【カール・ハンセン&サン】ウェグナーの「CH07 シェルチェア アニバーサリーエディション」発売

 

 

ハンス J. ウェグナーによる
「CH07 シェルチェア アニバーサリーエディション」
誕生60周年を記念し期間限定発売

発売期間 2023年10月2日(月)~12月31日(日)

 

 

カール・ハンセン&サンは、ハンス J. ウェグナーの名作「CH07 シェルチェア」の誕生60周年を記念して、ローズウッド材とオーク材を使用した「CH07 シェルチェア アニバーサリー エディション」を、期間限定で10月2日(月)より発売します。
 

シェルチェアは、1963年9月20日、コペンハーゲンで開催された「家具職人の秋季展」で発表されましたが、現在の人気と知名度を獲得するまでには、実に35年の歳月を要しました。このできごとは、デザイナーとしてのウェグナーの先見性がいかに優れていたかを表しています。

 

シェルチェアの特徴は、高いデザイン性と優れた座り心地。そして柔らかなラインと有機的なフォルムは、ウェグナーが木材の可能性と課題の両方を熟知していることを物語っています。また、特徴的な3本の脚に安定性を持たせるため、ウェグナーはどの角度から見ても美しいダブルフレームを開発しました。

通常のシェルチェアとは異なり、この記念モデルでは背もたれに張地を施さずに、FSC® 認証を受けたローズウッド材の美しく特徴的な木目をより際立たせています。

 


座面は板座もしくはマットブラックのアニリンレザーのシート張りの2種を用意しています。


 

CH07 シェルチェアのストーリー
ハンス J. ウェグナーは、身体の座位について理解が深く、座り心地の良さを備えながら、リクライニング機能を持ち、アームレストのない、デザイン性に優れた全く新しいタイプのシェルチェアを開発することができました。シェルチェアのソフトなラインと有機的な形状は、ウェグナーが木材の可能性と課題をよく理解していたことの証でもあります。3本脚の椅子に安定性を加えるために、ウェグナーはどの角度から見ても美しい独自のダブルフレームを開発しました。

ウェグナーが1963年にシェルチェアを発表した時期は、この前衛的な外観は時代を先取りしたもので、さまざまな意見を呼びおこしました。また、当時の生産技術では、椅子の生産数は非常に限られていました。その後、カール・ハンセン&サンが1998年にシェルチェアを復刻した際には、チェアデザインに対する世の中の理解度は以前に比べて深まっており、世界の市場での評価を得て、認知度が高まりました。

 

 

 

 

 

また、アニバーサリーを記念して、ハンス J. ウェグナーのサインとデザイン年が刻まれた小型の真鍮プレートが付いています。

CH07 シェルチェアの特徴
• FSC®認証を受けたサントスローズウッド材とオーク材を使用した限定モデル
• ハンス J. ウェグナーのアイコニックなデザインに新たに加わるダイナミックな表情
• 1950年代から60年代にかけてのデニッシュモダンを想起させる、鮮やかなローズウッド材
• 浮いてるかのような軽やかさを与える、座り心地のよい翼のような座面
• ウェグナーの木材と木工に対する造詣の深さを物語る、あらゆる角度から見ても美しいチェア
• オーガニックに飼育されたデンマーク種の牛の原皮を使用した、トレーサビリティのあるアニリンレザー

 

Hans J. Wegner(ハンス J.ウェグナー)プロフィール (1914 - 2007)
数多くの名作を残し、20世紀を代表する才能あふれる家具デザイナーのひとり、ハンス J.ウェグナーはデニッシュデザインの海外進出に大きな役割を果たしたほか、1950年、60年代には一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃するような家具を次々と発表し、人々に大きな影響を与えました。椅子のデザインを追求し、500以上のデザインをしていることから、椅子の巨匠としても知られます。構造的にも意匠的にも完璧と言える接合部が、ウェグナーデザインの特徴となっていますが、これはウェグナーの素材への探究心と木材に対す深い造詣があるからこそ実現できたデザインと言えます。またミニマリスティックでオーガニックなフォルムもウェグナーデザインの大きな特徴となっています。

1914年、靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれました。家具職人H.F. スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。初めてデザインを経験したのもこの工房でした。20歳でコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍し、その後デザイナーとしての活動を開始しました。

1940年、ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフス市(デンマーク第二の都市)市庁舎の建築プロジェクトに参加し、そこに納める家具をデザインしました。またデニッシュデザイン界に大きな貢献を残した家具工房、ヨハネス・ハンセン社との共同作業もこの年に始まりました。

1943年 自身のデザイン事務所を開設し、1944年 中国の明朝時代の椅子に影響を受けたチャイナチェアシリーズの最初の作品となる椅子をデザインしました。このチャイナシリーズ最後の椅子となるのが1949年にデザインされたCH24(Yチェア)です。Yチェアは、カール・ハンセン&サン社で翌年の1950年から生産され、今日ウェグナーの最も成功を納めた椅子となっています。

ルニング賞(1951年)、第8回国際デザイン賞(1997年)はじめ、デザイン界における各種の賞を数多く受賞しています。また、デンマーク王立芸術アカデミーの名誉会員(1995年)、英国王立美術大学からは名誉学士号(1997年)が贈られて、その作品はニューヨークのMOMAからミュンヘンのディ・ノイエ・ザムルングまで、世界中の著名な美術館でコレクションされています。 2007年1月、92歳で他界しました。

 

 


【製品情報】
製品名 CH07 シェルチェア(Shell Chair)Anniversary Edition
サイズ (cm) 高さ 74、シート高 35、奥行き 83、幅 92
参考小売価格 板座:503,800円(税込)
パディングタイプ Leather "LUNA CARBON”(ブラック):603,900円(税込)
素材 フレーム、脚部:FSC®認証オーク(FSC C135991) オイル仕上げ
座面、背もたれ:FSC®認証サントスローズウッド(FSC C135991) オイル仕上げ
座面は板座 or マットブラックのアニリンレザーのシート張りの二種
*後ろ脚にハンス J. ウェグナーの署名とデザイン年の刻印入り真鍮プレート付き
証明書付属
発売期間 2023年10月2日(月)~12月31日(日)

 

 

 

カール・ハンセン&サンについて

カール・ハンセン&サンは創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、そして、EOOSといった世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
www.carlhansen.com

 

 

 

 

(文:制作 PR-B_PR制作部-3  /  更新日:2023.09.12)

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