MARUNI COLLECTION 2022 新たにセシリエ・マンツが参加

 

 

 

 

MARUNI COLLECTION 2022
新たにセシリエ・マンツが参加

 

 


マルニ木工は、深澤直人、ジャスパー・モリソンと協働を行ってきたMARUNI COLLECTIONにデンマークを代表するデザイナーであるセシリエ・マンツを新たに迎えます。

セシリエ・マンツがデザインした「EN」シリーズを含むMARUNI COLLECTIONの新作を世界に先駆けて、2022年5月12日(木)・13日(金)に東京(maruni tokyo)にてお披露目いたします。


デンマーク語で「ひとつ」、日本語で「円」「つながり(縁)」を意味する「EN」は、マルニ木工とセシリエ・マンツにとって特別な意味を持ち、会社とデザイナーとのつながりを表しています。


「EN」シリーズは、丸みを帯びたかたちが特徴的な木製のラウンドテーブルと椅子の組み合わせで、心地よい空間をつくりたいという思いから生まれました。セシリエ・マンツは、「ラウンドテーブルは、その円形というかたちから、"一緒にいる"というある種の一体感を生み出します」と説明しています。

「食事、遊び、仕事、家族や友人と過ごす時など、日常生活のさまざまな場面で中心となる重要な家具なのです」。
 


Photography:Yoneo Kawabe

背もたれの曲線は古代ギリシャの椅子「klismos」を思わせ、ループ状のフレームが特徴的な脚は、連続性を感じさせ、ソフトさとシャープさがうまく調和した外観に仕上がっています。セシリエ・マンツは、「サイズや表現は控えめでありながら個性も感じられて座り心地がよい椅子を目指しました」と語っています。

椅子に使用したメープル材は、明るい色調で均一な木目であり、座面に選んだ繊細な色のテキスタイルやヌメ革とも調和します。

 


セシリエ・マンツ

1972年デンマーク生まれ。コペンハーゲン在住。ヘルシンキ芸術デザイン大学交換留学を経て、1997年デンマーク王立芸術アカデミー卒業。1998年コペンハーゲンに自身のスタジオを設立。

家具や食器から照明、電化製品など幅広い領域のデザインを手掛ける。またそれらの工業製品に加え、実験的なプロトタイプやより彫刻的な一点物のデザインも彼女の製作活動の中で重要な位置を占める。

「私はすべての作品を進行中の大きな1つの物語の断片として捉えています。時代や機能を超え、一つ一つのプロジェクトはアイデアや素材、美学によって繋がり合い影響しあっているのです。オブジェクトが実験や彫刻的なアイデアに留まることもあれば、もっと具体的なものとして生まれ、機能的なものへと発展していくこともあります。私の仕事は常にシンプルさを軸としており、それが純粋で美しく、機能的なものへと向かうプロセスなのです。」


主な受賞歴:
Thorvald Bindesbøll Medal 2011 (デンマーク), the Bruno Mathsson Prize 2009 (スウェーデン), Kunstpreis Berlin 2008 (ドイツ), the Finn Juhl Architectural Prize 2007 (デンマーク), The Furniture Prize 2007 (デンマーク), The Crown Prince Couples Cultural Award 2014 (デンマーク), Designer of the Year 2018, Maison&Objet Paris, E. Kold Christensen’s Award of Honour, Chevalier des Arts et des Lettres 2019 (フランス), the lifelong Honourable Award from the Danish Art Foundation (デンマーク), Honourable Award from the Danish National Banks Foundation 2021.

主なクライアント:
Works with Duravit, Fritz Hansen, Bang&Olufsen, Fredericia Furniture, Iittala, Muuto, Nils Holger Moormann, Nikari, Georg Jensen Damask, Gloster, Actus/Nissin Moku, 1616 Arita Japan.


CECILIE MANZ
Designer, born 1972 in Denmark. Lives and works in Copenhagen.

