2019年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ9件を発表でデザイナー提案を募る


 

 

東大ベンチャー発の細胞培養技術や
世界レベルの極細輪ゴムなど、
独創的な新技術・素材が出揃う
2019年度「東京ビジネスデザインアワード」
テーマ9件を発表

 

 

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営する「東京ビジネスデザインアワード」では、2019年8月20日(火)~10月27日(日)までの期間、都内の中小企業から募集したテーマに対するデザイナーからの提案を募ります。

「東京ビジネスデザインアワード」は、2012年に開始し8回目となる、東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティションです。本年度は、都内の中小企業から募集したテーマ全9件を発表、それに対するデザイナーからの提案応募の受付を開始しています。

詳細は東京ビジネスデザインアワード公式サイトをご覧ください。
www.tokyo-design.ne.jp/award.html


 

| 東京ビジネスデザインアワードの特徴
・ものづくり産業の課題に対して、製品そのもののデザインだけでなく、売り方やサービス、コミュニケーションを含めて「ビジネスモデル」としてのデザイン提案を募集する。
・これまでにマッチングした企業とデザイナーによる提案実現事例は15件以上。
・近年の成功事例としては、2016年度優秀賞のウェアラブルメモ「wemo」が、発売から2年弱で30万本以上を販売するヒット商品となり、日本文具大賞優秀賞を受賞するなど、実績を重ねている。
・中小企業とデザイナーとのマッチングが成功した事例については、専門家等により構成された審査委員、事務局によるアドバイス(商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓)を通じ、事業化・商品化・販路拡大まで継続してサポートし、ビジネスとしての成功につなげることを目的とする。

 

■ デザイナー向け説明会開催
応募を検討しているデザイナーを対象に、今回発表したテーマ9社の企業がプレゼンテーションを実施する説明会を開催します。

日時:9月4日(水)17:00〜19:30
会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
   (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F デザインハブ内)
申し込み・問い合わせ:東京ビジネスデザインアワード事務局
 

【募集概要】
2019年度 東京ビジネスデザインアワード
デザイン提案募集期間:2019年8月20日(火)〜 10月27日(日)
応募資格:中小企業との協業に意欲のある国内在住の個人またはグループ
応募費用:無料 ※ただし提案の制作に伴う実費等は応募者負担
賞・賞金: 最優秀賞(1点) 賞金50万円
              優秀賞(2点)  賞金各10万円
              テーマ賞(1テーマにつき1点)
主催:東京都
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会
http://www.tokyo-design.ne.jp/award.html
 



| 2019年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ概要(9件)
各テーマの詳細は、東京ビジネスデザインアワードの公式サイトをご覧ください。
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

 

■ 生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」 
株式会社セルファイバ(文京区)


髪の毛ほどの細さの透明なゲルチューブに、生きた細胞や微生物を閉じ込めた「細胞ファイバ技術」は、特許を取得した世界初の技術。規格化された繊維状の部品として、糸のように様々な構造を組み立てることが可能。このポテンシャルを工学(エンジニアリング)の領域で活用することで、将来的には持続可能な社会を実現し、様々な課題解決が可能となると考えている。

 

 

 

■ 世界最高レベルの「極細シリコン輪ゴム製造技術」 
有限会社精工パッキング(葛飾区)


ビクトリア型抜きにより世界最高レベルの極細輪ゴムを製作。通常の輪ゴムが太さ1mm程度なのに比べ、この輪ゴムは0.3mmの細さを実現した。製造過程で発生した1本の細いゴムヒモのくずに着想を得て、普通のゴムから特殊なシリコンゴムの極細輪ゴムを開発、量産化にも成功。伸び率を高め、耐候性を持たせて劣化・変色しない性質を実現した。腕に巻いてみると肌に触れている感触はほとんどなく、その存在を忘れてしまうほどの着け心地を持つ。

 

 

■ 時間・空間・自由を生む「不動産ソリューションシステム」 
押入れ産業株式会社(港区)


初心者や副業でも安心して経営できる「レンタル収納スペース」のフランチャイズモデル。業界初の4つのシステム「スピード契約」「無人見学」「キーレス」「非文書化」を実現し、顧客利便性と稼働率を同時に向上させた。時間にしばられず、人手や手間をかけずに無理のない経営が可能となり、加盟店から評価されている。運営する側も利用する側も時間にしばられない魅力的なスキームとなっている。

