未完の教会建築プロジェクト 『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』


 

スペインが誇る巨大建造物の神秘に迫ったドキュメンタリー

 

年間300万人が訪れ、今や知る人ぞ知る建築物となった世界遺産「サグラダ・ファミリア」。 
なぜサグラダ・ファミリアは人々を惹きつけてやまないのか、いかにしてガウディの死後その遺志は受け継がれてきたのか。 

 


 

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』作品紹介 

かつて、完成までに300年かかると言われていた、アントニ・ガウディ世紀の一大プロジェクト「サグラダ・ファミリア」は、いかにして2026年完成予定となったのか。 

スペイン、バルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、年間3百万人を超える世界中からの観光客を魅了するバルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア。カタルーニャ州の建築家アントニ・ガウディが構想し、1882年の着工から133年経った現在に至るまでいまだ完成していない建築プロジェクトを、スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビューによって解明するドキュメンタリー。 

 





そんなサグラダ・ファミリア建設の神秘に迫るドキュメンタリー映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』に、建築業界を飛び越え様々な方から絶賛コメントが到着。 


ヤマザキマリ(漫画家) 
時空という概念を覆した建造物サグラダ・ファミリア。ガウディが地表に種を蒔き、建造に携わる様々な人々の力で天空に向かってそびえ続けるその佇まいは、人間のとらわれない創造性を讃える、建物というかたちをした果てしない小宇宙だ。合理性が優先ではない建築というものが毅然と存在する素晴らしさをこの映画で痛感した。
 

光嶋裕介(建築家) 
建築には、その建築に携わった人の数だけ「想い」が宿る。この映画を通して私たちは、愛情を注ぎ、情熱を込めながらつくり上げられた幸福な建築の神秘的な姿を目の当たりにする。百年以上も前からつくり始めたサグラダ・ファミリアは、完成する前から修復を必要とする意味で「生と死」が同居した稀有な建築だ。その「神の家」としてガウディが構想した壮大な夢のバトンは、今なお多くの職人へとたしかに受け継がれ、世界から祝福を受け続けている。 
 

五十嵐太郎(建築評論家) 
ガウディの精神性を讃えるだけの映画かと思いきや、そうではない。彼の死後、著名人による建設中止の署名運動、彫刻表現をめぐる論争、トンネル工事との確執が起きていたことを初めて知った。が、それも抱きとめながら、様々な人々の想いでつくられ、愛されている。未完ながら、この建築はもはや社会的な存在なのだ。 
 

松原 亨(Casa BRUTUS編集長) 
ガウディは自分の生きているうちにサグラダ・ファミリアの完成はないと判断した時点で驚くべき策に出る。一面のファサードだけまず造るのだ。まるで映画のセットのようにペラペラの。建設を引き継ぐ人々が、ガウディのやりたかった事を一目で理解できるように。 
 

佐藤健寿(写真家) 
初めてサグラダ・ファミリアを見たとき、まるで巨大な廃墟のようだと思った。古代ギリシアの時代から、ヨーロッパにおける廃墟とは、過去と現在をつなぐ神聖な場所。この映画を見るとやはり、サグラダ・ファミリアは 「未完」の建築ではないと思える。むしろ失われた何かを蘇らせるために「修復」され続ける、聖なる廃墟として映るのだ。 
 

岡啓輔(蟻鱒鳶ル) 
ファサードだけ作りガウディは死ぬ、そこに彼の希望も絶望も全てが記されている、人類史上最高のパスだ。あとはサグラダ・ファミリア作りに関わる全ての人が、主体的に「作る事」をビビり、悦びを学び、信じるものの為に祈りながら作れば良い。そんなビッグプロジェクトを命を継ぎながらやってるなんて夢過ぎる。 


林信行(ジャーナリスト) 
神に仕える人、石に仕える人、カタルーニャの今を生きる人、ガウディの遺志を継ぐ人…3つの世紀をまたいで今なお建造中の歴史的建築物が、さまざまな人々の思惑をいかに飲み込んでいったかが見えるドキュメンタリー。
2020年に向け、場当たり的な建造が増える今の日本でぜひ見ておきたい映画。 


丸山久美(スペイン家庭料理研究家・料理家) 
様々な人たちにインタビューという形で問いながらこの映画は模索していきます。建築に従事している人たちの思いが印象的でした。それぞれの思いでサグラダ・ファミリアに息を吹き込んでいるのです。過去から未来へつなげていくこと、それがもっとも大切なことなのかもしれません。改めてロマンを駆り立てられずにはいられませんでした。 

(順不同) 

 

【映画詳細
■監督:ステファン・ハウプト 
■出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、
         ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット
■原題:SAGRADA: El misteri de la creacio 
■コピーライト:© Fontana Film GmbH, 2012

■配給・宣伝:アップリンク 
(2012年/スイス/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/94分/16:9/カラー)



2015年12月12日(土)YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次公開 

公開初日映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』公開記念トークイベント開催決定

【イベント概要】
=======================================================================
未だ謎の多いサグラダ・ファミリアと建築家として生涯を貫いたガウディについて徹底解説!

■日時: 12月12日(土)13:05の回上映終了後/イベント時間 14:55~15:20頃
■会場:YEBISU GARDEN CINEMA (渋谷区恵比寿4-20-2恵比寿ガーデンプレイス内)
■料金:当日一般1,800円、大学生・高校生1,500円、シニア1,100円、プライベートシート2,000円
■登壇者:光嶋裕介(建築家)、入江正之(建築家・早稲田大学教授)

※オンライン予約は12月9日(水)午前0時より販売開始となります。
詳細はこちら http://www.unitedcinemas.jp/yebisu/index.htm

<プロフィール>

光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
建築家。一級建築士。1979年、米ニュージャージー州生まれ。2002年早稲田大学理工学部建築学科を卒業。2004年早稲田大学大学院修士課程建築学専攻、修了。2004 - 08年ドイツのベルリンにあるザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツに勤務。2008年 -光嶋裕介建築設計事務所を開設。2012 - 15年、首都大学東京にて助教、桑沢デザイン研究所および大阪市立大学で非常勤講師をつとめる。2015年 -神戸大学客員准教授。主な作品に《彩輝館》(2015)など多数。主な著書に、『みんなの家。~建築家1年生の初仕事~』(アルテスパブリッシング)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『建築武者修行—放課後のベルリン』(イースト・プレス)など。​


入江正之(いりえ・まさゆき)
1946年生まれ。建築家・早稲田大学教授。工学博士。1977~78年バルセロナ建築大学ガウディ講座留学。1990年「アントニオ・イ・コルネットに関する一連の研究」で日本建築学会賞受賞。『アントニオ・ガウディ論』(早稲田大学出版部)、『ガウディの言葉』(彰国社)、『図説ガウディ』(河出書房新社)他著訳書多数。建築作品に《実験装置/masia2008》(第22回村野藤吾賞)、《行燈旅館》(日本建築学会作品選奨)、《明善寺》、《漱石山房記念館設計コンペ1位》等多数。


=======================================================================

 

(文:制作 PR-N_PR制作部-3  /  更新日:2015.11.13)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