観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」天童木工が内装家具を製作

 


photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations

 

新潟県内を走る観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」
の内装家具を天童木工が製作を担当

 

株式会社天童木工が、2016年4月23日日より運行を開始した新潟県内を走る観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」の内装家具を製作しました。
 

 

photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations

 

えちごトキめきリゾート雪月花」は国内では例の少ない新規設計による新造車両の観光列車です。土・日曜や祝日を中心に上越妙高駅から糸魚川駅までを結び、国内最大級のパノラマウィンドウからは雄大な妙高山の山並みや荒々しくも恵み豊かな親不知海岸などを眺めることができます。また、車内では地元の旬の食材にこだわった料理が提供され、まさに新鮮な新潟が詰まった観光列車となっています。

 

 


photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations


ボディ本体を染める銀朱色は、沿線に見ることができる水田や農村・漁村などの極めて純日本的な風景の中でひときわ映える色であり、また、朱は「トキ」とも読めることから選ばれました。

 

 

 

今回、天童木工が製作を担当したのは、新潟県産木材をふんだんに使用した座席やテーブル。1号車には木目が鮮やかな越後杉を、2号車には強度としなやかさを併せ持つブナ材をメインに使用しています。他にもカフェ・バーのカウンターにサクラ材を使用し、端正な木目が旅の気分を盛り上げます。

 


photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations

越後杉をふんだんに使用した1号車。国内最大級のパノラマウィンドウで沿線の景色を余すことなく堪能できます。

 

 


photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations

内装レストラン・カー形式の 2号車には濃色に染めたブナ材を使用。

 

 

 

photo by Yasuyuki KAWANISHI + ICHIBANSEN/nextstations

カフェ・バーには阿賀野産安田瓦の床とサクラ材のカウンターを使用。


また、天童木工が担当した家具以外には、耐久性が高い阿賀野産の安田瓦を床材に、金属加工の名産地である燕三条で加工した黄金色の留め具をカーテンへ取り入れるなど、“made in 新潟”を随所で表現しています。銀朱色に染められた新造車両が風光明媚な新潟の地を走ります。ぜひ、この朱の中で四季折々の新潟を体いっぱいに味わってみてください。
 


【詳細概要】
「えちごトキめきリゾート雪月花」
事業主:えちごトキめき鉄道株式会社
設計デザイン統括:川西 康之 + ICHIBANSEN / nextstations
サービス企画・プロデュース:岩佐 十良(株式会社自遊人・里山十帖)
料理監修:飯塚 隆太(REST AURANT Ryuzu オーナーシェフ)
       青木 孝夫(割烹 鶴来家 五代目主人)
車両製造:新潟トランシス株式会社
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/setsugekka/

 

 

http://www.tendo-mokko.co.jp/

 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2016.05.23)

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