【Time & Style Milan】デザインの街・ミラノに新しい2つのショールームがオープン

 

 

 

 

 

New Milan showrooms open
Time & Style
デザインの街・ミラノに新しい2つのショールームがオープン

2024年4月15日(月)~

 

 

2024年4月15日(月)にデザインの街・ミラノにTime & Styleの新しい2つのショールームがオープンいたします。同時にTime & StyleのNEW PRODUCTS 2024、Boffi | DePadovaとのパートナーシップにより誕生したTime & Style ēditionの新製品を発表します。


一昨年、ブレラ地区の歴史ある建物内にTime & Style Milanを開業しました。このショールームを拡張するように中庭を介して隣接する2つのスペースが新たに誕生します。進化する現代の伝統や日本人の美意識と言った私たちが掲げる多様な要素を3つのショールームでそれぞれに構成し、Time & Styleの表現を継続的に展開してゆく場所となります。

Boffi | DePadovaとのパートナーシップにより誕生したTime & Style ēdition は、イタリアの洗練された美意識と日本の繊細な手仕事が融合した家具コレクションです。すべての製品は日本国内で日本の技術を用いて製作され、現在、世界50か国以上の主要 70都市に設けられた Boffi | DePadova のモノブランドショールームで展開しています。90周年を機に刷新される Boffi | DePadova の3つのショールームにて新製品をリリースします。

 


Showroom
店名:Time & Style Milan
住所:Via Eugenio Balzan, 4, Largo Claudio Treves, 2, Via San Marco, 13, 20121 Milan, Italy  ⇒ map

Opening party at Time & Style Milan
Monday, 15 April

こちらからご予約ください >>>>

 

 

・【代表インタビュー】今も20年後も愛されるデザインに取り組み、ものづくりで世界に挑戦し続ける日本企業 >>>>

 

 


NEW PRODUCTS 2024

▼ Stone Garden

畳や柱など日本の伝統的な住宅を構成する素材の本質を解読して、現代の形態へと再構築しました。京都の畳のモジュールと古典建築の構造を採用して、畳や布団、マットレスなどを様々な組み合わせることでフレキシブルに使用できるリビングプロダクトです。国際的なライフスタイルに柔軟に対応すると同時に、日本の本質的なエッセンスを空間に織りなす、新しい形の製品です。

 

 

▼ Time & Style x KOKURA SHIMA SHIMA


Designed by Noriko Tsuiki

400年の歴史を誇る小倉織を復元・再生した染織家・築城則子、「小倉縞縞」と「Time & Style」は日本の伝統工芸に根差した「守破離」の精神に基づき、新しい3種類のインテリアファブリックを生み出しました。ウールのメリットを活かしながら、インテリアにはほとんど使用されてこなかった木綿という自然素材を組み合わせ、合成繊維を使わずに特有の質感を創り出しています。先染めされた木綿とウールによる微妙な色の濃淡が、生地に深みのある陰影を与え、収縮率の違いにより、生地の表面には立体感が生まれました。

 

 


▼ Kumiko Partition

 

組子は日本建築における建具の技術として発祥したと伝えられています。細く挽き割った木に溝や角度をつけて、小さな木片をパズルのように組みつけ紋様を描く組子細工。正確な葉を作り出すためのさまざまな道具を巧妙に使いこなす職人の手業は、和建具のなかでも習得するには多くの年月を要します。百種以上にのぼるとされる紋様にはそれぞれ意味があり、日本の風土と文化が作り上げた伝統技術としてこれまで非常に長い年月をかけて洗練されてきました。庭や季節感といった外部環境を取り入れることで暮らしを豊かにした日本人の知恵と感性。光をとおす和装飾の間仕切りとして、組子は古くからとてもなじみ深いものでした。杉材でつくられたこのパーティションは極限までフレームを細くみせることでシンプルな生活を好む現代の暮らしに溶け込みます。紐丁番を使用することで表裏自在に可動することができます。

 

 


▼ Nami armchair


薄くスライスした木材を重ね合わせ、熱を加えながら型にはめて成型した、成型合板を用いています。この成型合板技術は木材の特性を活かしながらも複雑な曲面構造を実現できる点で優れており、日本の木工産業において高度成長期に経済発展とともに進化し、普及してきました。成型合板製の家具は、一般家庭はもとより、学校や劇場ホール、スタジアムといった公共施設にも広く用いられ、経済発展だけでなく木工デザインの発展にも寄与してきました。しかし、近年では複雑な形状を容易に作り出せるプラスチック素材の進化や新技術の登場により、成型合板による家具の需要は世界的に減少傾向にあります。それでも日本では、高い技術を駆使して多くの成型合板製品が製造されています。

タイムアンドスタイルでは、この高度な技術を要する成型合板を木材として再評価し、その素材感や表現の新たな可能性を探ることで、新しいデザイン性を備えた意欲的なプロダクトを創出したいと考えました。

Nami armchairは、カンチレバータイプの脚部フレームがシートシェルを支えるデザインです。シェルは有機的なラインを持つ独立した部材を連続させて最小限の部材で結ばれ、一つの形状に組み合わされています。それにより、部材一つ一つの力と全体としての流れが視覚的に表現され、表情豊かな空間を演出します。

 

 

 


