鳥取県智頭町とmore treesが協働して誕生した「かさね重」

かさね重
 

鳥取県智頭町とmore treesが協働、
地域資源を街のアイテムに変えるものづくり


more treesと鳥取県智頭町の関係がスタートしたのは2011年。地域の森林リソースを活用し、新たな活力をもたらすことが目的です。実は智頭杉は、日本を代表する銘木のひとつ。特に木目が細やかで美しいことで全国的に有名です。そこでmore treesでは、オリジナルプロダクト開発の一環として、智頭杉を活用し、都市と地域とをつなぐ取組みに着手しました。地域の技術や職人達とともに開発を試み、誕生したのが「かさね重」です。

鳥取県智頭町

 

キメ細やかな智頭杉をハレの食器に、
伝統技術がもたらした美しいたたずまい。


かさね重サイズの異なる5 種類の重箱を智頭杉の美しい木目を活かして作り上げました。

それぞれを個別の料理の器としてもご使用いただけます。 蓋は、裏返すとお皿になり、Mサイズの器は片口としても使える仕様、SとXSサイズは升の様に酒器としても楽しめるディテールがほどこされました。

おせちなどのハレの日の器としても、それぞれを盛皿として普段使い出来る、シンプルでありながらも多機能なデザインです。重ねたときの美しいたたずまいは、料理を盛りつけることで一層引き立つことでしょう。杉の優しい香りと手に触れた時の風合いが楽しめる一品です。

■商品名:かさね重
■ サイズ:外径(内径)
    XL:220角(190 角)
    L:175 角 (150 角)
    M:140 角 (120 角)
    S:110 角 (93 角)
    XS:87 角 (70 角)
■ 素材:智頭杉
■ 販売価格: ¥105,000(税込)

 

SIMPLICITY 緒方 慎一郎デザイナー:SIMPLICITY 緒方 慎一郎
1998年、「現代における日本の文化創造」というコンセプトのもと、SIMPLICITYを設立。
和食料理屋「八雲茶寮」「HIGASHI-YAMA Tokyo」をはじめ、和菓子店「楳心果」「HIGASHIYA」、プロダクトブランド「Sゝゝ[エス]」を展開。ブランドの構築から経営までを行う。また、自社ブランドのみならず、建築、インテリア、プロダクト、グラフィック等のデザインやディレクションなど、その活動は多岐に渡る。

 

鳥取県智頭町
智頭町は、鳥取砂丘に砂を運ぶことで知られる河川、千代川の源流域にある自治体です。
豊かな水源は豊かな生態系を育みます。針葉樹、広葉樹が共存する混淆林(こんこうりん)と呼ばれる完全なる原生林がある地域としても注目を集めています。実に、町の面積の93%を山林が占めるこの土地には、元来優れた木材を産出する土壌があるのです。智頭杉はこうした土地で、人の手によって丁寧に育てられることで、木目が均質に詰まった美しい木質を実現しています。古くから秋田杉などと並ぶ銘木として知られ、現在も林産業が栄え杉の育成技術における日本有数の地域として知られています。

more trees

more trees ( モア・トゥリーズ) とは、文字通り、「もっと木を」という呼びかけで始められた地球規模の森づくりのプロジェクト。坂本龍一氏をはじめ5人の発起人と、その呼びかけに賛同した世界各国の100 人以上の人々によって設立されました。人工林が危機的状態にある日本国内では間伐を促進し、急速に森林が減少している海外では植林を行っています。

 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2012.11.04)

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