酒屋「桑原商店」 飲食店・アートギャラリー・倉庫を併設でリニューアルオープン

 

 

大正4 年創業の西五反田の酒屋「桑原商店」
飲食店・アートギャラリー・倉庫 併設で
リニューアルオープン
設計はスキーマ建築計画の長坂常

 

 

東京・西五反田の大正4年創業酒屋「桑原商店」は、 日本酒の酒屋を主体に飲食店・アートギャラリー・倉庫を併設する酒販店兼飲食店をスキーマ建築計画の長坂常氏設計で2018年12月3日(月)、リニューアルオープンしました。

五反田で代々酒屋を営み100余年、「桑原商店」はこの先の未来を見据え、新たなスタートを歩みはじめました

株式会社桑原商店 代表 桑原康介は、現代アートに関わる仕事にも携わり、自由が丘にギャラリー「gallery to plus」も展開しています。今後、ギャラリーと連動したアートトークや企画展、各地の日本酒や食をテーマとした様々なイベントの催行も予定しています。「桑原商店」を通して各地域や人が繋がり、美味しく楽しく、ほろ酔いで帰れるあたたかいオリジナルスタイルの店づくりを目指します。
 

 

 家族とのワークショップから家族総出のDIYも取り入れるプロセスを経た店づくり

店舗は約45年間、酒屋の倉庫として活用していた場所に構えられ、空間設計を手がけたのはスキーマ建築計画の長坂常氏。長坂常氏は設計のみに留まらず、「桑原商店」を経営する家族(4世代にわたる家族)とのワークショップなどを通して、企画の段階から店舗の計画に携わりました。また、デザイン、食に携わる専門の方々、各地の酒蔵及び加工品メーカー、アーティストなど多様なジャンルの方々と協働のもと、施工は家族総出のDIYも取り入れるプロセスを経ています。
 

酒、食、アートなどの取り扱い商品は、文化的な背景や地域性を尊重しセレクトしています。約150種類の日本酒は、大型冷蔵ショーケースにて通年4℃で保管し、照明もLEDを導入するなど、徹底した品質管理の中でストックを行います。飲食スペースでは、その中から週替わりの約40種類の日本酒をお客様とご相談しながらお好みの量とこだわりの酒器で召し上がっていただき、肴は、日本各地から選び抜いた加工品をベースにアレンジしたお料理をご提供します。
 


酒瓶のプラスティックケース「P箱(ピーバコ)を活用した立ち飲みカウンター

 


店内には全国各地の作り手から届いた酒類や加工品などが並ぶ
 

スキーマ建築計画がデザインした 日本最大級のガラス張りの日本酒冷蔵ショーケースには日本酒が約150種類。
 

独自のネットワークにより選定した食材を使用した飲食メニュー
 


酒器・食器は、能作、菅原工芸硝子、ステルトンVISION GLASSES の他、有田焼や波佐見焼など国内のものを中心にセレクト。インテリア什器はWEBO、MIURA STOOL PLANK、VITRAなど、海外のものを中心にセレクト。


 

| 店内に展示されたアーティスト作品


作品:寺井茉莉子
 


作品:鞍掛純一

 


作品:宮永愛子  ナディム・カラム。

 

その他
常設展示:木本圭子、風間重美、Keiko Kurita、ジャン・ミッシェル アルベローラ、笠原由起子、岡﨑慧佑、青木良太、堀口彩花、ひるまともみ

季節展示:ワタナベカナコ、時里充、平丸陽子、川瀬一絵、原裕子、近藤美恵子、寺田鵬弘、田島征三、ブルーノ・マトン など


 

MOTOMOTO inc.によるサイン計画

 

 

■ リニューアルオープン当日


桑原 康介氏(左)と 長坂 常氏(右)


共同企画提案者の谷川じゅんじ氏(左)と長坂 常氏(右)

Photo:Yuriko Takagi

 


■ 桑原商店とは
大正4年に酒販店「常徳屋」として始まり、昭和25年より株式会社桑原商店に変更し、現在に至る。様々な人が交差し、協働することで、柔軟にものごとをつくりだしていくクリエイティブ・ハブを目指して活動しており、今回の「桑原商店」はそれを体現した場所になります。大きく4つの部門から構成されています。
 