After graduation from The Royal Danish Academy of Fine Arts - The School of Design in 1997 including studies at the University of Art and Design in Helsinki, Cecilie Manz founded her own studio in Copenhagen in 1998.
Here, Cecilie Manz designs furniture, tableware, lighting and electronics. In addition to her work with industrial manufactured products, her experimental prototypes and more sculptural one-offs make up an important part of her work and approach:
“I view all my works as fragments of one big, ongoing story where the projects are often linked or related in terms of their idea, materials and aesthetics, across time and function. Some objects remain experiments or sculpted ideas, others are made more concrete and turn into functional objetcs.
My work has always revolved around simplicity, the process of working toward a pure, aesthetic and functional object”


Recipient of the Thorvald Bindesbøll Medal 2011 (Denmark), the Bruno Mathsson Prize 2009 (Sweden), Kunstpreis Berlin 2008 (Germany), the Finn Juhl Architectural Prize 2007 (Denmark), The Furniture Prize 2007 (Denmark), The Crown Prince Couples Cultural Award 2014 (Denmark), Designer of the Year 2018, Maison&Objet Paris, E. Kold Christensen’s Award of Honour, Chevalier des Arts et des Lettres 2019 (France), the lifelong Honourable Award from the Danish Art Foundation (Denmark), Honourable Award from the Danish National Banks Foundation 2021.

Works with Duravit, Fritz Hansen, Bang&Olufsen, Fredericia Furniture, Iittala, Muuto, Nils Holger Moormann, Nikari, Georg Jensen Damask, Gloster, Actus/Nissin Moku, 1616 Arita Japan and others.

 




そして、深澤直人がデザインしたHIROSHIMAアームチェアに広々としたサイズがラインナップに加わります。ゆったりと身体を預けたい人にとって、より快適な座り心地と美しさを実現しています。



Photography:Yoneo Kawabe

SETOは3.2mある大きなサイズの無垢天板のテーブルで、ダイニングテーブルとしてだけではなく、会議机としてやパブリックの場面にもよく似合うテーブルも合わせて発表いたします。

 



深澤直人 / プロダクトデザイナー

1956年山梨県生まれ。1980年、多摩美術大学プロダクトデザイン学科卒業。同年セイコーエプソン入社。先行開発のデザインを担当。1989年渡米し、ID Two (現 IDEO サンフランシスコ)入社。シリコンバレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。IDEO東京オフィスを立ち上げ支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。

現在は、イタリア、ドイツ、アメリカ、スイス、スペイン、中国、韓国、タイ、台湾、シンガポール、フランス、ポルトガル、スウェーデン、フィンランドなど世界を代表するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具・インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。近年イサム・ノグチ賞を受賞したことから、卓越した造形美と静かで力のあるデザインを実現してきたことがあらわとなる。「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続ける。デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。人間の意識していないときの行動の中にデザインのきっかけがあることを見い出し、それを「Without Thought(思わず)」と名付けた。1999年からはその名を使ったデザインワークショップを毎年開催し、書籍とともに発表を続けている。

日本民藝館館長。多摩美術大学統合デザイン学科教授。21_21 Design Sightディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。マルニ木工アートディレクター。日本経済新聞社日経優秀製品・サービス賞審査委員。毎日デザイン賞選考委員。2006年Jasper Morrisonと共に「Super Normal」設立。2010 年~14年グッドデザイン賞審査委員長。2012年Braun Prize審査委員。2017年LOEWE クラフトプライズ 審査委員。ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を持つ。2018年、「イサム・ノグチ賞」を受賞。


 

ご来場の皆さまにはセシリエ・マンツ、深澤直人の両名による新作とともに、確かな技術力とさらなる発展を感じていただけましたら幸いです。

 

著作権:株式会社マルニ木工 / Maruni Wood Industry Inc.
写真クレジット:川部 米応 / Yoneo Kawabe


【開催概要】
/// MARUNI COLLECTION 2022 CECILIEMANZ/ NAOTO FUKASAWA ///
EXHIBITION
会期:2022年5月12日(木)・13日(金)
11:00~18:00
会場:maruni tokyo
        東京都中央区東日本橋3-6-13 ⇒ map
Tel.03-3667-4021

※新作は、5月30日(月)まで展示しております。


今年60周年を迎えるミラノサローネ国際家具見本市に出展いたします。
2019年に新たな取り組みとして注目を集めた「S.Project」へ再び参加いたします。フィエラ本会場では、セシリエ・マンツ、ジャスパー・モリソン、深澤直人の3人がデザインした木製家具が一堂に揃い、皆さまのご来場をお待ちしております。

/// MARUNI COLLECTION 2022 CECILIEMANZ / JASPER MORRISON / NAOTO FUKASAWA///
日時:2022 年6月7 日(火)-6 月12 日(日)
会場:ロー・フィエラ本会場
HALL13STAND C12

 

 

 

マルニ木工
https://www.maruni.com/

(文:制作 PR-B_PR制作部-3  /  更新日:2022.04.19)

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