11組の若手デザイナーによる「Experimental Creations」開催

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デザインの新しい表現方法を提案するプラットフォーム
マテリアル実験やクリエーションのプロセスにフォーカスしたプロジェクト
「Experimental Creations」


11組の若手デザイナーによるプロジェクト「Experimental Creations」がライトボックススタジオ青山において様々なマテリアルを使った実験を発表します。

モノを作る時、形状の美しさや機能性に加え、触り心地や色などの付加価値を含めてデザインすることが大切です。すでに存在する素材を使ってカタチのデザインをするのではなく、素材自体をクリエイティブな発想で「実験」してクリエイションすることでデザインの可能性を広げていきます。

期間中はライトボックススタジオの屋上に足場空間が出現し、実験的な空間の中に注目の若手デザイナーたちによるワクワクするような実験的で新しい表現が揃います。ぜひご期待ください!

 

Experimental Creations

日時:2015年10月25日(日) 12:00-19:00        
      10月26日(月) 27日(火) 11:00-20:00
会場:LIGHT BOX STUDIO AOYAMA 3F (東京都港区南青山5-16-7)   
   東京メトロ「表参道駅」より徒歩7分
入場:無料
http://experimental-creations.com/

 

Producer上野侑美  
会場構成 SAAD/建設設計事務所                                      
【グラフィック】武田昌也
【協賛】 株式会社FEEL GOOD CREATION/株式会社センプレデザイン/SUDOホーム/須藤建設株式会社
Exhibiting DesignersAZUCHI/kamina&C/工藤健太郎/小宮山洋/STUDIO BYCOLOR/TAKT PROJECT/
​              富松暖/花澤啓太/早川和彦/松田優/吉田真也              

※LIGHT BOX STUDIO 青山1F・2Fでは日本唯一のCMF デザインの展示会「青フェス 2015」が開催されています。

 

Exhibiting Designers
 

experimentalwork_azuchi.jpgtone pearl Designed by AZUCHI
真珠の光沢が放つ繊細な色の変化は常に人々を魅了してきた。人類が その光沢を自ら作りたいと願い生まれたのが人工真珠だ。その光沢は もはや本物と見分けがつかないレべルにまでに至っている。人工真珠の角度により変化する繊細な色を、別の要素から更に変化させることができれば、本物すら届かない美に辿り着けるのではないかと考えた。 今回、紫外線で発色する塗料を用いることにより、太陽の光と影で新たな色が生まれる人工真珠の開発を試みた。

 

AZUCHIexperimental_AZUCHI.jpg
AZUCHI(アヅチ)はプロダクトデザイナーの福嶋賢二と橋本崇秀によるクリエイティブスタジオ。プロダクトデザインを中心に、ブランド作りから、パッケージ、インテリアデザイン、展示会の会場構成など総合的なアプローチからデザイン、ディレクションを国内外で手掛けている。
http://azuchi-web.com/

 

 


 

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R-FRP Designed by kamina&C
FRPとは通常、ガラス繊維などをプラスチックの中に入れて強度を向 上させた複合材料のことである。一般的にFRPで作られた物は強度はある一方で、無機質で冷たい表情が画一的な印象を与えがちだ。今回実験したR-FRPは、ガラス繊維以外の繊維状の物でプラスチックとの複合材料を開発しようという試みである。使う繊維のテクスチャーを活かすために、繊維素材をプラスチックの中に封入せず、まるで何も加工されていない素の状態のように表情を保つことを目指した。


experimental_kamina%26C.jpgkamina&C
モノはモノ以外の何物でもありません。 しかしそのモノに触れることによって、思わずほほ笑んだり、癒されたり、時には涙を流したりするつまり、心を揺さぶり、新たな感情や行動を起こさせる、そんな何かのキッカケとなるモノづくりを心掛けています。
http://kamina-c.com/

 

 

 

 

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Inside←→Outside Designed by Kentaro Kudo
人は素材に触れる時、モノの外側を見ているのか、内側を感じているのか。今回の実験では、既に様々な表面的アプローチがなされている「焼付塗装」を対象に〝外側〟の塗料ではなく〝内側〟の鋼板に働きかけ、その内なる影響を外にも伝える事で、そこに現れてくる思いもよらない素材の表情と現象を探っている。


experimental_kentaro_kudo_thum.jpg工藤健太郎
2004年桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所にてブティックなどアパレル系のインテリアデザインに従事。その後、オフィスやショールームなど、さまざまなプロジェクトを担当。現在は商業空間、オフィスなどの空間デザインをメインに活動し、展示会の企画やプロダクトデザインも行う。Milano Salone Satelite、TENT LONDON等出展多数。
http://www.fogdesign.co.jp/

 


 