酒販・飲食部門
日本酒の文化的な背景や地域性を尊重し、人と酒、各地域が繋がり、そこから新しい取り組みが生み出される店舗づくりを目指しています。創業100余年を迎えた酒販店を未来に向けて再構築していきます。
※飲食部門は、株式会社桑原商店の関連会社である有限会社酒蔵一番と協業して運営しています。

マネジメント部門
クリエイターとチームを組み、プロジェクトや地域特有の魅力を引き出し、更なる価値の創造に繋げていきます。パッケージデザイン、イベントや中小企業のブランディング構築の他、国際芸術祭、まちづくりなどの総合的なマネジメントをオープンなプラットホームの中で行います。

ギャラリー部門(gallery to plus)
自由が丘駅前に2015年4月にオープン。オルタナティブ スペースとして、柔軟にものごとが生まれていく幅広い表現活動の場です。これまで若手アーティストとともに約40回の展示を催行しています。

6次産業化部門
一般社団法人地域資源活用の会 事務局メンバーとして活動しています。農林水産省6次産業化中央サポートセンタープランナーの資格も活用し、日本各地の食に関する商品の魅力や豊かさを高めて、国内外への販路を拡大するための取り組みを多様なネットワークと協働のもとに遂行しています。

 

■ 関係者プロフィール
株式会社 桑原商店 代表取締役 桑原 康介(くわばら こうすけ)
株式会社アートフロントギャラリー、NPO法人越後妻有里山協働機構を経て、2014年より家業の酒販店にアートやデザインをマネジメントする部門を新たに設け、各プロジェクトを遂行中。これまで「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」を中心に、「瀬戸内国際芸術祭」「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」など、各国際芸術祭に携わる。特に越後妻有には10年近く居住しながら、新商品開発、着地型観光、各種文化事業などに行政への出向も含めて従事した。「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」ではジェネラルマネージャーに就任。これまでデザインマネジメントに携わった各アイテムは、グッドデザイン賞を始めとする国内外のデザイン賞を多数受賞。各地でデザインマネジメントやアートを通した地域活性化に関する講演や勉強会も行う。農林水産省6次産業化中央サポートセンタープランナー、自由が丘東地区再開発準備会役員、とおかまちプロモーション大使。
 

建築家 長坂 常(ながさか じょう)
スキーマ建築計画代表。1998年東京藝術大学卒業直後にスタジオを立ち上げシェアオフィス「HAPPA」を経て、現在は青山に単独でオフィスを構える。仕事の範囲は家具から建築まで幅広く及び、どのサイズにおいても1/1を意識した設計を行う。国内外でジャンルも問わず活動の場を広げる。日常にあるもの、既存の環境の中から新しい視点や価値観を見出し、デザインを通じてそれを人々と共有したいと考えている。


 

【店舗概要】
店舗名:桑原商店
営業時間 10:30 - 21:00(飲食 17:00 - 21:00)
定休日: 日曜・祝日、年末年始
住所:東京都品川区西五反田2-29-2 → map
TEL:03-3491-4352(店舗直通)
取扱商品:日本酒 約150 種類、クラフトビール 約20 種類、焼酎、リキュールなどを中心とするアルコール類、
                ソフトドリンク、各地の加工品、総菜、アート作品
運営会社:株式会社 桑原商店 
               http://to-plus.jp/
空間設計:長坂常 / スキーマ建築計画 
                http://schemata.jp/
施工管理:高本貴志 / 高本設計施工
共同企画提案:谷川じゅんじ / JTQ Inc.
               http://jtq.jp/
ストアサイン計画・グラフィックデザイン:松本健一 / MOTOMOTO inc.
               http://www.moto-moto.jp/
 

 

 

<改装前からリニューアルオープンまで>

改装工事までの期間は仮店舗として営業。レセプション・ワークショップなども実施。


改装作業は桑原家の家族一同によるDIY を取り入れた施工を実施。



Photo:Yuriko Takagi

 

 

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(文:制作 PR-W_PR制作部-5  /  更新日:2018.12.27)

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