2019年春、アルテック日本初の直営店が表参道にオープン

 

2019年春、アルテック日本初の直営店
表参道にオープン



アルテックの日本初となる直営店Artek Tokyo Store (アルテック 東京ストア)が 2019年4月27日、表参道にオープンします。

オープンの注目アイテムとして、フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を祝う特別コレクション「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」が登場します。アルテックは、4月9日、来るミラノサローネ国際家具見本市にて「FIN / JPN フレンドシップ コレクション」を世界に向けて発表。Artek Tokyo Storeでは、日本の伝統的な技術藍染でフィンランド産バーチ材を染めた「スツール 60 藍染」(日本限定・数量限定100脚)、日本のデザイナーとのコラボレーションによる家具や書籍、テキスタイルなど全7種のコレクションを順次発売します。
 
創業から84年を経た今年、奇しくもフィンランドと日本が外交樹立100周年を迎える年に、両国の文化、暮らし、価値観を結ぶフラッグシップストアのオープンが決定。Artek Tokyo Storeは、フィンランドと日本の文化やライフスタイルを相互に伝え合い、現代の暮らしにおける本当の豊かさを発見することができる場所です。
 
  【関連記事】
神奈川県立近代美術館 葉山「アルヴァ・アアルト ––もうひとつの自然」展 開催
・アルテック 「スツール 60 ウスタヴァ」とテキスタイル「キルシカンクッカ」 発売
【ミラノデザインウィーク2019速報】アルテック「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」発表

 


 「アルテックに残る記録によると、日本にアルテック製品が登場したのは1960年代のこととされています。それ以来、私たちは、情熱と親しみを込め、日本における活動を続けてきました。日本に直営店を持つことは長年の夢であり、ついにその時が最も相応しいタイミングで訪れました。東京にアルテックのアイデンティティを受け継ぐ場所が生まれます。そこは『日々の暮らしをより良くより美しく』という想いをともにする人たちが集う場になるでしょう。私たちも楽しみで仕方ありません。」

アルテック社長 マリアンネ・ゴーブル

 

アルテックについて
アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。それらは一様に、機能主義に基づき、明快なデザインとシンプルな美しさを追及した製品です。創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。


アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト

 


 | アルテックストア - 1936年ヘルシンキから2019年東京へ 

アルテック創業の翌年である1936年、最初のアルテックストアがヘルシンキの中心部にオープンしました。当時からアルテックの家具や照明だけでなく、アルテックと価値観を共有するブランド、生地や小物、クラフト品など厳選されたプロダクトを扱う、現代におけるライフスタイルショップの先駆け的存在でした。さらにギャラリーを併設するなど、文化的な側面に焦点をあてた初期のデザインストアとして、80年以上にわたり、人々の暮らしにモダニズムのあり方を提示し続けてきました。アルテックストアはフィンランドのデザイン文化の形成に多大なる影響を与え、同時に、世界に向けてフィンランドデザインを発信する役目を担っていました。


1936年 ヘルシンキのアルテックストア
 


 2017年 ヘルシンキのアルテックストア
 
 

 

 

 「永遠の相棒」を見つけ出す空間 

2019年、フィンランドに次ぐ世界第二のマーケットである日本に、初の直営店、Artek Tokyo Storeが誕生します。設計は、日本の設計事務所DAIKEI MILLSが担当します。

湖のほとりを歩き、家路につく
 
 「アルヴァ・アアルトのデザインをはじめとするアルテック の家具は、日本の文化とも親和性が高く、伝統的な日本家屋に在っても、はたまた現代的な都市のマンションの一室に在っても心地よくフィットする。アルテックの家具は、現代的でありながらも自然の匂いをもたらしてくれる普遍的なもの、なおかつ、有機的なシェイプが飼猫のように愛くるしくも思え、思わず撫でてしまう、そんな『永遠の相棒』のような存在でもある。東京・表参道という立地、フィンランドとは非常に異なる環境下において、フィンランドの自然がもたらすデザインに触れながらも、日本の住空間と暮らしに溶け込む『永遠の相棒』を見つけ出す空間を提供したい。」

DAIKEI MILLS

 


中村圭佑氏(ダイケイミルズ)

DAIKEI MILLS

 

 

 

Artek Tokyo Store
1935年にフィンランドで創業した、北欧モダンを代表するインテリアブランドであるアルテックの日本初直営店。約200㎡の店内には、アルヴァ・アアルト等フィンランドデザインの巨匠達による家具、照明、テキスタイルから、現代グローバルに活躍するデザイナーの最新作まで、アルテックのコレクションが一同に会します。特別商品、アルテックと価値観を共有するブランドや製品をともに取り扱うArtek Tokyo Storeは、現代の暮らしにおける本当の豊かさを発見することができる場所であり、アルテックのフラッグシップストアです。

 【店舗概要】
Artek Tokyo Store
住所:東京都渋谷区神宮前5 - 9 - 20  1F・B1F → map
 

 

【関連記事】
・表参道にオープンした北欧モダンを代表するインテリアブランドアルテックの日本初直営店Artek Tokyo Store (アルテック 東京ストア)の店舗のデザインや限定販売される商品を紹介します。

 

 

 

<Artek Tokyo Storeに展示される商品一部をご紹介>
 

|  FIN/JPN フレンドシップ コレクション

FIN/JPNフレンドシップコレクションは、両国の文化と伝統の共通点を深く探る過程を経て生み出されました。両国の共通点、それは、自然への親しみ、本質への探求、静寂を愛する心、そして、デザインにおいては、無駄を削ぎ落とした簡潔さを価値として感じ、職人による優れた手仕事を尊重するということなどが挙げられます。100年の年月の中、遠く離れた2つの国は、共通する価値観を感じ、互いに尊敬と親愛を育んできました。FIN/JPNフレンドシップコレクションは、深い考察と遊び心に溢れた、両国の友好関係を体現する特別な製品の数々をラインナップしています。日本とヨーロッパで生産されるこのコレクションは、現在まで築かれてきた日本とフィンランドの深い親交関係の証であり、そして未来へと続く現在進行形の対話でもあります。
 