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mold Designed by Yoh Komiyama
「たったひとつだけのものを、量産する。」というプロダクトデザイナー・小宮山洋の考え方を、金型職人・室島満がカタチにしていく 「mold」というリサーチプロジェクトは、「Experimental Creations」をきっかけにして2014年からスタート。射出成型によってできた同じ形状のアクリル樹脂製のボトルが熱を持った状態のまま、 天井から地面に「落とす」ことで生まれる偶発的なカタチを「Gravity」と、空気をいれて「膨らませる」ことでできるカタチを「Air」と名付けた。


experimental_Yoh%20Komiyama.jpg小宮山洋
東京を拠点に活動するプロダクトデザイナー。新しい体験や価値を生み出すことを目的に、製品開発を数多く行っている。1980年、東京に生まれる。多摩美術大学卒業後、建築事務所を経て、メーカーにてプロダクトデザイナーとして活動。2009年にNYにてdan to yoh 設立。 2011年に東京・上海にてYOH KOMIYAMA DESIGN 設立。MUJI AWARD GOLD PRIZE、GOOD DESIGN AWARD など受賞多数。 http://yohkomiyama.com/
 

 

 

 

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動の和紙 WASHI do Designed by STUDIO BYCOLOR
和紙とは、職人の長年の技術によって均一に漉かれてこそ良さが伝わるもの。「動の和紙 WASHI doは、和紙を製作する過程はそのままに漉く道具を変えることで、今まで「静」であった和紙に「動き」を持たせた。型にきちんと納まるのではなく、エキスパンドメタルの様々な形状に沿って絡みあい離れそして繋がり、まるで和紙を構成する繊維それぞれが異なる方向に歩き始めたようにランダムなテクスチャーが浮かび上がった。平面の他、立体的に組み漉いたり、錆びさせたり、染色を加えた実験を通し和紙の可能性の拡がりを感じている。


experimental_kaori_akiyama.jpgSTUDIO BYCOLOR
東京を拠点に、色や素材の持つ力を効果的に活用するクリエイションを生み出すデザイン事務所。2002年千葉大学工学部デザイン工学科を卒業後、オフィス家具メーカー勤務を経て、オランダのデザイン事務所STUDIO Samira Boon での経験を通し現在に至る。グッドデザイン賞受賞・富山プロダクトデザイン賞入選・インテリアライフスタイル展TALENTS YoungDesignerAward2015 受賞・Experimental Creations SEMPRE賞、FGC賞 受賞の他、ミラノサローネをはじめとする国内外の展示会に出展。  http://www.studiobycolor.com/

 

 

 

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COMPOSITION Designed by TAKT PROJECT
木を削り、家具をつくる様に、粘土をこね、器をつくる様に、素材からシンプルに家電をつくる方法はないだろうが異素材を混ぜ合わせて新しい素材を生み出す様に、電子部品を素材と捉え、外装材となるはずだった樹脂と混ぜ合わせて固める。この複合材は、電気が通る素材であり、電子部品が実際に機能する、プロダクトとして成立した素材でもある。どこまでが素材で、どこからがプロダクトか?素材から考える事で、素材がプロダクトに変わる境界線、そして、それを定義する既存の枠組みについての思索の試作である。


experimental_takt_project.jpgTAKT PROJECT
DESIGN THINK+DO TANKを掲げ、デザインを通して「別の可能性を創る」様々なプロジェクトを展開している。nendo出身のメンバーによって2013年設立。nendoを経た後、メーカーでプロダクトデザイナーとして活動した者、建築を軸に活動した者など、多様なバックグラウンドを持ったメンバーにより、ジャンルを超え、プロジェクトに応じてデザインの役割を最大化する独自のアプローチを特徴とする。
www.taktproject.com

 

 

 

 

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DISSOLVE Designed by Dan Tomimatsu
金属と金属を混ぜ合わせる手工芸技術と、銅を腐食する事で表面を加工するエッチング技術にも使われている技法を組み合わせる事で、未だかつてないテクスチャーを有した金属素材を作り出す試み。マーブリングによって生まれる美しい金属のテクスチャーを、より際立たせて浮き彫りにする事に成功している。


富松暖experimental_dan_tomimatsu.jpg
1982年東京生まれ。2009年イタリアドムスアカデミーを卒業後、プロダクトデザイン事務所 DAN TOMIMTATSUを設立。国内外でプロダクトデザイン、ジュエリーを発表。2015年、ジュエリーのプライベートブランド、”_”を設立。
http://www.dantomimatsu.com

 

 

 

 

