「片山正通的百科全書 Life is hard... Let's go shopping.」 開催

 

片山正通的百科全書
Life is hard... Let's go shopping.

The Encyclopedia of Masamichi Katayama"Life is hard... Let's go shopping."

 

東京オペラシティアートギャラリーでは、2017年4 月8日(土)~6月25日(日)まで、「片山正通的百科全書 Life is hard... Let's go shopping.」を開催します。
 

世界的に最も注目を集めるインテリアデザイナーの1人であるワンダーウォール片山正通氏。プロジェクトのヴィジョンを共有し、ブランディングにおける空間コンセプトを構築する片山氏は、訪れる人の潜在意識に触れることを常に意識し、その環境を創造することを強みとしています。現在までに、ユニクログローバル旗艦店(NY、パリ、ロンドン、銀座ほか)、INTERSECT BY LEXUS (青山、ドバイ、予定:NY)、ユナイテッドアローズ(六本木)、PASS THE BATON(丸の内、表参道、京都祇園)、ピエール・エルメ・パリ 青山など、数々のプロジェクトを手がけています。

片山正通氏はコレクターとしても知られ、代表を務めるワンダーウォールのオフィスには、買い集めた CDや書籍の膨大なコレクションのほか、旅先で手に入れた骨董、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ぺリアンらの家具、さらには、ライアン・ガンダー、サイモン・フジワラ、村上隆などの国内外の現代美術が所狭しと展示されています。

本展は、デザイナー歴25年の節目に、片山氏が自身のコレクションを美術館という場にいかにディスプレイするかを通して、その関心の所在やクリエイションの本質を探ろうとするものです。

 

 

片山正通的百科全書
Life is hard... Let's go shopping.

The Encyclopedia of Masamichi Katayama "Life is hard... Let's go shopping."

「節操がない」とはこの事である。
出逢った物や事に翻弄され、たじろぎ、影響され、そして嫉妬する。
その劣等感に辛うじて勝利する為、僕は散財を続けてきたのだ。

PUNK ROCK を聴いてしまった少年時代、僕の価値基準はたった一つになった。
「既成概念に蹴りを入れる物が好き」そんな暴力的な理由で集まってきた物、モノ、もの。
カテゴリーについての意味なんて知ったこっちゃない。

マハトマ・ガンディーは言う
「明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。」

そう、蹴りを入れた後が大変なんだよ・・・
片山正通的百科全書 は現在もこんがらがったまんまなのだ。


“Life is hard... Let's go shopping.”

片山正通

 

 

1. コレクター片山正通

インテリアデザイナーとして世界的に脚光を浴びる片山正通ですが、多くのクライアントが驚くのは、時には矛盾した要素を含む要求が、高次元でかたちになり実現することです。常に「今までにないもの」を求められる片山の仕事は、クライアントの最大の理解者になることであり、プロジェクトに関わる全ての人、その「場」にこれから集まる人々を想像するというかたちのないマインドを的確にデザイン(設計)することから始まります。インテリアデザイナーの概念から大きくはみ出す片山のクリエイティヴィティは、建築デザイン、クリエイティヴディレクション、ディスプレイなど大小にかかわらず全てにおいて緻密に目を配る、妥協のない姿勢からもうかがえます。デザインを柔軟なツールとして駆使しながら発想を飛躍させ、異なるものを接続する手法は、実はユニークなコレクターとしての側面にも見ることができます。

膨大なコレクションは、片山が手がける仕事の幅と同様に、さまざまなジャンルや時代のものが対象となっています。書籍、CD、動物の剥製、骨董、家具、多肉植物などから現代アートまで、多種多様なコレクションに向けられた好奇心や審美眼を通じて、片山のクリエイティヴィティの本質を探ることができるでしょう。

 

 


2. コンセプチュアルアートに惹かれる理由

片山の現代アートのコレクションには、コンセプチュアルアートやその流れを汲んだ作品が少なくありません。コンセプチュアルアートの代名詞ともいえる河原温の〈日付絵画〉を筆頭に、ライアン・ガンダー、サイモン・フジワラなど、21世紀の今日にコンセプチュアルな作品を発表する作家たちの作品が含まれています。

