フレンチ・デザイン展「NO TASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック....」

 

 

 


世界巡回展
フレンチ・デザイン展
「NO TASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック
....」開催

 


VIA(フランス創作家具振興会)は、フレンチ・デザインを紹介する世界巡回展「NO TASTE FOR BAD TASTEスタルク、ブルレック...」展を、3月15日(金)~31日(日)の期間、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 3(東京・六本木)を会場に開催します。

 

「NO TASTE FOR BAD TASTE」展は、VIAのプログラム「Le French Design(フレンチ・デザイン)」が VIAの40年間にわたるインテリアデザインへの貢献と支援を記念して開催する展覧会です。国際的に活躍する40人のクリエイターにより結成されたシンクタンクが、「フレンチ・デザイン」を定義する10のキーコンセプトを導き出し、これらに基づいて40のプロダクトを選出。東京展では、このプログラムのご紹介と共に、10のキーコンセプトの中から、5のコンセプトにフォーカスし、これを象徴する20のプロダクト作品を展示します。
 

本展は、アンスティチュ・フランセの協賛を得て、2017年から世界各地を巡回。フレンチ・デザインのエレガンスを凝縮し、世界中の人々に楽しんでもらうとともに、フランスのデザインシーンがアートと産業をどのように融合させているのかを発信します。ミラノ、ヴェネチア、モントリオール、マイアミ、ロサンゼルス、 NY、ブエノスアイレスに続き、今回の東京はアジア初の展示となります。その後は2020年にかけて中国、シンガポール、台湾を含むアジア各地を巡り、20カ国以上の巡回を経て2021年にヨーロッパに凱旋します。バランス、大胆さ、開放性、そしてもちろん品格といった価値観を共有するフランスのデザイナー、メーカー、職人による" アール・ド・ヴィーヴル"(日常に息づく芸術)をこの機会にぜひご覧ください。

 

 

 

|フレンチ・デザイン10のキーコンセプト

「 NO TASTE FOR BAD TASTE」展は、デザイナーとメーカーのアイデンティティをグローバルに共有することを目的とした VIAのプログラム「フレンチ・デザイン」の一環で企画されました。デザイナー、建築家、哲学者、美術館のキュレーターなど、フランスの文化界、およびデザイン産業界において国際的に活躍する40名の著名なクリエイターが集結し、「フレンチ・デザイン」のコンセプトを定義するためのシンクタンクを結成。この活動により、「フレンチ・デザイン」で基本となる下記の 10のキーコンセプトを導き出しました。シンクタンクのメンバーたちは、各キーコンセプトの実例となる象徴的な作品を選ぶための指針を示しただけでなく、ベンチマークを確立し、抽象概念を言葉で表現することで展覧会の演出にも貢献しました。VIAの会長 ベルナール・レイビエ氏は、「本展のねらいは世界中の幅広いオーディエンスに向けて情報を発信し、"フレンチ・デザイン "の精神を共有することだ」と話します。


「アール・ド・ヴィーヴル(日常に息づく芸術)」
「創造性と産業」
「ラグジュアリーの香るエレガンス」
「持続可能な革新性」
「大胆さ」
「サヴォアフェール(職人技)」
「バランス」
「伝統」
「異文化への開放性」
「品格」

 


| シンクタンクのメンバーが 10のキーコンセプトに基づいて選んだ40の名作から

 


Item: Vertigo, 2010
Designer : Constance Guisset
Brand : Petite Friture
Selected by Olivier Gabet, Musee des Arts Decoratifs

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Item: Ploum, 2011
Designer : Ronan & Erwan Bouroullec
Brand : Ligne Roset
Selected by Marva Griffin

 

 

 

 

 

Item: Foret illuminee, 2011
Designer : Ionna Vautrin
Brand : Super-ette
Selected by Paola Antonelli

 

 

 

■ シンクタンクメンバー

国際的に著名な40人のクリエイター:ジャン =シャルル・ド・カステルバジャックとシャンタル・トーマス(ファッションデザイナー)、ジャン =ミシェル・ウィルモット(建築家)、ジル・リポヴェツキー(哲学者)、ギー・サヴォア(シェフ)、MoMAからイサム・ノグチ美術館に至る美術館のキュレーターたち、リーンロゼ、エルメス、フェルモブ各社のディレクター、クリスチャン・リエーグル(内装デザイン)、マタリ・クラッセ、マチュー・ルアヌール、ピエール・ヨヴァノヴィッチ、ガンジャン・グプタ、パトリック・ジュアン(デザイナー)等。

 

 

 

 

 

| 展覧会構成

前述の10のキーコンセプトにからめて、フランスのアール・ド・ヴィーヴルがいかに優れているかをさらに強調するために、 VIAは、フレンチエレガンスの伝道師であるファッションデザイナー、ジャン =シャルル・ド・カステルバジャックとタッグを組みました。フレンチ・デザインを反映するテントを用いて、展覧会全体を演出するエレガントで詩的なセノグラフィをデザイン。音楽やグラフィックなどアーティスティックなディレクションを行いました。東京展では10の内5つのキーコンセプトにフォーカスし、実例となる20点の作品を5つの “テント ”に分類して展示します。来場者はこのスペースを自由に動き回りテント内を探検、作品を試したり、各テント内の雰囲気を堪能できるなど、観客との対話を促すような構成になっています。

 


【開催概要】
展覧会名:フレンチ・デザイン展「NO T ASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック....」
会期:2019年3月15日(金)~3月31日(日)
開館時間:10:00 - 19:00
休館日:火曜日
入場:無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 3
        〒 107-0052 東京都港区赤坂 9-7-6  → map
        東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
tel. 03 3475 2121
主催:VIA(フランス創作家具振興会)
共催:アンスティチュ・フランセパリ本部、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
URL:www.lefrenchdesign.org
ハッシュタグ : #lefrenchdesign @lefrenchdesign

 


VIAについて  
VIA(V alorisation de l’Innovation dans l’Ameublement -フランス創作家具振興会)は、フランス産業省の支援を受け、 CODI- FAB(フランス家具および木製品業界開発委員会)の提唱により 1979年に設立された。インテリア家具の研究開発とイベント企画を行う団体で、以下のような役割を果たしている。フランスおよび海外におけるインテリア家具、および家庭向けと業界向けのライフスタイルデザインにおけるクリエイションとイノベーションの促進。家庭用品およびライフスタイルデザイン分野においてフランスが国際的に創造性を発揮するための活動の企画。クリエイティブな才能の支援。過去35年以上にわたって VIAは世界の才能ある人材を発掘することに定評を得ている。 
www.lefrenchdesign.org 

 

アンスティチュ・フランセについて
アンスティチュ・フランセは、コンテンポラリーデザインを支援し、フランスのアーティストが国際的な認知度を高めるための活動をしている。ビジュアルアーツ、デザイン、建築の分野ではフランス文化・通信省の芸術創出総局(DGCA)と遺産総局(DGPat)と協力していくつものプログラムや活動を進めている。 

 

 

 

 


21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
TEL: 03-3475-2121
http://www.2121designsight.jp/

 

(文:21_21 DESIGN SIGHT  /  更新日:2019.02.23)

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