  
 1.スツール 60 藍染 

アルテックは、徳島県の藍師・染師であるBUAISOU(ブアイソウ)とともに、フィンランドデザインと日本の文化の融合を表現するスツールの製作に挑みました。アルヴァ・アアルトによるフィンランドデザインを象徴するスツール60と、自然の植物から生み出される伝統的な日本の染色技術が出会い、「スツール 60 藍染」が誕生しました。スツール60藍染は日本限定商品として、ナチュラルラッカー仕上げを施したシリアルナンバー入りを100脚、さらに、藍染めの色と風合いをそのまま残したラッカー仕上げなしの10脚はアートピースとしてご用意しました。4月27日(土)Artek Tokyo Store先行発売、その後全国のアルテック取り扱い店舗にて販売します。
 
  


 2. 皆川 明による書籍「ああるとのカケラ」 


FIN/JPNフレンドシップコレクションのひとつとして、アルテックは、長く親交を育んできた日本のファッション・テキスタイルデザイナー皆川 明とともに書籍「ああるとのカケラ」を製作しました。皆川 明は、アアルト夫妻がデザインに携わった建築やプロダクト、それに用いられるスタンダード部品などから象徴的な要素「ああるとのカケラ」を抽出し、そのイメージを再解釈して、彼独自のドローイングへと発展させていきました。彼の豊かな想像の世界とアアルト夫妻の世界、相互のものづくりへの想いが表現された書籍「ああるとのカケラ」はArtek Tokyo Storeのオープンとともに日本初お披露目、発売を迎えます。
 
  


 3. キルシカンクッカ 


1933年頃、アイノ・アアルトは、当時、駐フィンランド公使館一等書記官であった市河彦太郎、かよ子夫妻より贈られた桜の花の絹のスカーフから、「キルシカンクッカ(Kirsikankukka)」をデザインしました。キルシカンクッカはフィンランド語で「桜の花」を意味します。アルテックは、80年以上の時を越え、アイノ・アアルトによるテキスタイルデザインを復刻します。ファブリックは、日本の伝統的な着物を摺る京都の工場で生産されます。ファブリックと日本限定の風呂敷を4月より発売します。
 
  

 


 4. COMPANYによる「シークレッツ オブ フィンランド」 

フィンランド人と韓国人によるデザインデュオであるCOMPANY (カンパニー)は、フィンランドから日本への贈り物として、フィンランドに伝わる季節を祝う行事から6つの陶器のシリーズ「シークレッツ オブ フィンランド」をデザインしました。イースターや聖ルチア祭などをテーマに形づくられるセラミック製小物のシリーズは、オブジェとしての面白さだけでなく機能性を兼ね備えています。2019年7月、日本発売を予定しています。
 
  


 5.長坂常による「カラリン」シリーズ 

東京を拠点として活躍する建築家でありデザイナーの長坂常は、「カラリン」という手法を用い、日本の伝統技術をアルテックのスタンダードコレクションである「スツール 60」、「153 ベンチ」、「901 ティートロリー」の表面仕上げに応用しました。カラリンは、日本古来から今も尚用いられる表面仕上げの手法である「浮造(うづくり)」と、漆塗りの技術「津軽塗り」を掛け合わせて編み出した独自の手法です。自然の木目にふたつの色が浮かび上がり、まるで地形図のような有機的な曲線を描く模様が現れます。アルテックは、伝統技術から編み出されたこの革新的な手法を、機械と手作業双方を用いた量産可能な生産方法に落とし込みました。フィンランドの工場で生産されるカラリンのシリーズは、グローバルに販売され、日本では2019年秋頃の発売を予定しています。
 
  


 6.二俣公一による「キウル ベンチ」 



日本の空間・プロダクトデザイナーである二俣公一は、フィンランドのサウナと日本の銭湯・温泉文化という両国に共通する公衆浴場の文化に着想を得て「キウル ベンチ」をデザインしました。「キウル」はフィンランド語でサウナで水を汲む桶を意味します。二俣公一の素材と細部へのこだわりを反映したキウルベンチは、腰掛けるベンチとしてだけでなく、タオルや化粧品、雑誌、おもちゃなどを収納する棚などとしても使うことができる汎用性の高い製品です。フィンランドの工場で生産されるキウルベンチは、2サイズ、3色展開にて2019年秋頃、日本発売を予定しています。
 
  
 7. スツール 60 ウスタヴァ 

 

アルテックは、FIN/JPNフレンドシップコレクションのひとつである、スツール60ウスタヴァを、2019年年末までの1年間限定、日本限定製品として先行発売しました。「Ystävä (ウスタヴァ)」は、フィンランド語で「友達・友人」を意味する言葉です。自然素材の個性と風合いを活かした特別仕様の座面裏には、キルシカンクッカのモチーフから作られた、特別なシンボルマークが押されています。

 

 

その他のアルテック製品(一部)

 

アルテックは、Artek Tokyo Storeが、人生において意味のあるものを選びたいと望んでいる人、本物の製品であることを大切に考えている人、北欧のデザインやライフスタイルに親しみを感じている人に、今の暮らしへの新たなヒントとインスピレーションをもたらす場所になることを願っています。​

 

 

アルテックHP

https://www.artek.fi/jp/

 

(文:インテリア情報サイト編集部-2  /  更新日:2019.02.11)

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