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素肌 Designed by Keita Hanazawa
既存の、製作するプロセスの中で垣間見える美しい状態。それらは 「半製品」の状態にあり未完であるため、さらに製品足り得るために表情を変える。今回は半製品の状態に対し既存とは別のプロセスで製品に向かい、その美しい状態を「残す」ことを試みた。陶磁器は一度素焼きをした後、耐水性や強度を増すために釉薬を塗り再焼成する (焼き締め)。その際さらに高温度で焼成するため、表情や質感・色味が変わり、素焼きの肌は残らない。この美しい素肌を残しながら製品化へ向かう方法を模索した。


experimental_keita_hanazawa.jpg花澤啓太
花澤啓太はこれまで独特のモノづくりの道を歩んできた。油絵の製作からはじまり、家具メーカーでの企画、家具産地・北海道での家具製作を経て、現在のデザイン事務所を設立。その多角的な活動はより柔軟性を生み価値観をくすぐり、マーケットをくすぐる。ときには製作原点にまで立ち返り、素材の本質や企業の本質からくすぐり始めることもある。
http://mag-labo.net/

 

 

 

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Concretone Designed by Kazuhiko Hayakawa
地球上で見られる石には大理石のようなマーブル柄や層になった模様等、多種多様な色や柄が存在する。それらは長い年月と偶然の中で様々な粒子の集合によって出来上がったものだ。日常で当たり前のように目にするコンクリートもまた、石のように粒子の集合によって形となっている。コンクリートに鉱物の粒子である顔料を混ぜ合わせ、それぞれ同時に流し込む事によって表れる色と偶然の境界が様々なパターンを生み出し、コンクリートに新たな表情を与えている。

 


experimental_kazuhiko_hayakawa.jpg早川和彦
1984年岐阜県高山市生まれ。2007年アートセンターカレッジオブデザイン(LA)に交換留学。2008年多摩美術大学プロダクトデザイン学科を卒業後、セイコーウオッチ株式会社に勤務する。2014年早川和彦デザイン事務所を設立。多摩美術大学Pacific Rim Project非常勤講師。 Bicycle Street Design Competition Aoyama最優秀賞、Heineken open design exploration in milano salone・日本代表選出など。  http://kazuhikohayakawa.com/

 

 

 

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cALoth Designed by Yu Matsuda
cAlothは、アルミ箔と布素材を貼り合わせてできた「形状を記憶する布」であり「破れないアルミ箔」とも言える新しい素材だ。手でぐにゃぐにゃと自由に変形ができるため、使用者の創造性をかき立てる余地を持つ。表面に貼りつけられたメッシュや不織布により、アルミ 箔の金属光沢がやわらかく透過することで独特のテクスチャが現れる。 誰もがその特性を感覚として共有できている、極めて日常的な素材同士が「もちつもたれつ」の関係を築き、新しい特性を獲得しました。
 


experimental_yu_matsuda.jpg松田優
1986年静岡県浜松市生まれ。静岡文化芸術大学デザイン研究科を修了後、デザイン事務所を経て、2013年プロダクトデザイン事務所[YU MATSUDA DESIGN]を設立。 家具、家電、日用品のプロダクトデザインを基軸に、ブランディング、アートディレクションなどを行う。
http://www.yumatsuda.com/

 


 

 

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OPTICAL FIBER BLOCK Designed by Shinya Yoshida
ウレキサイト(テレビ石)と同じ結晶構造を持つ光ファイバー製ブロック。遥か彼方まで情報を伝達できる光ファイバーの光学特性を活かして、触れたテクスチャーの色情報が表面に伝達される。その現象はまるで触れたものに擬態するかのよう。光ファイバー1本=1ピクセルとなり、抽象化された色情報はデジタルに変換されたような不思議な表情を見せる。成形後は切削加工と研磨も可能な為、あらゆるプロダクトや建築への応用が可能である。
 


experimental_shinya_yoshida.jpg吉田真也
1984年生まれ。元自動車のメカニック。2012年「SHINYA YOSHIDA DESIGN」としてデザイン活動を開始する。同年より日本工学院専門学校PD科非常勤講師。GOOD DESIGN賞、iF DESIGN賞受賞など。生活用品などのプロダクトデザインを中心に、デザインエンジニアリング/ サポート業務を行う。アナログな加工技術とデジタルツールを組み合わせた実験的なプロダクトの開発に多く携わる。
http://www.sydesign.jp/

 

 

 


experimental_space.png会場構成
Designed by SAAD

屋上7m×4mのオープンスペースに現れた建築用短管足場による展示空間。φ48.6mmの鋼管ユニットで構成される高さ4mの立体的なラティスグリッドは、限られた平面に無数の立体的空間を生む。仮設という未完成な立体空間の中に無機質な白い展示台が点在し、実験的なアウトプットが並ぶ。外部へ伸びる短管は、限られたオープンスペースを超える連続した空間を想像させ、空間を構築していく様と実験的なプロセスがリンクする場となる。

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-11  /  更新日:2015.10.20)

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