【インタビュー】次世代クリエーターたちの挑戦 小林幹也さん

店に立ちながらデザインをする

「生活に寄り添ってさりげなく支える」ものをデザインすることをテーマとして考えていた小林さんは、いつしか自分のデザインした製品を使ってくれる消費者と直に接する場所はできないかと模索し始めます。

それを叶えるのが暮らしをテーマにしたインテリアショップをオープンさせることでした。

 

タイヨウのしたPhoto by Yosuke Owashi

 

2011年4月『タイヨウのした』は目黒碑文谷にオープンします。その年の3月には東日本大地震がありました。当時なにかを始めることを躊躇する人も多かったと思います。ですが、小林さんの気持ちはゆるぎないものでした。

いきなりショップオーナーは無謀じゃないですか?それもデザイナーが・・・・
そうかな?そのときはできないとは一度も頭を翳めなかった。むしろできるとしか考えられなかった。と小林さん。

生活に豊かさを与える暮らしの市場『タイヨウのした』は、小林さん自身がデザインした家具や生活道具の他に、作り手のこだわりや思いが詰まったアイテムを全国から取り揃えたショップです。

『タイヨウのした』のホームページに「デザイナーの小林も店頭に立っておりますので、取扱商品へのご質問などお気軽にお声がけ下さい。」と記載してあるとおり、小林さんはお店の営業日には時間のゆるすかぎり店頭に立っています。

 

タイヨウのしたタイヨウのしたPhoto by Yosuke Owashi

 

お店での接客はデザインを考える上で邪魔にはならないのかと尋ねると、事務所にこもってデザインを考えるには限界があります。ですが、商品を使ってくださるお客様とお話をするとふとデザインのアイデアがでてくるときがあります。

考えが似たもの同士のディスカッションだけではアイデアは広がらない。お客様はお話をしていると意外な気づきをあたえてくれます。直接話が出来る場を作って本当に良かったし、あっという間の充実した3年間でした。と小林さん

実際にこの3年間、ものづくりメーカーにデザインや提案書が遅れることは一度もなく、むしろ早めにだすことのほうが多かったそうです。

 

(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2014.10.12)

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