天童木工の文化/ 技術アーカイブを活用した『天童木工80 周年プロジェクト』を実施


※創業時に撮られた一枚。共同作業所が落成した1940年6月12日を創立記念日と定めました。

 

 


天童木工の文化/ 技術アーカイブを活用した
『天童木工 8 0 周年プロジェクト』を実施

 

 

 

株式会社天童木工(本社:山形県天童市)は、その前身である「天童木工家具建具工業組合」が結成された1940年6月
12日から、本年で創立80周年を迎えました。これを記念し、「天童木工80周年プロジェクト」に取り組んで参ります。



天童木工の 8 0年「過去・現在・未来
終戦後、洋家具との出会いからデザインの重要性を学び、反対の声が多い中、成形合板の時代が来ると信じ、日本でいち早くこの技術を取り入れました。そして丹下健三氏、剣持勇氏、柳宗理氏といった日本を代表する建築家やデザイナーとの仕事を通じて、丈夫で美しい木製の家具が、人々の心をときめかせ暮らしを豊かにできることを知りました。

成形合板技術を磨き続けながら、複雑な曲面を美しく仕上げる「3次元プレス成形」や家具に不向きとされてきたスギやヒノキから、丈夫で美しい家具を生み出す「ロールプレスウッド(RPW)」、難燃性や耐候性、防腐・防蟻性といった様々な機能を付加する「圧密浸漬処理」など、新技術の開発にも積極的に取り組んできました。木材の可能性を引き出し、新たな価値を生み出す。それは80年前の創業当初から、家具づくりを通じて木と真剣に向き合ってきた私たち天童木工の使命です。斬新な発想や生活様式の変化、価値観の多様化に対し、素材の追及と職人の技術でこれからも挑戦し続けます。

 

ごあいさつ
天童木工は、2020年 6月 12日をもちまして 80周年を迎えました。これもひとえに皆様の多大なるご支援とご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。日本でいち早く成形合板による家具を製品化し、以来、基幹技術として磨きをかけ、自動車内装部品への応用や圧密成形技術として発展させてきました。今後も木材加工技術の可能性を追求し、環境に配慮した皆様に喜ばれるものづくりをめざします。どうぞこれからの天童木工にご期待ください。

引き続き、末永くお引き立て頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

取締役社長 加藤昌宏

 

 


当社の文化 /技術アーカイブを活用し、書籍の編纂、新作家具の開発を行います
『天童木工ジャパニーズモダン /80プロジェクト』

天童木工は第二次世界大戦後、建築家やデザイナーと仕事を重ねることで、日本の居住空間の発展に大きく寄与してきました。その歴史は、日本の生活様式や価値観の大きな変化や多様化とともにあります。こうした歩みのなかでも、当社を黎明期から支えたデザイナー、剣持勇氏を中心に発展した「ジャパニーズモダン」の思想は、今なお天童木工のも
のづくりの大きな指針となるものです。本プロジェクトではあらためて「ジャパニーズモダン」の意義や普遍性を探るとともに、新たなデザイナーを招聘し、次なる時代を見据えた家具づくりに取り組みます。これらの成果は順次リリースや公式ホームページ等で発表を予定しています。

 

 


「天童木工ジャパニーズモダン /80プロジェクト」 その ①
#天童木工 80周年記念書籍「天童木工 .ジャパニーズモダン - (仮題)」


天童木工が協働してきた建築家やデザイナーとの数多の仕事を、時代順に追いかけた書籍の刊行を予定しています。洋家具との出会いに端を発する天童木工の家具づくりは戦後、日本の気候風土に根差した建築・デザイン文化を追求した建築家やデザイナーとの協働で大きく発展しました。なかでも、剣持勇を中心に、日本独自のデザインを探らんとする「ジャパニーズモダン」の思想から、天童木工のものづくりは大きな影響を受けています。日本の建築史における様々な名作に納められた数多の家具づくりを通じて、天童木工では多様なコラボレーションを行ってきました。本書ではあらためて「ジャパニーズモダン」の普遍性を探りながら、実例とともに当社が日本の家具や空間に寄与してきた役割を再考します。時代とともに変わるライフスタイルへの考察も含め、ビジュアルとともに歴史を振り返る一冊とすべく制作を進めております。

 


艶金興業 (墨会館):丹下健三( 1953年)

 

神奈川県立図書館:前川國男( 1954年)

 

国際文化会館 :前川國男・坂倉準三・吉村順三( 1955年)

 


国立京都国際会館:大谷幸夫・剣持勇( 1963年)

 

代々木体育館:丹下健三( 1964年)

 

京王プラザホテル:剣持勇( 1971年)

 


東京會舘:谷口吉郎・猪熊弦一郎 (1971年)
 

国立文楽劇場:黒川紀章( 1984年)
 

スターバックス リザーブ ロースタリー 東京( 2019年)




「天童木工ジャパニーズモダン /80プロジェクト」その ②
#3人のデザイナーと開発する80周年新作家具 「タイトル未定」

早くからデザインに価値を見出した天童木工は、建築家、家具デザイナー、プロダクトデザイナーと協働を重ねてきました。創立80周年とともに「ジャパニーズモダン」を再考するなか、あらためて、建築、インテリア、プロダクト、それぞれの視点から天童木工の今を物語る新たな家具開発を進めています。新たにデザインを依頼したのは、世界的に活躍する建築家の中村拓志氏、デザイナーの熊野亘氏、二俣公一氏です。3名を本社工場にお招きし、当社の家具やアーカイブ、それらを実現してきた技術を中心に80年の歩みをご覧いただきました。天童木工が培ってきた歴史や技術と3人それぞれのクリエイティビティがどのように融合し、結実するか。その成果を楽しみにお待ちください。発表の機会は改めてご案内いたします。

 


熊野 亘

2001-08年にフィンランドへ留学、ヘルシンキ芸術大学(現アールト大学)大学院を卒業後帰国、2008年よりJasper Morrison Tokyo Studio 代表を務める傍ら、2011年にデザインオフィス" kumano "を設立し、国内外のインテリア、家具、プロダクトデザインやプロジェクトマネージメントを手掛けている。2019年より、武蔵野美術大学非常勤講師を務める。

 

 


中村拓志( NAP建築事務所)

1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年「隈研吾建築都市設計事務所」入所。2002年「NAP建築設計事務所」を設立し、現在に至る。地域の風土や産業、敷地の地形や自然、そこで活動する人々のふるまいや気持ちに寄り添う設計を信条としている。

 

 


二俣公一

大学在学中より「CASE-REAL」として活動を開始し、2000年に事務所開設。現在、空間設計を軸とする「ケース・リアル」とプロダクトデザインに特化する「KOICHIFUTATSUMATA STUDIO」の両主宰を務める。福岡・東京を拠点に国内外でインテリア・建築から家具・プロダクトに至るまで多岐に渡るデザインを手がける。



#『天童木工 ジャパニーズモダン /80 プロジェクト』スタッフ

企画 /プロジェクトディレクション:南木隆助
プロジェクトエディター /デザイナーコーディネート:山田泰巨
グラフィック・アートディレクション (書籍):高橋万実子
書籍出版:青幻舎(担当:新庄清二)
プロジェクト監修:天童木工

 

 

#天童木工

 

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http://www.tendo-mokko.co.jp/

 

(文:PR-B PR制作部-3  /  更新日:2020.06.16)

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