▼ The Beautiful Chair

このアームチェアは、背板、肘、座枠、脚を含む椅子の基本的なパーツを全て無垢材で構成しています。各パーツの断面形状はリーフ形で、背板から肘や脚にかけての部分は腰をしっかりと支え、フィンガージョイントで接続された座枠から枝分かれした脚に至るまで、すべてのパーツがシャープなエッジでシームレスに繋がっています。これにより、全体としての統一感と一体感、そしてシンプルで美しい佇まいを実現しています。

 

 

 

▼ Offset outdoor


Designed by Drill Design

Drill designの検討を経て、Offset Outdoorに新しいバリエーションが加わりました。新たにスツールと2シーターベンチがラインナップに加わりました。ベンチはもともと1人掛けとして設計されていましたが、フレームを延長してベンチ形状に変更することで実現しました。これにより1人で座る際に荷物を置いたり、2人で座る際にも適したサイズ感を持つように設計されています。スツールは腰掛ける用途だけでなく、サイドテーブルとしても機能します。1人掛けチェアやテーブルと組み合わせることで、より多様な使用方法とレイアウトを提供します。

 

 

 


▼ Sheep chair


Designed by Peter Zumthor

スイスのライスという小さな集落に、ピーター・ズントー氏が設計した別荘が3軒建てられている。木材を井桁状に組んだスイスの伝統的な建築構法を基礎としながら、彼のデザインによって洗練された印象を持つ建築だ。この建築のダイニングルームで使われているレザーチェアは側面の姿が特徴的で、腰をサポートするように背中が膨らみ、柔らかい座り心地を実現している。
現代の家具の製作工程は機械化が進み、縫製を手縫いで行うことはほとんどない。複雑な形状に生地を張り込む場合、背にあたる箇所に付けたジッパーを開閉することで被せる方法が一般的だが、このチェアはその部分を手で縫い合わせて仕上げている。職人が針と糸で丁寧に手縫いしたステッチは、必要な工程を明確に表し、デザインの重要な要素となっている。また、座裏のレザーは真鍮の釘を1本ずつ金槌で打ち込んで張った。
レザー張りの座面に、無垢の木材から削り出した脚が取り付けられたシンプルな構成だが、手作業による工程がこのチェアに特別な印象を与えている。

 

 


▼ Takete


Designed by Claesson Koivisto Rune

東京都兜町にあるK5は、クラーソン・コイヴィスト・ルーネによって設計され、デザイン賞を受賞したホテルです。Taketeは、このK5の客室用の椅子としてデザインされました。このチェアは、挑発的で妥協のない思考によってデザインされており、その結果、力強くグラフィカルなシルエットが生まれています。シャープな印象を持つ角張った平面は、折り目に沿って十字のような構成で交わっています。花びらを彷彿とさせるデザインですが、同時に抽象的で折り紙のようなものでもあります。緩やかにリクライニングした座り心地を提供し、平面の 1 つがヘッドレストを形成します。布張りの表面には、薄いながらも程よい柔らかさを備えたパッドが採用されています。控えめではありますが、これらの繊細なディテールの積み重ねにより、高いレベルの快適さを実現しました。

 

 

 


▼ Woodpecker


Designed by Yang Hen Chen

Woodpeckerは、木を突くというそのユニークな生態から名付けられた、啄木鳥にインスパイアされています。この鳥の生み出す音色は、歌人石川啄木を含む多くの人々に癒しを提供してきました。このテーブルは家具としての木材と金属の共存を目指しつつシャープさと愛嬌あるデザインが融合された作品です。生活のリズムにアクセントを加える存在でありたいという願いから生まれました。

 

 

 


▼ bollard


港にある船舶をロープで係留するため柱のインスピレーション生まれたスツール。
愛らしいフォルムは空間の中に新たなリズムとユーモアを生みます。
素材はブロンズでサテン磨き仕様と黒染めの2タイプあります。

 

 

 


▼ Moon on the Lake


ブロンズ脚の穴は全体に有機的につながり、上下左右見る角度によって違う表情を見せ、静けさのなかにも動を感じることが出来ます。ブロンズの脚に組み合わせられる天板は、北海道産のタモ材及びナラ材の木天板で、それぞれラウンドとオーバルの展開があります。

 

 

 


▼ Kiso


岐阜県中津川で木曽檜だけ製材している製材所を訪れた時に木曽檜の木目の肌理の緻密さ、美しさ、繊細な表情を見て、木曽檜の家具を作りたいと思いました。日本の伝統的な折り畳み椅子にお盆を乗せたサイドテーブルです。

長野県と岐阜県にまたがる木曽谷に育つ天然檜だけが木曽檜と呼ばれます。傾斜が険しい木曽の山は雨が多く、冬は厳しい寒さと雪におおわれ、厳しい自然環境の中で他の場所で育つ檜の約3倍以上時間をかけてゆっくり育ちます。

その樹齢は300年を超え、その時間と厳しい生育環境が緻密で美しい木目、優れた耐久性が生みだします。簡易の移動式折り畳み椅子である胡床は、古墳時代に中国大陸から伝わったと言われています。素材や構造と作り方が少しずつ変わりながら、長い間日本独自の進化を遂げてきました。

座面には植物性タンニンなめしのヌメ皮とキャンバスの生地を採用、お盆の仕上げは木曽檜の木目を活かした生地仕上げと木目が透けて美しく見える岐阜の伝統的な春慶塗りです。

 

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http://www.timeandstyle.com/

 

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(文:制作 TIME & STYLE_PR制作部-1  /  更新日:2024.03.29)

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