福井県鯖江市で「RENEW×大日本市鯖江博覧会」 開催

 

 

産地に出会う×工芸と遊ぶ 4日間
「RENEW×大日本市鯖江博覧会」 開催


 


福井県鯖江市河和田地区で年に1度開催される体験型マーケット「RENEW」は、今年で3年目を迎えます。今年度は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ、全国的に活動する奈良の老舗「中川政七商店」とタッグを組み、「RENEW×大日本市鯖江博覧会」として、2017年10月12日(木)~10月15日(日)の4日間に渡り開催します。

 

コンセプトは「ものづくりを志す全ての若者が目指すまち」。河和田地区には、徐々に若手の職人やクリエイターが集まりはじめています。人の移動がさらに活発化し、相互に魅力を高め合う産地を目指し、地域を越えて約70件の工房・企業が参加。普段は出入りすることのできない工房を特別に開放し、ものづくりの現場を見学、体験できる年に一度の特別なイベントです。

 

 


■ 河和田地区とは?



河和田地区は、人口約4,300人の小さな地域。1500年以上の歴史をもつ越前漆器や、国内唯一の眼鏡産業が集積し、技術を継承しながら、時代に合わせたものづくりを続けるまちです。この10年で、移り住む若者も増え、少しずつ新しい風が吹いています。




 

 

 


■ RENEWとは?

 

「RENEW」は、福井県鯖江市河和田地区で2015年にスタートした体感型マーケット。作り手の仕事場を見て、知って、体験しながら、ワークショップや商品の購入が楽しめます。RENEWは、ものづくりとの出会いや職人との対話など“作り手と使い手の共感の輪”を作ります。
 


 

 


■ 大日本市博覧会とは?


「大日本市博覧会」は、中川政七商店が展開する、日本のものづくりの魅力を発信するイベント。“日本の工芸を元気にする!”というビジョンのもと、工芸をより多くの方に身近に感じていただくため、産地ならではの展示やイベントをお届けいたします。会場となる「うるしの里会館」には、中川政七商店オリジナル商品をはじめ、日本各地の工芸品を販売する巨大やぐらが登場します。

 


http://www.yu-nakagawa.co.jp/top/#

 

 

 


 


|   RENEW コンテンツ 例

▼オフィシャルレセプション


※昨年イベントの様子

元眼鏡工場を改装したクリエイティブスペース「PARK」(今秋オープン予定)を会場に、レセプションパーティを開催。漆器を手がけた職人自らがバーテンダーとなって地酒を提供する「漆器バー」や、メガネ・漆器の技術を体感できるワークショップなど、多様なコンテンツでみなさまをお待ちしています。

時間:10月12日(木)19:00~
場所:PARK(鯖江市河和田町19-1-7)
 

 



PARKは、移住者たちと、その大きな可能性に引き寄せられた地域内外の人たちが“暮らし、集い、作る”をテーマに設立した一般社団法人。福井豪雨による水害後10年以上放置され、存在さえ忘れられていた工場と空き住居を、シェアファクトリー・カフェ・シェアハウスへ改装するプロジェクトを進めています。

 

 

 

 

 


▼工房見学・体験
各工場が、それぞれに趣向をこらしたワークショップや工房見学を企画。親子で楽しめる企画もあり、子供から大人まで楽しめるイベントです。

| 河和田地区 参加企業

■ 漆琳堂



初代より8代に渡り200年以上、漆器の製造・販売を手掛けています。漆をより身近に親しんでもらおうと、ポップで風合いのある漆を用いた自社ブランド「aisomo cosomo」を立ち上げ、2016年には工房併設のショールーム兼ショップを新設しました。

 

 

 

 

■ Hacoa (有限会社山口工芸)




領域にとらわれない空間全体へのアプローチを視野に入れたものづくりを、デザインから製作まで、一貫して行うプロフェッショナル集団。越前漆器の木地技術を応用したキーボードや名刺入れなどの製品を製作。東京や大阪など、各地にショップを展開しています。

