京都の細見美術館「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」展を開催

 

 

「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」展
京都・細見美術館にて開催

 

 

日本美術コレクションを中心に、多彩な企画展を開催している京都の細見美術館では、2020年1月7日~3月29日の期間、「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」展を開催します。

 

大正8(1919)年に大倉孫兵衛、和親父子によって創設された大倉陶園は、日本を代表する洋食器メーカーとして世界に誇る作品を生み出してきました。

「良きが上にも良きものを」の理念のもと生産される磁器は、フランスのセーヴルやドイツのマイセンなど西洋の名窯にも比肩する高い品質を有していると評価されています。品格を備えた洋食器は、皇室をはじめ、数多くの文化人や財界人に愛されたほか、老舗ホテルやレストランでも供され、日本の洋風文化の一翼を担ってきました。

陶磁器に出会うシリーズ9回目の本展では、草創期から現在までの作品を通して、その優れたデザインや品質を紹介するとともに、日本の洋食器文化における同園の役割を探ります。また、最新の調査結果を反映し、これまで知られることのなかった創業当時など戦前の様子を伝える貴重な資料をご覧頂きます。さらに、当館のロゴや琳派展のグラフィックを行なってきた仲條正義氏デザインの大倉陶園の洋食器の特別展示なども併せて行います。

 

京都 細見美術館 The Hosomi Museum Kyoto

https://www.emuseum.or.jp/

 

|みどころ作品

「一本のバラ プレート」×大倉陶園


「一本のバラ」プレート(部分) 1990年 大倉陶園蔵   撮影:鈴木 心

 
今回の展覧会のポスターやチラシのメインビジュアルにも使用されている「一本のバラ」。プレートには大きく余白がとられ、まっすぐに伸びた茎をもつバラが一本だけ色鮮やかに描かれています。

本作は数々の作品を生み出し、また社長も務めた大倉陶園を代表するデザイナー百木春夫氏が、ロシア民謡で日本語版も発売された「百万本のバラ」の歌詞からデザインの着想を得た作品です。民謡では貧しい画家が、恋焦がれた女優に百万本のバラを贈る物語が謳われており、これを聴いた百木氏が「一本のバラ」で女性の心を射止めたいと、このデザインを考案されたそうです。

バラの絵とあわせて、プレートの縁に施されたエンボス(凹凸のついた金属のローラーで連続模様を施した技法)による装飾もお愉しみください。

 

 

 

奈良ホテル×大倉陶園
 
1909年(明治28年)、東京駅の設計でも知られる辰野金吾によって誕生した奈良ホテルは、今年開業110周年を迎えた西日本を代表する老舗ホテルです。昭和10年、この奈良ホテルに映画「ラストエンペラー」でも知られる清朝最後の皇帝 溥儀が滞在しました。

本展では、この国賓をもてなすために奈良ホテルが大倉陶園に発注した洋食器にもご注目ください。また、会期中には、奈良ホテル副支配人をお迎えして、この洋食器にまつわる様々なエピソードをお楽しみいただく機会も設けています。
 


貴賓用特別食器揃(満州国皇帝溥儀を迎えるに際し製作) 1935年 奈良ホテル蔵

 

 

|   その他 主な出品作品


色蒔デミタス碗皿 1935‐45年  東京村田コレクション

 


瑠璃透彫サービス皿  1940‐45年 個人蔵

 


岡染付薔薇花瓶  1935‐45年 個人蔵
 



鸚鵡1928年 東京村田コレクション

 

  

【開催概要】
「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」展
開催場所:細見美術館
              京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6−3 → map
会期:2020年1月7日(火) - 3月29日(日)
※前期 1月7日(火) - 2月16日(日)
※後期 2月18日(火) - 3月29日(日)
開館時間 : 午前10時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
入館料 : 一般 1,400円(1,300円) 学生 1,100円(1,000円)
            ※( )内は20名以上の団体料金
            ※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示で団体料金にご優待
主 催 : 細見美術館 京都新聞
特別協力 : 株式会社大倉陶園
助 成 : 公益財団法人 花王 芸術・科学財団

本展は巡回展です。
・渋谷区立松濤美術館(2019年6月8日~7月28日)終了
・岐阜県現代陶芸美術館(2019年8月10日~10月14日)終了
・細見美術館(2020年1月7日~3月29日)最終会場

 

 

京都 細見美術館 The Hosomi Museum Kyoto

財団法人細見美術財団の約1000点に及ぶ日本美術コレクションを中心に、多彩な企画展を開催している。収蔵作品は縄文・弥生時代の美術から江戸時代の諸流派の絵画まで、ほぼ全ての時代にまたがる絵画・彫刻・工芸・書の作品を網羅。
https://www.emuseum.or.jp/

 

(文:PR-M PR制作部-1  /  更新日:2020.01.13)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