 

 

■ あらゆる仕様をユーザーが自由に選べる「ノート設計システム」 
株式会社研恒社 (千代田区)


自分のライフスタイルにあったオリジナルノートを、設計・購入できるサービス。ノートをカスタマイズする時の選択肢が多いこと、1部から作成できることが強み。大項目「体裁、用紙、罫線、表紙、綴じ方」の5つから、その中の20の中項目を指定。その下にも小項目が選択肢として用意され、何万通りものパターンが可能。「罫線」の項目では、「乗馬」「レスリング」など各スポーツの特徴に合った罫線を選べ、サッカークラブの卒団記念ノートに採用されるなど、スポーツ団体にも多く利用されている。また、企業の周年事業用「記念品ノート」や「趣味のノート」「発想力強化ノート」など、その用途は様々な分野に広がりを見せている。

 

 

■ アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」 
有限会社坪川製箱所(葛飾区)


東日本大震災の際に被災地で利用できる「段ボール箱まくら」を開発。「段ボールハウス」は近隣の保育園に寄付し、園児や先生方の反応をヒアリングしアップデートするなど、社会貢献できる商品開発を続けている。段ボールは誰もが自由に加工することができて、軽くて丈夫。再利用も可能で廃棄も簡単。さらに安価なため様々なシーンで活用が可能。防災や玩具など、人々の幸せを守り育てる新しい商品へと生まれ変わる可能性をもつ。

 

 



■ 1ミクロンの精度で削り出す「金属切削加工技術」  
 有限会社園部製作所(江東区)


NC旋盤、マシニングセンター、複合加工機等の設備を用いた、1ミクロン(1000分の1mm)の精度で可能な金属の精密切削加工技術。鋼、ステンレス、アルミ、真鍮等様々な金属を加工でき、アミューズメントパークの遊具やロケット等、非常に高い精度が求められる部品へ使用されている。精密切削部品を数個~数百個つくる小ロット加工を得意とし、自ら冶具製作することで、量産化にも対応。長年の経験で培われた技術や経験に加え、最新の機械設備も積極的に導入している。

 

 

■ 運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」 
株式会社アーク情報システム(千代田区)


イベント運営者がプログラムをクラウド上で作成・配布し、プログラムの進行状況を随時更新できる「イベントサポートシステム」。 ユーザーはウェブブラウザやスマホアプリからプログラムを閲覧し、リアルタイムな状況把握が可能となるイベント運営に特化した画期的なサービス。こうしたアプリケーションとデータを管理するウェブシステムを構築し、運営者と参加者がイベントを通じてリアルタイムに繋がるためのサポートを行う。

 

 

■ 文化財レプリカ製作で培った「模型製作技術」 
株式会社トリアド工房(八王子市)


約50年にわたり培われた、文化財などの対象物を精巧に複製できる高い技術水準やノウハウをもつ。高度なアナログ技術と最新機器を使用したデジタル技術を備え、厳しい条件下でも複製が可能。文化財のレプリカ製作においては、既に存在しているものや文化財をいかに本物と同等に製作するか、また模型造形やジオラマの製作においては過去・現在存在していた世界を「特定のスケールで」いかに忠実に再現するか、ということに注力してきた。触れられるものは型を取り、触れられない重要文化財などは3Dスキャンを行い、どちらも難しい場合は、原型師が目視で確認し再現するなど、対象物に合わせた対応が可能。

 

 

 

■ 繰り返し使え、耐久性に優れた「ダンプラシート」 
第一合成株式会社(八王子市)

ダンプラシートは段ボールに比べて水に強く、ベニヤ板に比べて軽い。そのため、箱としてだけでなく板材としても使用できる。樹脂製品のためカッターなどで切断可能で、加工も容易。カラーバリエーション、厚みも3mm〜5mmと種類も豊富。カーボンを練りこみ、シート全体に通電性能を持たせた導電性のダンプラシートもある。電気を通すことで接地面や空気中に静電気を逃がし、シートへの帯電を防ぐ。それにより、チリやほこりの付着を防ぎ、精密機器を扱う際の放電による静電気破壊を防ぐことができる。自社設備として、熱曲げが可能な熱曲げ機や、自在にカットできるサンプルカッター、箱を作る加工機器がある。