片山が率いるワンダーウォールは、コンセプトを具現化する際の自由な発想と、伝統や様式に敬意を払いつつ現代的要素を巧みに取り込むバランス感覚が高く評価されています。片山のコンセプチュアルアートへの関心はそうしたクリエイティヴィティのあり方と深く通じているのかもしれません。

 

 

 

3. 片山的「驚異の部屋 *」展示構成

この展覧会の最大の見どころは、片山が自身のコレクションを東京オペラシティアートギャラリーの展示室にいかにディスプレイするかという点です。目に映るものすべてが「素材」であり「刺激」となる片山にとって、病的とも言えるほどの探究心の集積であるコレクションは、必ずしも系統的に集められたものではありません。本展では、片山自身がそれらを分類・編集し、アートギャラリーの空間に構成していきます。美術館の展示というよりも、まるで街でショッピングをしているかのような「わくわくする場」を創造する、美術館にとっても初の試みとなるものです。デザイナーとしての仕事と私的なコレクションが、どのように結びつくのか。「公」と「私」が交錯する場で、あらゆる可能性を見つけだす片山の卓越したクリエイションを体験していただけることでしょう。

 


4. on goingな百科全書 ─ 展覧会名について

展覧会名の「百科全書」は、著名な学者だけでなく、当時無名の執筆者が多く携わり、20年以上かけて編纂されたというフランスの百科全書からとられており、そのまま片山のコレクションの成り立ちを象徴しています。新たなオブジェクトが見つかるたびに、項目が増え、複雑な関連性が生まれる片山オリジナルの百科全書は、決して体系的でも学術的でもありません。会場では、「人と動物」「モノクロ写真」「コンセプチュアルアート」など、独自の分類でコレクションが展開していきます。会場を余すところなく使った、片山の思考の迷宮をご覧いただけることでしょう。

 

 

 

【開催概要】
展覧会名:片山正通的百科全書 Life is hard... Let's go shopping.
会期:2017年4月8日(土)─ 6月25日(日)
会場:東京オペラシティアートギャラリー
開館時間: 11:00 ─19:00 (金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
入場料:一般1,200(1,000)円/大・高生800(600)円/中学生以下無料
*同時開催「収蔵品展058 ブラック&ホワイト―色いろいろ」、「project N 67 田中彰」の入場料を含みます。
*収蔵品展入場券200円(各種割引無し)もあり。
*( )内は15名以上の団体料金。
*障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
*割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:NTT都市開発株式会社
企画協力アート&パブリック株式会社
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイトhttp://www.operacity.jp/ag/exh196/  
        https://www.facebook.com/tocag

 

 

 

片山正通 プロフィール

インテリアデザイナーワンダーウォール代表
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 教授

1966年 岡山県生まれ
2000年 株式会社ワンダーウォール設立
2011年 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科教授就任

ユニクログローバル旗艦店(NY、パリ、ロンドン、銀座ほか)、INTERSECT BY LEXUS(青山、ドバイ、予定:NY)、THE BANK(鎌倉)、NIKE原宿、PASS THE BATON(丸の内、表参道、京都祇園)、代々木 VILLAGE、THOMBROWNE. NEW YORK AOYAMA、ザリッツカールトン香港 OZONE、colette(パリ)、Samsung 837(NY)、ユナイテッドアローズ(六本木)、ピエール・エルメ・パリ 青山など、ヨーロッパ、北米、オセアニア、アジア、中東における多彩なプロジェクトを手掛ける。2009年11月NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演。2016年8月にはドイツの出版社 Die Gestalten Verlagから作品集『Wonderwall Case Studies』が刊行された。現在、世界的に最も注目を集めるインテリアデザイナーの一人である。
ワンダーウォール  http://www.wonder-wall.com
 

 

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-9  /  更新日:2017.03.18)

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