ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から

世界最大規模の家具見本市「ミラノ・サローネ」は、2013年4月09日から14日までの6日間、イタリア・ミラノのローフィエラ(本会場)とフォーリ(市内会場)で開催されました。

ミラノサローネ2013から、イタリアブランドメーカーの新作家具を中心に紹介しながら、これから来るであろう、フォルムやカラ―のトレンドの予測をお伝えしていきます。

次のブースはvitra(ヴィトラ)。
ヴィトラ社の歴史は、1957年チャールズ・イームズ、レイ・イームズ、 ジョージ・ネルソンらのデザインの製品化、復刻化に始まりました。
 以来、今日に至るまで、デザイナーとの密接な協力関係と人間工学研究、技術力を基礎に、 数々のメッセージ性を備えた家具を世に送り出しています。
ヴィトラのオフィス・ファニチャーは工業製品でありながら、 現代のアートやファッション性に引けを取らない「創造性」と時代の変化を見越した「先見性」、 「品質」で国際的な評価を受けています。

今年の vitra(ヴィトラ)のインスタレーションは、ブースによって色が分かれており、それらの色はヘラ・ヨンゲリウスの Vitra Colour and Surface Library から厳選された色で構成されており、今年も独自の世界観を表現していました。

vitra(ヴィトラ)の展示は、近年の作品だけでなく、チャールズ&レイ・イームズ、ジャン・プルーヴェなどによる過去の名作の色・素材によるバリエーションを織り交ぜた構成になっています。

 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
各ブースの横には、レイ・イームズ生誕100年を記念して、3種類のカラーパターン(白系、赤系、緑系)で、ブースの色に合わせたチャールズ&レイ・イームズ Hang-It-All が使われています。

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
マールテン・ヴァン・セーヴェレンのA-Tableにチャールズ&レイ・イームズのWire Chairを組み合わせた空間。奥に見えるのは同じく、チャールズ&レイ・イームズのESU(Eames Strage Unit)

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン & エルワン・ブルレック)のAlcove PlumeとSlow Chair

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン & エルワン・ブルレック)のSoftshell Chair

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
シートハイを低く、たっぷりとしたクッションで快適さを追求したロナン & エルワン・ブルレックのソファ Alcove Plume。

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
Antonio Citterio(アントニオ・チッテリオ)のデザインした Suita Sofa と 奥のラウンジチェアはベースが5cm高くなったGrand Repos

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
チャールズ&レイ・イームズの Eames Lounge と Eames Stool Model D。その回りをイームスの部屋を連想されるSL機関車の模型が走っています。

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
ジャン・プルーヴェの EM Table、Standard Chair、Compass Direction、 Tabouret Solvay、Sphere Table、ジャスパー・モリソンの HAL Wood

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
ジャン・プルーヴェの EM Table と Standard Chair

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場vitra(ヴィトラ)から
ヘラ・ヨンゲリウスのOursin(うに)

 vitra(ヴィトラ)のインテリアコーディネーションは、毎年新しい試みの展示をするので、たいへん勉強になります。

 

 

(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2013.04.25)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