 

 

 

■ 谷口眼鏡


 



1996年に自社オリジナルブランド「TURNING」を立ち上げ、ひとつひとつ職人の手により眼鏡を製造。“豊富な色柄と美しい艶、そして温かみのある質感をいかにフレームに仕立てるか”をテーマに掲げています。


 

 

■ ろくろ舎


 



北海道より移住し、河和田地区で木工を学んだ職人による、漆器の「木地」を手がける工房。伝統的な丸物木地師としての技術を継承しながら、“価値の再定義”をコンセプトに、木材を中心に素材・製法にこだわることなくプロダクトを製作しています。また“持続可能”をテーマに作り手の領域にとどまらず様々な活動を行っています。

 

 

■ ataW (株式会社関坂漆器)



株式会社関坂漆器のUターン移住者によるセレクトショップ&カフェ。河和田地区の玄関口に位置し、福井県産の商品、国内外の日用品、家具、デザインプロダクト、洋服、ジュエリー、音楽CDを扱います。また、グラスや漆器などのオリジナル商品も販売。見た目の美しさや機能だけでなく、背景にあるストーリーや独自の視点や思想、製作過程、手法に焦点をあて、国、ジャンル、年代問わずセレクトしています。

 

 

 


■ TSUGI



河和田地区に魅せられ移住したデザイナー・職人で構成されるクリエイティブカンパニー。“支える・作る・売る”をキーワードに、地域や地場産業のブランディングを行っています。その土地に脈々と紡がれてきた地域資源を見つめ直し、眼鏡素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」の企画・製造をはじめ、福井のグッドプロダクツショップ「SAVA!STORE」の運営など、デザイン・ものづくり・地域といった領域を横断しながら創造的な産地づくりを行っています。




 

 

 


|   連携コンテンツ 例
RENEW×大日本市鯖江博覧会では広域イベントも同時開催。 


 ▼ Creema Craft Caravan in 鯖江



日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」による祭典が登場。アクセサリーや雑貨など、ものづくりに情熱を傾ける全国のクリエイターが軒を連ねます。

開催日:10/14(土)・15(日)
場所:中山公園 (鯖江市西袋町68-36)

 

 

 


▼ 日本工芸産地協会 オープンセミナー



2016年3月、工芸産地活性化を目指し、全国11社の工芸メーカーによって設立した「一般社団法人日本工芸産地協会」が、“未来の工芸産地”の姿を提案するオープンセミナーを行います。

第一部: 株式会社能作(高岡) 代表取締役 能作克治
第二部: 有限会社山口工芸(鯖江) 代表取締役 市橋人士

             ×
株式会社中川政七商店(奈良)代表取締役十三代 中川政七

開催日:10/13(金) 19:00~20:30
場所:福井ものづくりキャンパス 2F 小ホール (越前市瓜生町5-1-1)

 

 

 


▼ 浜町発酵まつり



地域再生とクラフトの再生を目指す複合施設「CRAFT BRIDGE」が食のクラフトを楽しむイベントを開催します。お昼は発酵ワークショップやトークイベント、発酵お食事会など様々な企画が登場。夕方からは会場全体がバーとなって、県内の美味しい日本酒、クラフトビールの提供に合わせ、福井県内の専門店によるこだわりの発酵屋台で、おいしい発酵フードをお楽しみいただけます。


開催日:10/14(土)・15(日)
場所:CRAFT BRIDGE (福井市中央3-5-12)

 

 

▼ 移住EXPO
漆器や眼鏡のものづくりを志す若い職人や、デザイナーなどの多彩な若手移住者も多く、地域全体として移住者を受け入れる下地が整っている河和田地区。移住EXPOでは、産地の企業採用説明会や、若手職人移住者との懇親会など、多彩なコンテンツを用意し、ものづくりにかかわる移住の未来を描きます。

