Karimoku Case Studyの新しいケーススタディ「AZABU RESIDENCE」

 

 


Karimoku Case Studyの
新しいケーススタディ「AZABU RESIDENCE」




Karimoku Case Studyの新しい第4番目のケースは都心の一等地にひっそりと佇む集合住宅のリノベーションプロジェクトとしてスタートしました。

芦沢啓治建築設計事務所とKarimoku Case Study のデザインディレクターを務めるノーム・アーキテクツが協働し作り上げた空間には、Karimoku Case Study の家具が整然と配置されています。また、本プロジェクトでは、家具の制作だけでなく内装に至るまでをカリモク家具が手がけたことで、家具と室内の木部とを同色でまとめ、全体に統一感のある落ち着いた空間に仕上がりました。 そして本プロジェクトのためにデザインされたモジュールソファ、ダイニングテーブル、そしてベンチと、3 つのアイテムがKarimoku Case Study のコレクションに新たに加わりました。
 

・Karimoku Case Study
https://www.karimoku-casestudy.com/jp/
 

・「AZABU RESIDENCE」
Karimoku Case Study CASE 04                

 

THE AZABU RESIDENCE PROJECT
麻布コレクションは、閑静な住宅街にひっそりと佇む、1988年に建てられた高級マンションの一室のリノベーションプロジェクトのために作られました。昨今の都心にはなかなか見られない、ゆったりとした敷地に建てられた建築で、緑に囲まれたエントランス周りは庭師による確かな仕事が施されています。


 

 


ダイニングテーブル
 

 

 

このインテリアデザインは、芦沢啓治建築設計事務所とノーム・アーキテクツのコラボレーションにより完成し、これまでのケースと同じく、日本と北欧のデザインの原則や美意識を融合しています。天然素材や落ち着いた色調を使用するという共通の理念がこのプロジェクトの基礎にあり、触り心地のよさや、ソフトミニマルで時代を超えた品質に重きを置いている点が特徴です。

・ノーム・アーキテクツと議論をしていくなかで、この建築が持つ独特な雰囲気をインテリアに取り込むことで合意しました。(芦沢啓治)

・石、ダークウッド、質感のある布地を用いたインテリアは、二つの大きなヒントをもとにしています。その一つはアメリカン・モダニズムです。このプロジェクトでは、モダニズムのインテリアデザインの温かみがあり心地よいスタイルから特に大きな着想を得ています。(ノーム・アーキテクツ)

・このインテリアデザインのアプローチのもう一つ重要な表現は、日本の有名な文学作品である、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』をヒントにしています。このプロジェクトでわたしたちは陰影を称えるとともに、その魅力を高めることを目指して、より陰影を感じさせる素材を用いました。(ノーム・アーキテクツ)

・暗いトーンで統一されているに関わらず、朝、そして昼過ぎ顔を出す太陽光とのコントラスト、夜になりコントロールされた光が空間を満たす時、この家の美しさが際立ちます。(芦沢啓治)
 


 

A SENSE OF SERENITY
カリモクケーススタディは、日本を拠点に設立されたライフスタイルブランドです。静謐な美への敬愛、素材の豊かな表現、時間に左右されない魅力に対する共通した価値観がプロジェクトを通じて世界中の建築家の手により具現化されました。ケーススタディの各コレクションはそのコンテンポラリーな魅力を空間にもたらし、背景にある物語を伝えます。それぞれの建築家は、各コレクションに建築という枠組みから特定のニーズや構造を思考し、空間内のインテリアやオブジェクトをデザインするアプローチをとります。外観を主眼としたものとは異なったアプローチは、スタイルやセッティングに一貫性を生み出します。

カリモクケーススタディでは、素材そのものに秘められた豊かな側面と、経年により増していく美しさを活かし、細部にまでコンセプトを感じさせる、時代を超えて愛されるブランドを目指します。


・卓越したクラフトマンシップ
日本を代表する木製家具メーカー、カリモクの木に対する深い造詣や愛情は、製造手法と細部への配慮に裏打ちされています。カリモク独自のスキルと生産能力により、建築家はコレクションに最高品質の素材を積極的に採用でき、結果として、長年にわたり高品質を維持できるデザインを実現できます。

・ワークショップ
プロジェクトの初期的段階において、愛知県内のカリモクの施設に建築家を招き、ワークショップを開催しました。ワークショップではカリモクの歴史と生産能力についての知識を深め、コラボレーションの可能性を探っていくことに焦点を置きました。建築家とメーカーが時間を共有し、背景にある物語を共に模索することで、家具ブランドとしての将来像やコンセプトの探究を行いました。

・文化的つながり
デンマークと日本両国の相互的な敬意から生まれたカリモクケーススタディには、両国のデザインの伝統に明白に息づく自然とのつながりが感じられます。現在、都市生活者の間では、天然の素材で作られた環境に囲まれた、感性を刺激する空間としての自宅に対するニーズが高まっています。これは自然とのつながりを再び持ちたいという願望を反映しています。カリモクケーススタディでは自宅に、良質で自然を感じさせるカリモクデザインを採用することで、シンプルかつ効果的に生活の質を高めることができると考えています。

将来的には世界各国の建築スタジオと、住居以外にも事務所や公共空間などのカテゴリーにおいてもコラボレーションする予定ですが、その場合においてもコンテンポラリーなデザインブランドとして、私たちは、ユーザーを第一に考えた、人間中心のデザインを作ることを目指します。これは、トレンドに左右されることへのささやかな抵抗でもあります。色褪せない自然の営みから学び、時代を超える美しさが息づく素材のみで作り上げていきます。


カリモク
カリモクの起源は、創業者の加藤正平が長年続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めた1940年に遡ります。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の販売を開始しました。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長しました。家具作りに対するカリモクの姿勢は広く知られるようになり、1972年、カリモクは木製家具メーカーの国内販売で日本トップとなりました。カリモクブランドは上質な家具と信頼できるデザインとして定着し、その評判は今日もしっかりと根付いています。カリモクが目指すのは、一生涯にわたるパートナーとして愛されるような家具作りです。製造からマーケティングに至るまで、包括的なシステムを持つ家具メーカーとして、カリモクはその技術力と独創力を発揮しながら、高品質な家具作りを続けています。
https://www.karimoku.co.jp/

 

 

 

(文:制作 PR-B_PR制作部-3  /  更新日:2021.06.01)

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