vol.62 グレン・マーカット

「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。第62弾、グレン・マーカット(Glenn Murcutt)

各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。第62弾は、オーストラリアの建築家、グレン・マーカット(Glenn Murcutt)です。

 

<経歴>
1936年 イギリス・ロンドン生まれ
1961年 シドニー・テクニカル・カレッジ建築学位取得
1964-69年 アンカー、モートロック、マリー&ウーレイ建築事務所勤務
1969年 事務所開設
1992年 アルヴァ・アールト メダル受賞
2002年 プリツカー賞受賞

 

オーストラリアの歴史文化や多種多様な気候風土に根ざした建築を追求し、国内での設計活動に専念する一方、世界各国の教育機関で教鞭を執り、講演を行なうなど国際的にも活躍するグレン・マーカット。

素材のディテールにこだわるだけでなく、太陽光や風といった自然環境を利用した設計と、その土地のランドスケープを考慮した設計により、より豊かな生活空間を生み出しています。

 

◆ Fredericks / White House 1981-82年

Fredericks / White House

熱帯雨林に囲まれ北側に谷へ向かう眺望を持つ東西に長い建物。

北側は引き戸・上げ下げ窓・天窓が配置され、太陽光と景色を存分に感じられるつくりになっている。また、天窓には金属の角度調節可能なブラインドが取り付けられ、特徴的なファサードになっている。

 

 

◆ Simpson-Lee House 1988-93年

Simpson-Lee House

スタジオを兼ねる車庫と住宅棟の2棟のパビリオンを繋ぐ動線はアボリジニの旧道に沿ってつくられ、アプローチデッキの横にある貯水池が特徴的。

住宅正面はガラスで開放的に、背面は漆喰仕上げのレンガ壁で守られた構成になっている。居間の正面のガラス窓はすべてが玄関部分に引き込むことができ、オープンベランダにも変化する。

 

 

◆ Fletcher-Page House 1996-98年

Fletcher-Page House

グレン・マーカットの住宅は、直線的な細長いつくりで、北の太陽と一番よい形式に向けて開かれるのが特徴的だが、この住宅は南方が一番よい眺めであるため、南方に大きなガラス窓を配置し、北からの光を取り入れるため景観とは逆方向に勾配屋根が持ち上げられている。

南方のメインの扉は引き戸となっており、開かれると居間と食堂の8mに渡る大きな開口となってこの部屋をベランダとして機能させる。


 

◆ Arthur and Yvonne Boyd Art Centre 1996-99年

Arthur and Yvonne Boyd Art Centre

アーティストと美術学生のために作られた研修施設。

ショールヘブン川の美しい眺めを枠組みに作られた、特徴的な玄関庇を持つエントランスコート、庇からつながり作られた多目的集会所を持つサービス棟、32人の生徒を収容する宿泊棟からなる。

 

 

◆ Walsh House 2001-05年

Walsh House

開けた草原に立つこの建物はマーカットの住宅の特徴である勾配のある深い庇があり、夏は北向きの天窓からの強烈な直射日光を防ぎ、冬は天窓からの太陽光で室内を暖める効果がでるよう設計されている。

建物の南西方向は冬の強風と夏の西日を防ぐために壁を使った直接的で簡素なつくりになっているのに対し、北東側はより洗練された素材とディテールで構成され、周辺の美しい景色に対して開かれたつくりになっている。

 

 

 

 

 

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(文:インテリア情報サイト編集部12  /  更新日:2012.09.01)

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