようです。

 

 

 

『安藤忠雄の建築 3 海外』(TOTO出版)
第3巻は日本での仕事が「公共性」をテーマに特集されています。雑多な都市空間、あるいは壮大な自然の中において安藤氏の建築はぽっかりと空く余白のような空間を生み出します。収録されている写真には人が写っているカットが多く、それは建築のスケールを掴み易くするためというよりは、実際に利用されている風景を見せるためと考えられます。環境と人をつなぐ為の場所としての建築をつくることを通して、安藤氏が公共性とどう向き合ってきたかを知ることのできる一冊です。

 

 


『安藤忠雄の建築 4 海外』(TOTO出版)
第4巻は「挑戦」がテーマです。独学で建築を学び、他者に追随することなく建築家人生を歩んできた安藤氏の取り組みは常に挑戦であったといえます。そのことを振り返り、総括する意味合いもあるでしょうが、新たな挑戦としての活動にも注目して読みたい一冊です。急激な発展を続ける中国でのプロジェクトや、歴史的な文脈の色濃い欧州での建築再生プロジェクトなど、より複雑で現代性を孕む仕事に加え、巻末にはアーバンプロジェクトと題された、建築家人生を通して続けてきた取り組みの歴史が収録されています。

 

 


安藤 忠雄(あんどう ただお) プロフィール
1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年安藤忠雄建築研究所設立。代表作に「光の教会」「ピューリッツァー美術館」「直島・地中美術館」など。1979年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、2005年国際建築家連合(UIA) ゴールドメダル、2010年ジョン・F・ケネディーセンター芸術金賞、後藤新平賞、文化勲章、2013年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、2015年イタリアの星勲章グランデ・ウフィチャ―レ章、2016年イサム・ノグチ賞など受賞多数。1991年ニューヨーク近代美術館、1993年・2018年にパリのポンピドー・センターにて個展開催。イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。1997年から東京大学教授、現在、名誉教授。

 

 


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(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1  /  更新日:2019.10.10)

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