インテリアの知識 壁材編 Vol.2 壁の仕上げ

 

壁とは、材料や建物の内外を問わず空間を分離している垂直の構造物の事を指します。

同じ壁といっても木が少ない地域では、石やレンガを基本素材としてきた組積造の壁が一般的で、古代から日干しレンガなどを用いていました。

 

伝統木造建築のような軸組構造の壁は、これとは性格が異なります。

日本のように骨組みの間を埋めるつくりの壁は、高温多湿の気候の地域に多く、室内空間も障子・襖などの建具類で分割され、壁自体が少ないこと、軽量なことが特徴となっています。


壁の仕上げについては様々ありますが、今回は代表的な壁の仕上げについてみていきます。

 

代表的な壁の仕上げ


左官壁 木舞下地
<< 左官壁 木舞下地 (図1)>>

伝統的な土壁造りの下地を「木舞下地」と言います。
まず柱と柱の間に真竹を半割したものと、細い女竹や篠竹などの間渡し竹をグリッド状に組みます。間渡し竹は、かつては藁縄で、現在は棕櫚やパーム製の縄で絡めます。ここに下塗りとなる荒壁土から底埋め塗り→中塗り→上塗りと段階に分けて土を塗っていきます。植物素材が主体の下地に土はなじみやすく、耐久性のある土壁をつくることができます。地方によっては竹の代わりに葦(よし)などを用いる場合もあります。
 
木摺下地 石膏ラスボード下地

 

<< 左官壁 木摺下地 (図2)>>

木摺と呼ぶ杉などの小幅板を、隙間を空けて柱に釘で打ちつけ、塗り壁の下地としたものを指します。下げ苧(お)、ひげこと呼ぶ麻などの繊維の束を木摺に打ちつけて、土や漆喰の剥落を防ぎます。木摺は横方向だけでなく縦方向にも打ちつける場合があります。


<< 左官壁 石膏ラスボード下地 (図3)>>

左官壁では下塗りを食い込ませるため、一定間隔でへこみをつけた石膏ラスボードが使われます。間柱と胴縁にラスボードを接着剤と釘で固定し、継ぎ目にジョイントテープを張ってマスキングします。下塗りに石膏プラスターを塗り、上塗りを施す2段階の工程が一般的。最近は左官壁でも平ボードが使われる場合が多いです。




石膏ボード+壁紙<< 石膏ボード+壁紙 (図4)>>

現在、内装の仕上げとして最も多い組み合わせが石膏ボード+ビニル壁紙仕上げです。石膏ボードは価格が安く、防火・耐火性ともに優れ、寸法がくるいにくい特性があります。木造の場合は間柱や胴縁にボードを打ちつけます。RC構造の場合は軽量鉄骨下地に直接打ちつける方法と、GL工法といい、石膏系接着剤をダンゴ状に塗りつけて直に張りつける方法があります。ボードとボードの継ぎ目は、壁紙をムラなく張るために、パテで埋めたり、ジョイントテープやジョイントセメントで慣らします。ビニル壁紙をはじめ、クロス張りをするときは下地材へ直張りすることが前提となりますが、上質な和紙や織物を壁に使用する場合は下張りをすることが望ましいです。下地材が透けるのを防ぎふっくらとした素材感を出すことができるだけでなく、空気層をつくって調湿や保温効果を持たせるなどの利点があります。

 

 

 

 

 

 

 

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(文:インテリア情報サイト編集部-12  /  更新日:2014.10.23)

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