開催日:10/14(土)・15(日)
場所:未定

 

 

 


| 福井クラフトツーリズム

福井県丹南エリアは、伝統産業が残るものづくりの里。半径10km圏内に眼鏡、越前漆器、越前和紙、越前箪笥、越前刃物、越前焼など、様々なものづくりが集積しています。今年度のRENEWでは、これらの工房も一挙に開放し、福井の多様なものづくりをまるごと楽しめる「福井クラフトツーリズム」を開催します。

 

■眼鏡エリア (鯖江市市街地)



福井県鯖江市は、日本で販売される眼鏡フレームの96%のシェアを誇る「眼鏡のまち」。日本を代表する眼鏡メーカーや、眼鏡の素材を用いたアクセサリーや雑貨の工房が参加します。

 

 

 

■ 和紙エリア (越前市今立地区)

1500年の歴史を持つ、国内有数の和紙の産地・今立。今年度は10社の和紙工房が参加します。日本唯一の紙の神様を祀る「大瀧神社」や、昔ながらの美しい町並みも必見です。

 


■ 箪笥エリア (越前市市街地)



古来より越の国の国府がおかれた越前市に伝わる「越前箪笥」。江戸後期から伝わる独自の技術に加え、箪笥のキャリーバックなど、新しい挑戦にも取り組む越後箪笥の「いま」に注目です。

 

 

■ 刃物エリア (越前市南部)



700年以上にわたり守られる、日本古来の火づくり鍛造技術や手研ぎにより生み出される越前打刃物。その切れ味や丈夫さ、美しさは、国内外から高い評価を受けています。

 


|   福井クラフトツーリズム 参加企業例

■ 金子眼鏡 BACKSTAGE(鯖江市宮前)



1958年創業。オリジナルブランドを中心とした眼鏡の企画・デザイン・販売を手がけています。分業が一般的なプラスチック製眼鏡の業界において、金子眼鏡の工房「BACKSTAGE」ではフレームの 切削からバフ研磨(仕上げ)、調整まで一貫生産を行っています。鯖江のものづくりの文化を継承しつつ、不変の価値と進化を取り入れながらハンドメイドやマシンメイドといった次元を超え、新しい価値を創造しています。


 

■ 龍泉刃物 (越前市)



昭和28 年、越前の地に700 年伝わる「越前打刃物」の伝統の技術を用い、刃物製造を開始。 近年では、独自の鍛造・熱処理・刃研ぎ・プレス・溶接の加工技術を取り入れながら刃物の可能性を拡げ、新分野としてカトラリーやステーショナリーなどのものづくりにも着手。 その卓越した技術と洗練されたデザインは世界中で高く評価されています。越前に誇れるものづくりを継承していきながら、世界に向け信頼と実績のブランドの確立を目指しています。

 

 

【開催概要】 
開催名:「RENEW×大日本市鯖江博覧会」
開催期間:2017年10月12日(木)~10月15日(日)  
時間: 10:00~17:00(12日夜、オフィシャルレセプション)
開催場所:福井県鯖江市河和田地区および周辺地域   
総合受付:うるしの里会館(鯖江市西袋町40-1-2)
主催:RENEW×大日本市鯖江博覧会実行委員会
特別協力:鯖江市、越前漆器協同組合、公益財団法人ふくい産業支援センター
協力:福井県、一般社団法人日本工芸産地協会
協賛:一般社団法人福井県眼鏡協会、福井県和紙工業協同組合
アートディレクション:TSUGI
電話番号:0778-65-0048(合同会社ツギ内 
info@renew-fukui.com

WEBサイト:http://renew-fukui.com/

 

■ 交通情報
JR北陸本線「鯖江駅」より、つつじバス「うるしの里会館」下車 ※鯖江駅より臨時バスを運行予定

 

 

 

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-1  /  更新日:2017.08.18)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