21_21 DESIGN SIGHT 企画展 「野生展:飼いならされない感覚と思考」開催

 

 

 

 


21_21 DESIGN SIGHT 企画展
「野生展:飼いならされない感覚と思考」 開催


21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年10月20日(金)~2018年2月4日(日)まで企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」を開催します。展覧会ディレクターには、思想家で人類学者の中沢新一を迎えます。中沢は、各地のフィールドワークを通じて、時代や領域を横断し、学問の垣根を超えた研究を行ってきました。

人間の文化と生活には、心の土台となる「野生」の能力が欠かせません。私たちのもつ本能であり、知性でもある野生は、創造力に大きな刺激を与えるきっかけになります。たとえば、明治時代の日本が生んだ大博物学者、南方熊楠は、偶然の域を超えた発見や発明、的中を「やりあて」と呼び、それを繰り返すことで、粘菌学の領域をはじめ神話学や民俗学にも優れた足跡を残しています。南方のような思考の跳躍は、ものづくりや表現の歴史においても、度々その例を見いだすことができます。

理性や合理性ばかりが前面にあらわれる現代においても、野生の感覚と思考は、いまだ失われていません。中沢は、「私たち人間の内に潜み、『まだ飼いならされていない心の領域』こそが、今まさに大切になってきている『野生』のすみかである」と言います。現代における野生とはなにか。自身の内に潜む野生をどのように見いだすのか。見たことのない物事の意味をどのように理解し、表現するのか。
 

本展では、現代の表現者たちのもつ野生の魅力に着目し、さまざまな作品や資料を通して、その力を発動させ
るための「野生の発見方法」を紐解いていきます。

 

 

井上嗣也「Wild Series」(写真:吉田多麻希)



■ ディレクターズメッセージ

人間みんなが同じ世界に生き、同じような体験をして、夜見る夢も同じようになっていく現代に、まだ管理され尽くしていない、まだ飼いならされていない心の領域が、どこかに生き残っている。私たちはそれを「野生の領域」と呼ぶことにした。

この「野生の領域」に触れることができなければ、どんな分野でも新しい発見や創造は不可能だ。

どうやったら、私たちは心の中の「野生の領域」に触れることができるか、どうしたらそこへの通路を開くことができるか。生活と仕事の中でこの「野生の領域」への通路を開く鍵を発見することが、「野生展」のテーマである。

 

 

 


中沢新一

1950年、山梨県生まれ。思想家・人類学者。現在、明治大学 野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士過程満期退学。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。著書に『チベットのモーツァルト』、『森のバロック』、『フィロソフィア・ヤポニカ』、『アースダイバー』、『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『芸術人類学』、『野生の科学』、『大阪アースダイバー』ほか多数。近著に『熊楠の星の時間』、『俳句の海に潜る』がある。これまでの研究業績が評価され、2016年5月に第26回南方熊楠賞(人文の部)を受賞した。

 




青木美歌「あなたと私の間に」(Photo: Yusuke Sato)

 

 

 

 


大森克己「和歌山県古座川町 2002」


 



ステファニー・クエール「Old Boar」 (c)Stephanie Quayle

 

 

 


田島征三「吠える獣」(撮影:酒井 敦)

 

 




西村裕介「ボゼ」(デザイン:井上嗣也)

 

 

 


渡邊拓也「道具と作ることのインスタレーション -case1-」 ((c)Tokyo Wonder Site/Photo: Ken Kato)

 

 



【開催概要】
21_21 DESIGN SIGHT企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」
会期:2017年10月20日(金)~2018年2月4日(日)
休館日:火曜日、年末年始(12月26日~1月3日)
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
入館料:一般1,100円、大学生800円、高校生 500円、中学生以下無料
           15名以上は各料金から200円引き
          国立新美術館「安藤忠雄展―挑戦―」(2017年9月27日~ 12月18日)の展覧会チケット(半券可)
          のご提示で、通常の入場料が100円相互割引(他の割引との併用不可。1枚につき1名、1回のみ) 
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1、2
        〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
www.2121designsight.jp
 

主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協賛:三井不動産株式会社
協力:公益財団法人 南方熊楠記念館、南方熊楠顕彰館、明治大学 野生の科学研究所
展覧会ディレクター:中沢新一
企画協力: 野沢なつみ(明治大学 野生の科学研究所)、山田泰巨
制作協力: 川上典李子
展覧会グラフィック: 井上嗣也
会場構成協力: teco(金野千恵、アリソン理恵)
参加作家 :青木美歌、井上嗣也、大森克己、ステファニー・クエール、黒田征太郎、しりあがり寿、鈴木康広、 
                田島征三、立花文穂、西村裕介、渡邊拓也、他
21_21 DESIGN SIGHTディレクター: 三宅一生、佐藤 卓、深澤直人
アソシエイトディレクター: 川上典李子
プログラム・マネージャー: 齋藤朝子
プログラム・オフィサー: 西田麻海江

 


 

 

 

21_21 DESIGN SIGHT 21_21 DESIGN SIGHT

 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
 TEL: 03-3475-2121
 http://www.2121designsight.jp/

 

 

 

 

 

 

(文:21_21 DESIGN SIGHT  /  更新日:2017.09.16)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