20世紀を代表する椅子のデザイン一覧 Vol.2

 

20th century2


20世紀のデザイン史は、伝統の再生や新しい発見を繰り返し、文化と日常生活の中で多様化して来た。常に変化する消費者の好み、商業的優先順位、生産技術の発展などに対応しながら空間提案・デザインは形作られた。現代の生活に適応する多くの「20世紀の名作椅子」の代表作を年代順に辿ってみよう。



1919年、建築家ワルター・グロピウスのよって「バウハウス」開校。1926年、ドイツ シュトゥッガルトの郊外で「ドイツ工作連盟」によって、建築展「ヴァイセンホーフ・ジードルンク」を開催。16名の建築家が参加し、スタムはガス管と金具で作ったカンティレバー椅子を置いた。1929年、サロン・ドートンヌでル・コルビジェらが「LCシリーズ」を発表。この時代は、スチールパイプによるシンプルで機能的な座りやすく美しい椅子が、多くのデザイナーによって生み出された。




 

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共同デザインのバスキュラントチェアは、スリングチェアとも呼ばれ、「自由に動く背を持つ椅子」。スチールパイプのフレームに座と背は革張りでリクライニング可能な背が動き、柔らかい座り心地。
本名「シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)は近代建築の代表的な巨匠の一人であり、スイス生まれのフランス人建築家。「近代建築の5原則」を唱え、数多くの建築作品がある。

 

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他作品:  「 LC2 グランコンフォール」     /    「 LC-4 チェイスロング」

 



 

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Lc2

「大いなる快適」の意味をもち、スチールパイプのフレームの中に5つの独立した分厚いクッションをはめ込んだスタイル。安定感と風格のある座と背は、革張り、コットン、フェイクスエードなど様々な張り地がある。1人掛け、2人掛け、3人掛けがある。

他作品:     「 LC1 バスキュラントチェア」   /   「 LC-4 チェイスロング」

 



 

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Lc4

 

「傾きが連続的に変わる寝椅子」スチールフレームのフォルムは優美な曲線で、機能美を極めた円弧のフレームを台座に乗せて、ずらすと背もたれの角度が調整できる。台座からはずすとロッキングチェアになる。MoMA所蔵作品。

他作品:     「 LC1 バスキュラントチェア」   /   「 LC2 グランド・コンフォート」

 

 

 

 

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1本のスチールパイプだけでできた宙に浮いたような構造で、籐張りの背と座。後脚のない「カンティレバー」は、座った時の適度な弾力を生み出す。パイプが作る曲線と肘掛けが木製でカバーされ、世界中で愛用されている。肘掛け無しのタイプは「B32」。

 


 

 

 

他作品:   「B32」   /    「ワシリーチェア B3」

 

 

 

 

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バルセロナで行われた万国博覧会でドイツ館を設計した際、スペイン国王が来賓した際くつろげる目的でデザインしたイージーチェア。X型に溶接された脚部と革ベルトの上に革張りクッションを乗せた姿は、機能と優雅なプロポーションを持つ。

 

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他作品:  「MR10 Mrチェア」   /  「MR20 Mrチェア」   /  「MR50 ブルノチェア」

 

 

 

 

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フラットバーで作られた「カンティレバー」タイプのため、強度と重量がある。同じデザインでフレーム部分が鋼管性の「チューブラー・アームチェア」。座った時の弾力性があり、座は最初のモデルは白の羊の革だった。チェコのブリュンにあるトゥーゲントハット邸のダイニングルームのためにデザインされた。「ブルノ」=チェコ語でブリュン。

 

他作品:   「MR10 サンドチェア」   /   「MR90 バルセロナチェア」

 

 

 

 

(文:小竹 みちえ  /  更新日:2016.03.30)

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