東京国立近代美術館工芸館「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」開催


図版No.1 「所蔵作品展みたーこどもからの挑戦状」チラシ
画像作品:田嶋悦子《Cornucopia 08-Y2》2008年

 

 


東京国立近代美術館工芸館展覧会
所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状 開催
Did You See It?―Challenges from the Kids

 

 

 

東京国立近代美術館工芸館は、2019年7月13日[土]-2019年9月1日[日]まで「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状-Did You See It?―Challenges from the Kids」を開催します。


こどもには工芸の鑑賞はむずかしいのではないか。そんな声をうけて「こども工芸館」と冠した鑑賞プログラムを始動させたのは2002年夏のこと。私たちの生活感情と深く関わる、そして世界が注目する日本の工芸を、長い休暇のあいだに楽しみながら学んでもらえたらと思ったのがきっかけでした。

しかしフタを開けてみればこどもたちのリアクションは実に頼もしく、おとなの思惑や心配など軽々と越えて、深く鋭く工芸に迫っていきました。

「イロ×イロ」「ボディ」「もようわくわく」「ピカ☆ボコ」「ナニデデキテルノ?」「調度」「アツアツ」…工芸にかかわるシンプルかつ多様な問いを設け、これまで13回にわたって開催してきたこの取り組みは今年の夏、東京ではファイナルを迎えます。本展は、「こども×おとな工芸館」の集大成。こどもたちのつぶやき、こどもたちの眼が切り取った工芸の根源的な姿をもとに、「色」や「もよう」、「質感」や「調度」など、これまでに取り組んだテーマを再構成します。


リピーターの方も、初めての方も、ぜひ「こどもからの挑戦状」を受け取ってください。

 

工芸館は2020年に石川移転が決定しています。東京での夏開催の工芸館展覧会はこれが最後になります。重要文化財の赤レンガの洋館で、工芸鑑賞ができるのも、あとわずか。お見逃しなく!

 


本展のポイント
■「こども×おとな工芸館」展の集大成、工芸館の名品約150点!
■「みんなでつくる」展覧会。大好評を博したワークシート「みんなでつくる工芸図鑑」など、約15年にわたる「参加者たちの鑑賞の軌跡」も一挙に展示。昔の自分が書いた「図鑑」が見つかるかも?!
■おとなもこどもも「ふれて・感じて・楽しむ」工芸のワークショップが充実。
■自由研究にも役立つセルフガイド(作品解説リーフレット)を先着限定で無料配布します。
■2020年に石川県に移転予定の工芸館。東京の工芸館、最後の夏です。


 

| 展示室ごとに、これまでの夏の展覧会を振り返りる展覧会


ロゼリン・デリール 《三連の形 38》1988年 東京国立近代美術館蔵

 


初代宮川香山 《色入菖蒲図花瓶》1897-1912年頃 東京国立近代美術館蔵

ナニデアツアツ?2016.・2018 開催
「何で出来てるの?」というこどもたちの好奇心がまっしぐらに突き進んだ先には、作者の熱い思いがあふれています。大人の皆さんもチェックしておきたい素材技法のアレコレをご覧ください。

 

 

 

 

 


高橋禎彦 《つぶつぶの瓶》 2010年 東京国立近代美術館蔵

ピカ☆ボコ 2015 開催
知識がなくても工芸の鑑賞は大歓迎。直観で良いのです。「つやつや」や「ざらざら」など、リズミカルな言葉をつぶやきながら、作品の質感を堪能しましょう。

 

 

 

 


小名木陽一 《赤い手ぶくろ》1976年 東京国立近代美術館蔵

ボディでハッピー 2013・2017 開催
制作工程における身体活動と作品の形の関係性について考えます。また、身に回りにおくことで素敵な気分になる調度品についてご紹介します。

 

 


赤地友哉 《曲輪造彩紅盛器》1960年 東京国立近代美術館蔵

もようわくわく 2014 開催
真っさらなままでも良いのに、模様があると心が躍ります。幾何学形態から自然の風物、あるいは化学変化による現象などで表された作品の世界をご堪能ください。

 

 

 

 

 

 

 


生野祥雲斎 《白竹一重切華入くいな笛》1967年 東京国立近代美術館蔵

 

 

 


ダンテ・マリオーニ 《ブルー・トリオ》1997年 東京国立近代美術館蔵

イロ×イロ 2010 開催
作品の形や質感を陰影で切り取ったモノクローム作品をご紹介します。さらに、赤と青という対照的な色に作家がどのような思いを投入しているのか体感的にお楽しみいただけます。

 

 

 

|  飛び入り歓迎!申込不要の夏の思い出プログラム

■ たんけん! こども工芸館スタンプラリー[先着2000名]
 対象:中学生以下
マップを片手に工芸館を探検。6つのお宝スタンプを集めた方には小さなナニカをプレゼント。


■ みんなでつくる工芸図鑑[先着2000名]
対象:中学生以下
挑戦状をかいてみる?絵とメッセージでおとなもおどろく図鑑作り。会期中工芸館で大公開。
 

■ 挑戦状攻略のヒント[先着8000名]
対象:どなたでも
こどもたちに負けない?おとなのためのセルフガイド。
 


■ 工芸館で思い出フォト(夏)[先着100名]
対象:どなたでも
工芸館で夏の思い出写真を撮りましょう。ハッシュタグ(#工芸館#みた)をつけて工芸館の写真をSNSで発信していただいた方には選べるカコナツグッズをプレゼント。こどもたちしかもらえなかった特製グッズを手に入れるチャンス!


