nendoがデザインした日清食品のために、カップヌードル専用のフォーク

 

【編集部おすすめモノ】
nendoがデザインした
日清食品のための
カップヌードル専用のフォーク

 

 

デザインオフィス nendo から新しいプロダクトデザインの情報が届きましたのでご紹介します。

 

~・~・~・~・~・~・

日清食品のために、カップヌードル専用のフォークをデザインしました。

1971年に発売された世界初のカップ麺「カップヌードル」は、日清食品の創業者である安藤百福氏が市場視察に訪れたアメリカで、現地スーパーの担当者たちが「どんぶりと箸」の代わりに「紙コップとフォーク」を使ってチキンラーメンを食べるのを見たことが開発のキッカケでした。

 

このエピソードからも見てとれるように、今でこそ割り箸などで食べられることも多いカップヌードルですが、本来は海外展開を視野に入れて「フォークで食べる」ことが想定されていました。

そこで、カップヌードルの魅力を最大限に引き出すことを目的とした専用のフォークをデザインすることに。

 

まずはカップヌードルを食べるときの腕の角度や動きを考察した結果、通常のフォークだと角度が急過ぎて麺や具材が滑り落ちて食べにくいことに気づきました。よりすくい上げやすく、そのまま口に運びやすくなるように、ヘッドが128度横に折れ曲がり、さらに128度立ち上がった「ねじれた」ような形状が設定されました。

 

さらに、フォークの爪の隙間はちぢれた麺が引っかかりやすい幅と形状が検討され、中央付近に窪みを設けることで適度にスープを落としつつ具材が乗せやすくなりました。

 

一度にすくい上げる麺の量から逆算した結果、ヘッドのサイズはコンパクトなものとなり、外周部のカーブをカップの内側のカーブと揃えることで、これまで以上に「フチに沿わせながら掻き出す」動作が容易になりました。
 



最後に、持ち手の強度を確保するための背面リブの幅を調整し、フタを固定するためのクリップとしても使えるようにしました。

 

 

このように、特定の容器と動作に特化させた結果「右利き用」と「左利き用」の2種類が生まれ、どちらにも対応している持ち運びケースも合わせてデザインしました。

 

 

 

 

 

 

 

~・~・~・~・~・~・

これはただのカップヌードル用のフォークではありませんでした。すべてにおいて細かい配慮の上にデザインされたフォークです。

セルフサービスでスープや食べ物を採るときに、サーバーツールが右利き用しか用意されていないとき、こぼしてしまって困った経験がある左利きの方が多いと思います。世界には右:左の割合は6:4で存在しているそうです。

自分専用のフォークを持つ事は、店頭でフォークは要りませんとことわることでプラスチィック廃棄問題にも貢献できます。たかがプラスチィックフォークと思われるかもしれませんが、そのフォークはすぐにゴミとなるものです。

カップヌードルをランチや残業で召し上がる方は是非、この専用フォークを携帯してください。

 

 

【関連記事】
#nendo

 

 


http://www.nendo.jp/

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2019.10.17)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