目黒区美術館「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」レポート


目黒区美術館「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」レポート


7月20日(土)より、目黒区美術館で開催中の「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」をご紹介します。


■目黒区美術館とは

目黒区美術館は、1987年にオープンしました。目黒区は、目黒通りを中心に、インテリアショップやデザイン事務所が軒を連ねる地域、クリエイターが集まる地域です。
目黒区美術館は、多くの展覧会、多彩な情報のあふれる東京の中で、この地域特性を活かし、従来型の美術館の展示にとどまらず、素材やデザインにも焦点をあてた企画展やワークショップを開催し、地域に息づくもっとも身近な美術館、気軽に美術に親しめる憩いの場、さらには美術を媒介とした都市生活者の自己再発見の場として機能しています。

■PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展

1990年に開催した「PAPIER:紙物語-美しく繊細な造形」展以来、ふたたび、素材としての紙に焦点をあてました。本展では、アートやデザインの手法で、素材としての紙の魅力が鮮やかに引き出されている作品に着目しました。
 

 

 

■「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」展示風景


【テラダモケイ 1/100 建築模型用添景セット】

テラダモケイの1/100建築模型です。
紙はカットしたり、折るたけで、いろいろな気持ちの表現ができることを教えてくれます。

 

展示室へ向かう階段踊り場や入口で、様々な形で小さな人たちが出迎えてくれます。

 

 

 

【ドリルデザイン(林裕輔・安西葉子)ジオグラフィア 組立式地球儀/折り畳み式地球儀】

紙でできた地球儀です。組み立て式になっていて、のりやハサミを使うことなく誰でも簡単に組み立てることができます。
この地球儀を見ていると、人類の最大の発明である印刷が、地球をひとつにしたのがわかります。

 

 

【トラフ建築設計事務所(鈴野浩一・禿真哉)空気の器】

トラフ建築設計事務所の「空気の器」です。上から見た時と下から見た時で、器の表情が変わります。
色とりどりの器が宙を舞う姿は圧巻です。  

 

【植原亮輔と渡邉良重(キギ)時間の標本】

古書のページに蝶を描き、切りとっています。
読書の途中に蝶が飛んできたような、美しい作品が並びます。

 

 

 

目黒区美術館では、設立当初より、画材や素材を独自に収集し、オリジナル教材「画材と素材の引き出し博物館」を制作。その内容は、現在、1階スペースでご覧頂くことができます。
今回のテーマである「紙」にまつわるものも展示されています。
 

 

 


世界のすき紙(写真:左上)、人工顔料(写真:左下)、パステル(写真:右下)

 

■特別ショップ「工場直売所」

1階スペースには、期間限定で、特別ショップ「工場直売所」がOPENします。

紙の加工を得意とする立川の福永紙工、特殊印刷が得意な香川のマルモ印刷など工場から生み出された紙製品を直売するショップが期間限定オープン。本展出品作家の製品をはじめ、さまざまな「紙の道具」が並びます。

OPEN日:8月24日(土)、8月25日(日)、9月7日(土)★、9月8日(日)★
★9月はマルモ印刷のみのショップとなります


■カフェスペース

さて、展示室をめぐった後は、少し休憩しませんか。
1階には、ゆったりとくつろげるギャラリーカフェも併設しています。

 

 

 



今回ご紹介をさせて頂いたのは、展示の一部です。
会場には、素材としての「紙」に着目した作品の数々が並びます。

ひとくちに「紙」といっても、時にはクスッと笑える小さな模型になったり、色とりどりの器になったり、美しい蝶に変身したりと、表現方法は実に多様です。

本展をご覧になれば、紙のもつ可能性、紙と私達の関わり方を、もういちど考えなおすきっかけとなることでしょう。  
 


≪開催概要≫
PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展
会  期 : 2013年7月20日(土)〜2013年9月8日(日)
時  間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 : 月曜日 
観覧料 : 一 般 600(450)円、大高生・65歳以上 450(350)円、小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額・付添者1名は無料
主催 : 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
協力 : 株式会社マルモ印刷、福永紙工株式会社
企画協力 : 萩原 修(デザインディレクター)

目黒区美術館 http://mmat.jp/

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-11  /  更新日:2013.08.08)

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