■ ジロジロめがね工房
対象:小学生以下
会期中水・土曜日13:30~13:55
工芸のアレコレがよくみえる?ジロジロめがね作り。「家族でタッチ&トーク」に当日ご参加の方限定のお楽しみ


■ 家族でタッチ&トーク
対象:小学生以下、お子さんのお付添いの方
会期中水・土曜日14:00~15:00
ジロジロめがねを片手に会場でウォーミングアップ。そのあと作品にさわってみる!小さなお子さん連れもお気軽にどうぞ。*「製作工房」に参加できなかったお子さんには工芸館製のジロジロめがねをご用意いたします。
 

■ おとなのタッチ&トーク
対象:どなたでも
会期中水・土曜日14:00~15:00
違いのわかるおとなのタッチ&トーク。人間国宝の作品が登場することもある「さわってみようコーナー」と会場トークの2部構成です。


■ わくわく自由研究所
対象:小学生以下
7月26日(金)、8月1日(木)
各日10:00~12:00、14:00~16:00のご都合のよい時間
「自由」の響きにときめくはずが悩みのタネとなってしまうこともある「自由研究」。でも気になることのその先には、あなた自身のカケラが見つかるかも。宿題のヒントを探りながら、自分探しの旅に出ませんか?工芸館ガイドスタッフがお手伝いします。


■ ゆるーいツアーと××製作所
[各回先着15名程度]
対象:どなたでも

・イロイロカード:8月6日(火)、12日(月・休)
・花小箱:8月8日(木)、25日(日)
各日11:00~12:00
色やもようをゆったりながめるツアーのあとに、目と指先のおもむくままにカードや小箱を作りましょう。美術館ではのんびり楽しみたい、そんなあなたにおすすめです。
 


■ ブック&トーク[各回先着10名程度]
対象:3歳~小学3年生、お子さんのお付添いの方
8月2日(金)、4日(日)、9日(金)
各日10:30~11:00、11:30~12:00
絵本の読み聞かせと作品をみながらミニトーク。絵本でイメージがふくらんだこどもたちはどんな言葉をつむぐでしょう。
 


■ ココミテ!バッジ製作所[各回先着30名]
対象:どなたでも
8月11日(日)、9月1日(日)
各日10:30~12:00、14:00~15:30
展示作品の「ココミテ」ポイントをクローズアップ。世界にひとつのオリジナル缶バッジを作ります。

 

 

 

| より深く学ぶ申込制(抽選)のプログラム

■ こどもタッチ&トーク[各回15名]
対象: 3歳~小学3年生
7月21日(日)、22日(月)、8月18日(日)、19日(月)
13:30~15:00
小さくてもどの子も立派な鑑賞者。工芸をつくりあげている豊かな素材感に直接さわってみたり、発見したことを楽しくおしゃべり。工芸のエッセンスをちりばめたおみやげグッズも作ります。


■ キュレーターに挑戦[12名]
対象: 小学4年生~中学3年生
7月25日(木)10:00-15:00 *昼食持参
工芸館のお仕事体験。作品の取扱いと研究のあとはグッとくるポスター作りに挑戦!

申込制プログラム応募〆切7月1日(月)
※イベント詳細や申込方法はHPをご覧ください。
https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/didyouseeit2019/

 

 

 

| その他 関連イベント

■ ギャラリートーク 14時から
2019年7月14日(日) 当館研究員
申込不要・参加無料(要当日観覧券)。


■ 会期中水・土曜日タッチ&トーク14時から約60分
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。作品を実際にさわりながら鑑賞できる<さわってみようコーナー>と会場トークの2部構成で、さまざまな角度から展覧会の見どころを紹介します。
申込不要・参加無料(要当日観覧券)。

 

 

【開催概要】
展覧会名(日) 所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状
展覧会名(英) Did You See It?―Challenges from the Kids
会期:2019年7月13日[土]- 9月1日[日]
会場:東京国立近代美術館工芸館(千代田区北の丸公園・竹橋)
      〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園1-1
主催:東京国立近代美術館
開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館:月曜日(7月15日、8月12日は開館)、7月16日[火]、8月13日[火]
観覧料:一般250円(200円) 大学生130円(60円)
       高校生以下および18歳未満、65歳以上、
      「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、
       賛助会員(同伴者1名まで)
       MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)
       キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1 名)は無料。
*()内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*割引・無料には入館の際、学生証・運転免許証など年齢のわかるもの、会員証、社員証、
障害者手帳をご提示ください。
 

アクセス
東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口徒歩8分
東京メトロ東西線・半蔵門線/ 都営新宿線「九段下駅」2番出口徒歩12分
 

無料観覧日:8月4日(日)、9月1日(日)

公式HP: http://www.momat.go.jp


東京国立近代美術館工芸館について

工芸館は、2020年、石川県金沢市へ移転します。日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館の分館として、建築家・谷口吉郎が改修を手がけ、昭和52(1977)年に開館しました。総数約3,860点(平成31年3月31日現在)を収蔵し、近現代の工芸およびデザイン作品を全般にわたって幅広く収集をおこなっています。工芸館の赤レンガの建物は、明治43(1910)年に建てられた旧近衛師団司令部庁舎を保存活用したもので、現在、重要文化財に指定されています。
http://www.momat.go.jp

 

 

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(文:制作 PR-M _PR制作部-1  /  更新日:2019.06.15)

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