【フォト・レポート】国立新美術館「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」


▲ Photo:@interior-joho.com

 

 

【フォト・レポート】
「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ
国立新美術館 企画展示室2Eにて開催
2023年11月1日(水)〜2023年12月25日(月)

 


国立新美術館(東京都港区六本木)にて、「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」を2023年11月1日(水)から12月25日(月)まで開催。

展覧会会場を【フォト・レポート】で紹介していきます。
 

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【国立新美術館|公式サイト】
https://www.nact.jp

大規模なインスタレーションによって国際的にも高く評価されている現代美術家、大巻伸嗣氏の個展です。本展覧会は、国立新美術館の天井高8m、2000㎡にも及ぶ、柱の無い大きな展示室で開催されます。


▲ 会場風景 《Gravity and Grace─moment 2023》 Photo:@interior-joho.com

演劇の舞台にたとえられるような、身体感覚を強く刺激する空間に足を踏み入れる私たちは、観客であると同時に、大巻が立ち上げた世界の一員としての演者のようでもあります(展覧会紹介記事引用)。
 


▲ 会場風景 《Gravity and Grace─moment 2023》 Photo:@interior-joho.com


▲ 会場風景 《Gravity and Grace─moment 2023》 Photo:@interior-joho.com


▲ 会場風景 《Gravity and Grace─moment 2023》 Photo:@interior-joho.com


▲ 会場風景  内覧会トークイベント時の大巻伸嗣氏  Photo:@interior-joho.com  


▲ 会場風景 Photo:@interior-joho.com 内覧会トークイベント時の大巻伸嗣氏

大巻は、空間と時間を抽出して体感させるような壮大なインスタレーションはもとより、多くの人々と協働して場を変容させるアート・プロジェクトや舞台芸術にも、その優れた資質を発揮してきました。光と闇を重要な要素とする大巻の空間は、天体のリズムにしたがった始原的な生の感覚に満ちています(展覧会紹介記事引用)。

 


▲ 会場風景 Photo:@interior-joho.com


▲ 会場風景 Photo:@interior-joho.com


▲ 会場風景 《Liminal Air Time-Space  真空のゆらぎ》(2023) Photo:@interior-joho.com

 


▲ Rustle of Existence, 2023 Photo courtesy of A4 Art Museum

動植物や風景を象った装飾的なイメージは、古来人間の生活とともにあった豊かな文様の世界を想起させます。「存在するとはいかなることか」を長年探究してきた大巻の創作には、自然の摂理、そして生と死という逃れようのないサイクルのなかで生きることへの、根源的な洞察が秘められているのです(展覧会紹介記事引用)。

これまでのシリーズをかつてない規模に拡大した最新インスタレーションや、世界を揺るがせたパンデミックのさなかに始められた映像による新作は、私たちの身体と強く響き合います。大巻が創りあげる、現代の総合芸術をお楽しみください(展覧会紹介記事引用)。

 

大巻伸嗣(おおまき・しんじ)


Pic by paul barbera / where they create

大巻伸嗣(おおまき・しんじ)
1971年岐阜県生まれ。現在、神奈川県を拠点に制作。「存在」とは何かをテーマに大巻は、環境や他者といった外界、記憶や意識などの内界、そしてその境界にある身体の問題を探求してきました。大巻が生み出した空間で私たちは、外界と内界の相互作用や、時間と空間におけるその揺らぎを、身体的な感覚とともに多義的に経験します。

近年の主な個展に、「The Depth of Light」(2023年、A4 美術館、成都)、「地平線のゆくえ」(2023年、弘前れんが倉庫美術館)、「存在のざわめき」(2020年、関渡美術館、台北)、「存在の証明」(2012年、箱根彫刻の森美術館)など。「あいちトリエンナーレ」(2016年、愛知)ほか国内外の数多くの国際展にも参加してきた大巻は、近年、「Rain」(2023年、愛知県芸術劇場/新国立劇場)などの舞台芸術でも活躍しています。

 

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国立新美術館の天井高8mの奥行きのある展示室での明滅する巨大な壺型の構造物インスタレーション《Gravity and Grace》(2023)は、壺の紋様に世界中の様々な文化が表現されており、見る角度によって表情が変わり、壺の内部に設置された回転しながら上下する発行体によって照らされた紋様の影が、会場の壁や天井にも映し出されて空間全体が作品のようでした。

 

また、薄いポリエステル布を強風(扇風機による)であおらせている《Liminal Air Time-Space  真空のゆらぎ》(2023)の作品展示は夜の海を連想させました。海岸線の寄せては返す波のようでもありますが、会場に設置された長椅子に座り作品を眺めていると大海原に浮かぶ客船の船上にいる気分になります。

身体中で感じることができる大型インスタレーションです。難しいことは考えず自分なりの鑑賞でアートを感じ取ってください。

12月25日(月)まで開催の観覧料無料の展覧会です。火曜日は休館日ですが平日の観覧がおすすめです。

近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

 

 


ポスタービジュアル


【開催概要】
会期:2023年11月1日(水)〜2023年12月25日(月)
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7丁目22−2  ⇒ map
展示室:国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00〜18:00※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
観覧料:無料
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主催:国立新美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
※会期中の関連イベントについては、 美術館HPでお知らせいたします。
展覧会詳細ページ:https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ohmaki

 

 


▲ Photo:@interior-joho.com


▲ Photo:@interior-joho.com

 


▲ Photo:@interior-joho.com


▲ Photo:@interior-joho.com
 


©国立新美術館


©国立新美術館


©国立新美術館


フランス料理店「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」 ©国立新美術館


1階「カフェ コキーユ」 ©国立新美術館


休憩用のラウンジチェア ©国立新美術館


地下1階「カフェテリア カレ」 ©国立新美術館

 

国立新美術館

日本で5館目の国立美術館として2007年(平成19年)1月に開館した建築家 黒川紀章、日本設計による建築設計の東京・六本木にある美術館。

 

【国立新美術館|公式サイト】
https://www.nact.jp

 

 


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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2023.11.04)

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