vol.33 イサム・ノグチ
各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう！！」シリーズ。
第33弾は、アメリカの彫刻家、イサム・ノグチです。
＜経歴＞
1904年 アメリカ、ロサンゼルス生まれ
1907年 来日
1918年 渡米
1923年 コロンビア大医学部入学
レオナルド・ダ・ヴィンチ美術学校入学（夜間）
1927年 グッゲンハイム奨学金を得、パリに留学
ブランクーシのアトリエで働く
1942年 ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにアトリエを構える
1961年 ニューヨークのロング・アイランド・シティに、アトリエを設ける
1969年 香川県牟礼町に、アトリエを築く
1987年 ロナルド・レーガン大統領から、国民芸術勲章を受ける
1988年 勲三等瑞宝章を受勲
12月30日 心不全により死去
彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家と様々な顔を持つイサム・ノグチ。
今回はイサム・ノグチのプロダクトを紹介していきます。
◆ Cylinder Lamp / シリンダーランプ 1944年
妹アイリスのためにデザインした照明で、AKARIシリーズの原点となる作品
Knoll社よりプラスチック製の商品が販売されてたが、安価なコピー商品が多く出回った為に生産終了となった。
◆ Freeform Sofa and Ottoman / フリーフォームソファ＆オットマン 1946年
川石をイメージして作られたソファ
オリジナルの生産台数は限られており、現在でも人気は根強く、オークションでの高値記録を持っている。
◆ Noguchi Table / ノグチ・テーブル 1947年
イサム・ノグチが最初にデザインした家具
オリジナルは1939年のものだが、模倣品が多く出回ったためイサム・ノグチのコーヒーテーブルとして新たにデザインされた。
◆ Rocking Stool / ロッキング・スツール 1954年
遊び心と人間工学的な側面を組み合わせたスツール
この作品はイサム・ノグチが古代アフリカの椅子にインスピレーションを受けた事から生まれた。
底が局面になっていて、座るとスツールをどの方向にもやさしく揺らすことができる。
◆ Dining Table / ダイニング・テーブル 1957年
ロッキング・スツールのリメイク版
ノール社の創設者であるハンス・ノール氏のアドバイスにより、ロッキングしないテーブルタイプとしてリメイク。
◆ Prismatic Table / プリズマティック・テーブル 1957年
メタルプレートを加工したテーブル
イサム・ノグチの師であるバックミンスター・フラーの影響を強く受けている。
◆ AKARI / あかり 1969年
岐阜の伝統的産業である岐阜提灯との出会いの中から作り出さた光の彫刻。現在の芸術的感性と日本の伝統を見事に融合させた照明器具デザインの最高傑作として世界中で愛されています。
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（文：インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日：2011.11.19）
