インテリアの知識 建築様式からみる家具の歴史Vol.2 ~中世~

建築様式からみる家具の歴史 ~中世~

 

デザインが歩んだ歴史は、社会、文化、政治などの時代背景により、様々な建築の外観や表現上の共通点から、建築様式として時代の流れをみることができる。建築様式を通して室内、家具の歴史を紹介していく、今回は中世ヨーロッパにて、「建築様式から見る家具の歴史」を辿ってみよう。

 

 

<西洋インテリアの歴史2 ~中世~>


ローマ帝国の崩壊後、キリスト教を中心とする各地に教会堂建築が盛んに建てられるようになる。家具は直線的で、加工技術にロクロ、框組み板張り、彫刻などの発達した細工が次第に施された装飾性の高いものとなっていった。

 

■ ビザンチン

K07正方形の建物にドームをのせた工法が、ローマの東方で完成された。ビザンチン建築である。コンスタンチノープル(イスタンブル)の聖ソフィア寺院は代表作。モザイクで装飾された教会の内部壁画、アーチとアラベスク文様が独創的な空間を作っている。

家具は、象牙細工が施されたイタリアのラヴェンナにある「マクシミアヌスの司教座」が代表的である。
 

マクシミアヌスの司教座

■ ロマネスク(ローマ風)

ローマ時代以降の中央ヨーロッパでは、11世紀から12世紀にかけて、重厚なロマネスク建築が誕生した。城館の壁は厚くて太い柱で石造り、小さな窓に丸アーチの開口部、アーチの連続したアーケードが特徴である。

領主は大広間を居間として高位の家臣と寝食をともにした。その室内はタペストリーの装飾程度で、家具の種類も少ない。テーブル、ロクロ加工の椅子、厚い板組みのチェストが衣類などを収納するために使用された。

K07

    チェスト(ロマネスク)             ロクロの椅子(ロマネスク)            ロマネスク

 

■ ゴシックK09

屋根の石組みはさらに、新しい建築構法により改良され、壁面の大部分に大きな開口部を設けることができるようになった。ゴシック建築は巧妙でデザインの垂直性を強調した。ポンテッド(尖頭)アーチ・リブボールド・フライングバットレス(飛控え)などの構法は、技術的進歩により宗教的壮麗な空間を感じさせる。
ばら窓やステンドグラス、フランボアイヤンと呼ばれる豪華な狭間飾りを使った大会堂は、代表作にパリのノートルダム大聖堂がある。
家具調度品の表面パネルは、布を折重ねたようなリネンフォールドの装飾彫りで飾られた。

 


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(文:小竹 みちえ  /  更新日:2015.09.16)

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