 

 

 

 

| 2019年度審査委員

審査委員長 廣田 尚子デザインディレクター
有限会社ヒロタデザインスタジオ 代表

 

 

 


金谷 勉
クリエイティブディレクター
有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役

 


 


川田 誠一
工学博士
産業技術大学院大学 学長



 


澤田 且成
ブランディングディレクター
アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO

 

 

 


日髙 一樹
デザイン・知的財産権戦略コンサルタント
日髙国際特許事務所 所長/弁理士

 

 


南馬越 一義
クリエイティブディレクター
株式会社ビームス ビームス創造研究所 シニアクリエイティブディレクター

 


| 「東京ビジネスデザインアワード」のこれまでの主な提案実現事例

■ 「MASKING COLOR」 2012年度 テーマ賞
太洋塗料株式会社[大田区]× 小関 隆一[RKDS]


乾くと剥がせる保護膜を作るための産業用塗料を、一般向けの「塗って剥がせる水性絵の具」として発売。これまでになかった新感覚の塗料として話題を呼びヒット商品となる。2015年にマスキングカラーPROを発表。 
https://maskingcolor.com/

 

 

 

■ 「pipegram」 2013年度 最優秀賞・テーマ賞
武州工業株式会社[青梅市]× 小関 隆一[RKDS]

自動車や医療器具などのパイプ部品を製造してきた企業が初めてのBtoC商品にチャレンジ。細い曲げパイプをシリコン部品でつなぎ合わせることで構造物を作る玩具。緻密な加工技術と多品種少量生産の強みを活かしている。 http://pipegram.com/

 

 

 

■ 「FROM NOWHERE」 2014年度 最優秀賞・テーマ賞
カドミ光学工業株式会社[日野市]× 三浦 秀彦、久保井 武志[クラウドデザイン]

光学ガラスの特徴を活かした無宗教式に祀る「祈りの道具」。少子化や核家族化に伴って墓や仏壇を取り巻く環境が変わる中、現代のライフスタイルにあった新しい供養の様式を提案している。 
http://fromnowhere.jp/

 

 

 

■ 「hal+(ハルト)」 2015年度 テーマ賞
株式会社ウキマ[板橋区]× 榎本 大輔、横山 織恵[hitoe]

Ω型の針金を中綴じに用いて吊るす機能を加えた製本加工「アイレット中綴じ」の技術を展開し、吊るす、紐を通すなどの工夫ができる多機能シールとして商品化した。手帳やブックカバー、ポストカードなどに貼ったり、デコレーションにも使える。カスタマイズやDIY嗜好に対応し、ワークショップ等の販促イベントも実施している。 
http://hal-t.com/

 

 

「wemo」 2016年度 優秀賞・テーマ賞
株式会社コスモテック[立川市]× 今井 裕平、林 雄三、木村 美智子[kenma inc.]

腕や手にペンで直接書く「手メモ」の問題解決としてウェアラブルメモを開発。バンドタイプとシールタイプの2種類を発表した。看護現場でのリサーチをはじめとして、農作業や高所作業、水産現場など、様々なシーンでの使用展開を提案している。 
https://www.wemo.tokyo/

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「きえすぎくん」 2016年度 テーマ賞
細田木材工業株式会社[江東区]×加藤 陽子[株式会社GKダイナミックス]

東京多摩産材を使ったホワイトボードの提案。木材固有の素材感を活かした上で、滑らかに書き消しがしやすい塗装を施した製品。国産材の使用を増やすことで森林の環境保全を推進し、木材を使った心地よい環境作りに貢献することを目的としている。
https://wood-kiba.com/woody-art-hosoda/kiesugikun/  

 

 

 

 

■ 「irodo」 2017年度 最優秀賞・テーマ賞
株式会社扶桑[葛飾区]× 榊原 美歩[株式会社GoodTheWhat]

様々な生地素材にアイロンなしで貼れる転写技術を用い、ユーザーが気軽にDIYやリメイクに活用できるシート。熱源を使わないため年齢を問わずに楽しめる。「生地をカスタマイズする」という今までにない新しい文化を発信している。 https://irodo.tokyo/

 

 

 

 

(文:PR-M_PR制作部-1  /  更新日:2019.08.22)

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