エマニュエル・ムホーの "色切/shikiri" をベネチアで紹介

shikiri / see beyond colors
Photo: emmanuelle moureaux architecture + design
 

ABCクッキングスタジオや巣鴨信用金庫のデザイン・建築設計を手掛けている東京在住フランス人建築家・デザイナー エマニュエル・ムホーから、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の出展会場の様子が届きました!!


「Bonjour ! ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展が開催中です。私のデザインの基本である "色切/shikiri" コンセプトを海外で紹介するため、スタッフと何日も掛けて現地で組み立て設置を行いました。会場写真が上がってきましたので是非ご覧下さい。」エマ

 

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 'shikiri / see beyond colors'
 

shikiri / see beyond colorsPhoto: emmanuelle moureaux architecture + design
 

shikiri / see beyond colorsPhoto: Nils Koenning


レム・コールハースが総合ディレクターを務める第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の公式企画展「Time Space Existence」に、世界各国から集まる建築家の一人として参加し、6つのコンセプト模型を出展しました。

今年のビエンナーレの総合テーマである「Fundamentals」は建築の基本的な要素を見つめ直し、改めて考える機会を与えてくれました。そこで建築家として大切にしてきたデザインコンセプト「色切/shikiri」と向き合い、その要素を抽出して表現することにしました。
「色切/shikiri」とは色で空間を仕切り、色で空間をつくること。色を二次元的な仕上げではなく、三次元空間を形作る一番大切な要素として捉えるコンセプトで、レイヤーを配置し、重ねることで空間そのものを構成していく。「色切/shikiri」は今まで手掛けたプロジェクトごとに、その時その場所に適応するよう形や仕様を変え、常に進化し、面から始まったコンセプトは線や点にも発展してきました。
本展では、面と線の「色切/shikiri」を建築的視点から捉え、様々なスケールや高さに吊られた6つの模型により立体的に表現。36色に彩られた面1,390枚と線12,100本の「色切/shikiri」は、構造でありながら空間を色で構成する要素として、繊細な色のグラデーションの世界を創りだしています。
 

shikiri / see beyond colorsshikiri / see beyond colorsPhotos: Nils Koenning


shikiri / see beyond colorsPhoto: emmanuelle moureaux architecture + design

 

第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は11月23日まで開催されています。
機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。
>> 詳細

 

エマニュエル・ムホーエマニュエル・ムホー PROFILE

東京在住フランス人建築家・デザイナー。日本古来のデザインを現代にも活かしたいという想いから、伝統的な間仕切りにヒントを得た色とりどりのパーティションシリーズ「色切/shikiri」を編み出す。その「空間を色で仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインまで幅広く手掛ける。
東北芸術工科大学准教授、東京建築士会正会員、日本建築学会正会員
 

emmanuelle moureaux architecture + design
東京都千代田区内神田1-14-14-3F
03 3293 0323
contact@emmanuelle.jp
http://www.emmanuelle.jp/

 

(文:インテリア情報サイト編集部-1  /  更新日:2014.07.14)

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