HOUSE HOTEL PROJECT(ハウスホテルプロジェクト)冬の設えのご案内

 

冬の町家の過ごし方
HOUSE HOTEL PROJECT(ハウスホテルプロジェクト)冬の設えのご案内

 

1716 年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店と、築百余年の奈良の町家を改修した宿泊施設を営む「紀寺の家」(所在地:奈良県奈良市)が、「HOUSE HOTEL PROJECT」の創立と中川政七商店の創業三百周年を記念して、今年の 3月より期間限定でお届けしているVol.0「中川政七商店 ×紀寺の家」。

「温故知新」のテーマのもと、紀寺の家「縁側の町家」を中川政七商店の“暮らしの道具”で誂え、四季折々に移り変わる情景とともに、三百年の歴史を持つ老舗ならではの視点から、町家での衣・食・住を体感できる空間を提供しています。

 

 

一般的に、町家の冬は「寒い」というイメージがあります。しかし、【徒然草】で兼好法師は「家の作りやうは、夏をむねとするべし」と、涼ある家こそを良しとしています。これは、町家に暮らしていた人々が、千年を超える歴史の中でただ「冬は寒いものだ」と耐え忍んだというわけではありません。 軒先から畳の端に届く陽光、内と外から暖かさを保つ工夫。そこには、「家ではなく人を温(ぬく)める」という考え方がありました。町家の冬は、現代人が便利さと引き換えに見失いつつある、昔ながらの「暖かさ」を体感的に教えてくれます。

2017年2月 28日(火)まで築 80年を越える町家でしか味わえない、冬の過ごし方『冬の設え』を展開しています。

 

 


 

| 冬の町家の過ごし方


湯たんぽの歴史は古く、日本では室町時代から使われていたと言われています。日本家屋は木造建築が主体だったため、火の取り扱いには十分な注意が必要でした。そこで、水を温めて使うという発想から、安全に暖をとる方法として暮らしに定着していきました。湯船のように、ぽかぽかとした温かさ。安らぎと温かさに包まれる、快適な眠りをご体験ください。

 

 

 

 

お仕舞いとはじまり。

冬は、年をまたぐ季節でもあります。12月になると、一年はお仕舞いに向かって「師走」の名の通り慌ただしく動きます。 これは何百年たっても変わることのない、日本のひとつの風景です。

町家ではまた今年も、慣わしを受け継ぎ、年神様を迎える支度をはじめます。 年末年始は、新しい年を迎えるための設えでみなさまをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 



寒い朝の身支度は、どうしても体が動きにくいものです。そんな時には、ゆっくりと少しずつ、体を内から温める朝ごはんを。紀寺の家では、できたての朝ごはんを、岡持に入れてお部屋へお届けいたします。自宅で育てた玄米や自家製のお味噌、冬だからこそ味わえる旬の冬野菜を使い、一つひとつ丁寧に調理いたします。 温かさとともに、その滋味深さをご堪能ください。

 

 

 

■紀寺の家「縁側の町家」
約百年前、奈良市紀寺町に生まれた町家。一度は取り壊されそうになったこの建物を再び住まえるように改修した宿泊施設です。2015年に国の登録有形文化財に登録された「縁側の町家」は、建築当初の面影をそのままに、今の暮らしに合わせた設備を整えています。改修前からある橙の木がある庭を眺めながら、のんびりと五右衛門風呂に浸かっていただけるのもこの町家の特徴です。

 

 

【開催概要】
 vol.0「中川政七商店 ×紀寺の家」実施スケジュール
期間:2016年 3月 1日(火)~ 2017年 2月 28日(火)
場所:奈良県奈良市紀寺町779 紀寺の家「縁側の町家」
アクセス:近鉄奈良駅からタクシー約 7分、JR奈良駅からタクシー約 12分
宿泊料金:朝食付き 1人 18,000円(税別)~
宿泊定員:2名様~4名様
予約方法≫http://www.house-hotel-project.com

 

 


■HOUSE HOTEL PROJECT(ハウスホテルプロジェクト)とは?
日本の各地に残る伝統的な木造住宅は、地域ごとの風土、文化、生業に深く関係し、個性となって人々の暮らしに寄り添い、親しまれてきました。しかし昨今、それらは老朽化による建て替えや取り壊しで年々その数を減らしています。

意匠に優れたもの、景観が優れているもの。さまざまな魅力をもった住宅が姿を消すことで、町の個性も徐々に失われてきています。HOUSE HOTEL PROJECTは、伝統的な建物の改修及び活用を行ってきた紀寺の家と「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと全国各地の工芸再生に取り組む中川政七商店が伝統的な家を大切に守ることを目的として 2016年 1月に設立した協同プロジェクトです。

各地に眠る伝統的な家での、これからの暮らし方は一つではなく、色々な形があると考えます。各企業のブランドとその地域でこれからの暮らしを探り、その家に住まうように泊まる事が出来る宿泊施設を創ります。同プロジェクトでは今後とも参加企業を募集し、各地域の伝統的な建物とのコラボレーションによる宿泊施設を展開していく予定です。

 

 

 

 

 

中川政七商店
http://www.yu-nakagawa.co.jp/top/

 

 

 

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(文:インテリア情報サイト編集部-5  /  更新日:2016.12.02)

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